風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

北海道ツーリング2013 5日目 渓魚を求めて

2013-09-19 | 

9/19(木) 晴れ

夜、寒くて何度か目を覚ました。下着だけでシュラフに入っていたのだが失敗だったようだ。

身体は常に温めるのが健康への一歩だ。

ラーメンを食べているとシルバーのワンボックスカーが駐車場に停まった。

中から出てきた男性は大きなカメラを肩に乗せていた。

北海道テレビの人で冬がやってきた取材をしているとのことでインタビューされた。

ダウンを着てラーメンをすするキャンパーはテレビに映ったのであろうか。

昨夜大雪山に初雪が降ったそうで、ここぬかびら源泉郷の気温は3℃まで下がったとのことだった。

やはり昨夜は寒かったのだ。

 

今日は近くの川で釣りをするのだ。最初に向かったのは温泉街から近い林道沿いの川だ。

渓相はよかったが、流石にアクセスが良すぎるので全く魚がいる気配がない。

こんな時は川から少し離れて歩くのだ。地面近くの小さな秋に巡り会った。

苔むした切り株から新しい芽が出ていた。これから大きくなって行くかもしれない。

釣りはまったくダメダメなので次の川に向かった。

昨年、橋の上から魚影を見かけた芽登川だ。糠平から10kmほど東にあるポイントだ。

橋の上から覗くと澱みに一匹の魚が見えた。反対の河原からルアーを何度か投げ入れてヒットしたがバラしてしまった。

その後釣り上がったが、浅瀬ばかりで魚がいる気配がない。うーむ、渋い。

そしてやっと大場が現れた。

2投目で大きな魚が追いかけてきた。チャンスだ。落ち着いてキャストした。

来た!いい引きだ。バラさないよう慎重に魚を近くに寄せた。

ん?ニジマスだ。大きさは30cmほどであった。写真を撮ってさようなら、元気に深みに戻って行った。

上流は浅瀬が続くばかりなので、今日はもう釣りはやめよう。

釣りのあとは幌加の温泉に行ってみようと思っていたのだが、まだ11時前だし、昨夜はちょっと寒過ぎたので、テントを畳んで今日は上士幌の街にあるキャンプ場に移動しよう。

国設ぬかびら野営場に戻るとほとんどの人は旅立っていた。12時過ぎにキャンプ場を出て温泉に向かった。

 

お昼は三国峠PAにしようかとも思ったが、何度か前を通り過ぎて気になっていてた三股山荘に寄ってみた。

外も中も山荘と言う名前のとおりの佇まいであった。

頼んだのは畑のランチ、北海道産のソーセージやじゃがいものプレートだ。

程よく茹でられた新ジャガにバターと醤油を垂らして食べたら美味くて驚いた。

この山荘は母娘で切り盛りされている。愛想のよい女将さんと働き者の娘さん。

お釣りをもらうときに娘さんの指が絆創膏だらけであることに気づいた。

ここは良いレストランだ。また来よう。

 

おなかも満たされ、Uターンして幌加温泉に向かった。鹿の谷、"しかのたに"ではなく"かのや"と読むのだそうだ。

やってるんだかやってないんだかわからない佇まいだ。玄関に入っても誰も出て来ないのでロビーの先にある居間のような部屋に声をかけた。

温泉に入りたいのですがやってますかと訪ねると、露天は掃除が終わったばかりでまだお湯が溜まっていないけれど内湯は大丈夫とのことだった。

廊下の先に男女別の入り口があった。着ていたものを脱いで風呂場に入ると男女の入り口は違えども混浴であった。

客は僕だけであった。混浴とは知らなかったのでもしも女性がいたらかなりびっくりしたと思う。

正方形に近い大きな湯船が3つ並んでいた。どれも色の違うお湯のようだ。

壁には入り口近くから順番にナトリューム泉、鉄鉱泉、カルシューム線と書かれていた。

ナトリューム泉は熱過ぎて入れなかった。鉄鉱泉とカルシューム線はちょうど良く順番に入った。

野天は硫黄泉だそうだが、まだお湯はひざ程度でぬる過ぎたのでパスした。

風呂上がりに女将さんと話をした。この前来たとき、やってないかと思って帰っちゃいました、と要らないことを言ったら、こんなんでやってます、と応えてくれた。

温泉の種類が4つもあるのは源泉がすべて奇跡的に違うのだと教えてくれた。

ここは良い湯だ。また来よう。

 

幌加温泉から上士幌の街を目指した。途中音更川にかかる廃線の橋を眺めた。

 

上士幌航空公園キャンプ場は広大だ。どこにテントを張ればいいのだ?

もちろん好きな場所に張ればいいのだ。

 

野菜を食べよう。一番手はナスの生姜焼きだ。

二番手はモヤシとツナ缶の富士山炒めだ。

同じ上士幌でも糠平に比べるとここは暖かく、頭上には立派な蚊柱が出来ていた。

もちろん、長袖長ズボン、蚊取り線香に虫除けで防御だ。そして気温が下がって蚊が消える頃、上士幌産の豚でしゃぶしゃぶをした。

不覚にも腹いっぱいになってしまい、水につけたご飯は炊かずに明日の朝ご飯となった。

 

ご飯の片付けと歯磨きで水場に行くとひとりの男性がいろいろ作って食べていた。

彼は関西出身なのだけれど北海道に引越してちょっと経ち、軽自動車で冬になる頃まで旅に出たとのことだった。

彼のブログはコチラ。今読んだらなんか、日記といた場所が僕と違うけどまぁいいや。

 

今日の走行距離は118kmでした。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道ツーリング2013 4日目... | トップ | 北海道ツーリング2013 6日目... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もしかして… (ワカバ)
2013-10-10 14:36:27
ツーリングと言う名の、釣り紀行ですか?(笑)

渓流釣りは全くの無知ですが(他の釣りも無知だけれど)、
見えてる魚を狙うものなのですか?
だとすれば、かなり高度な技術をお持ちですね。

「見えてる魚は釣れん」

というのが定説です。


茹でたてのジャガイモのホクホク感が
ファインダーを通しても伝わってきます。
ハホハホしながら食べたのでしょうね。

堪らん。(笑)
返信する
釣りは (なお)
2013-10-10 21:57:22
ワカバさん、
なんちゃってな感じです。今回の釣りはこれでおしまいなのです。

遠くから魚を見かけたら、魚から見えないようなところから狙うんです。見えてる魚は向こうからも見えてるので釣れません。

ジャガイモはホクホクで美味しかったです。やった!と思いました。
返信する

コメントを投稿