<動くバスの中から撮りました。朝9時半の富士山、河口湖インター付近で>
もう富士山は食傷気味でしょうか?
前回の続編で、富士山裾野ぐるり一周第15回の記録です。ご興味のない方はどうぞパスしてくださいね。
先週快晴続きの日が多く、その一日が裾野ウォーク第15回に合致し、ラッキーでした。
前回のゴール富岳風穴から西湖いずみの湯(温泉)まで約7キロ、歩行時間3時間。
終日富士山の絶景を眺めながらの気持ちの良いウォーキングでした。
まず富岳風穴を見物した後、午前中は樹海の中の遊歩道を西湖いやしの里根場まで。
富岳風穴の詳細はまたまた横着をして、こちらをご覧下さい。→ 富岳風穴
<入り口>
お年寄り、子供にも安全と書いてありますが、私は暗いのが苦手。足元だけでなく頭上も要注意です!
3回も天井に頭をぶっつけてしまいました。最後の一撃はクラクラするほど。皆さんもお気をつけて(苦笑)。
樹海歩道は東海自然歩道に指定され、歩道沿いからもいくつかの自然の落とし穴が見えます。
これらは表面が固まった後、地中のガスが抜け出たガス孔の跡だそうです。
木漏れ日の青木が原の樹林帯は「自殺の名所」とはとても思えない明るい散策路です。
午前中のゴール「西湖いやしの里根場(ねん場)も心安らぐとても良いところでした。
昭和41年9月、連続して上陸した台風25~26号でこの地域は未曾有の大雨にあい、足和田村北側の十二ヶ岳、王岳の山腹が崩壊、土石流となってこの地域を襲い、多くの方が亡くなり、村は消滅状態となりました。
この根場地区はかって「兜造り」の茅葺屋根の民家が立ち並び、富士山を背景に日本の原風景とも言われる美しい集落であったそうです。
その風景を復元したのがこの「いやしの里根場」で、茅葺屋根の民家では様々な伝統工芸が実体験できます。
茅葺民家と富士山のコラボは、最高の被写体ですが、私の腕では上手く撮れません。
こちらで山梨名物「ほうとう」の昼食を頂き、午後のウォークスタートです。
午後は右手、西湖、対岸の紅葉台、三湖台、足和田山を仰ぎ見ながら、この日のゴール「いずみの湯」まで「湖北ビューライン」舗装道路を歩きます。車は頻繁に通りますが、西湖と富士山の美しさに心奪われ、車の往来は全く気になりません。
紅葉台、三湖台、五湖台、足和田山は数年前、雪山の練習に初めて軽アイゼンをつけ、歩いた山です。
その時三湖台から「樹海は怖い」というイメージのまま、青木が原樹海を見下ろしていたことを思い出しました。
西湖は海抜900m、面積2,1キロ、青木が原樹海に囲まれた静かな湖、別名「乙女の湖」と呼ばれています。
透明度が高く、淡い藍色をした神秘的な湖はその名に違わず、深く魅了されました。
西湖いやしの里根場とあわせて、またのんびり訪れてみたいところです。
最後にこの地図をご覧下さい!本当にぐるり一周でしょ?あと少し!