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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

身近な猛禽 トビ

2012年12月19日 | 野鳥

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トビ(タカ科)

電柱に止まっていたトビの近くに、カラスが飛んできてトビにちょっかいを出しています。カラスの襲撃にあっていたトビの姿を何度か目撃していますのでどんな展開になるのか興味津々で様子を見ていると、トビは知らん顔で相手にしません。カラスはあっさりとあきらめて飛び去っていきました。

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トビはおもむろに周囲を見渡し、遠方を見つめています。


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餌を探しているのでしょうか?

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右に左へと180度首を回転させ、鋭いくちばしを見せ目を光らせています。

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突然、尾羽を振り上げ飛び立つのかと思いきや・・・?? カメラに向かって」ポーズ!

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すぐに元の体勢に戻り、猛禽らしい凛々しい表情を見せてくれました。

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再び四方を見渡し、東の方に向かって羽ばたいていきました。

トビの幼鳥でしょうか?「ピィーヒョロロロー」と鳴きながら大空を飛翔する姿や野外でお弁当をひろげていると急降下して食べものを襲うトビの獰猛な姿が焼き付いていましたが、猛々しい中にもつぶらな目や愛らしいポーズに親しみを感じました。


身近な野鳥

2012年12月18日 | 野鳥

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スズメ(ハタオリドリ科)

「チイチイパッパチイパッパ スズメの学校の先生は・・・」と歌声が聞こえてくるような賑やかさで群れを作って生活している幼鳥スズメ。

柿の実をついばんでいる様子はなく、止まり木としてやってきました。

*スズメは、繁殖期以外は一定のねぐらを作って群れで生活するものが多く、ねぐらに集まるのは幼鳥がほとんどのようです。


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スズメは、柿の実よりも落穂を好むようで、隊列を組んで一斉に落穂ひろいに夢中になっています。移動する様は茶色の帯が動いているようで圧巻です。


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ホオジロ(ホオジロ科)

つがいでしょうか?大空に向かって「一筆啓上ツカマツリソウロウ」と声高々にさえずっています。


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ミヤマホオジロ(ホオジロ科)

冠羽を立て、お腹が白く眉斑が黄色のミヤマホオジロも小群で行動、「チュリチュリ チチ」と早口でさえずりながら、ヤブの中へと逃げていきました。

雑木林はすっかり葉を落とし、全ての命の活動が休止しているかのように見える枯れ野ですが、山野の鳥たちは小さな体で精いっぱい活動し、命をつないでいるようです。


混群で行動する野鳥

2012年12月16日 | 野鳥

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シジュウカラ(シジュウカラ科)

頭が黒く、頬が白い、のどから胸、腹にかけて黒いネクタイをしたような帯のあるシジュウカラがやってきました。


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シジュウカラは、身をかがめて柿の実を食べ始めました。首の後ろの黄緑色の肩羽がかすかに見えています。

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雨覆と風切は、灰青色で体の下の方は白っぽく、仲間と共に「ツピツピ  ツツピーツツピー」とさえずっています。


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エナガ(エナガ科)

こちらにはエナガが、 頭は白く、眉斑は黒くて、その黒い部分が背中まで伸びています。


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白っぽい小さな体に長い尾、「ジュリジュリ チリリリ」とさえずりながらシジュウカラの群れに混じって行動していました。

危険を察知したのか一羽のシジュウカラが飛び立つと次々と後を追う鳥たち、混群で行動することで敵から身を守っているようです。


渡り鳥の代表 ツグミ

2012年12月15日 | 野鳥

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ツグミ(ツグミ科)

繁殖地であるシベリアから、大群で渡ってきた冬鳥の代表、ツグミが柿の実を食べにやってきました。群れを解いて一羽で生活しているようです。

全体的には褐色で、翼は茶褐色、眉斑と頬は白っぽい。


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地上をピョンピョン跳ね歩いては立ち止まり胸を張るかわいい姿や、昆虫などの餌を食べているツグミをよく見かけますが、木の実も大好きなようで、首を伸ばして柿をついばんでいます。


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喉は白く、胸、腹、脇は褐色で白い羽腺があり、ツグミ斑と言われるウロコ模様が見えます。


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警戒心が強く、左右を見回しながらの食餌行動です。動作が愛らしいですね。


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柿を食べ初めてから約2分、まだ食べ残しの柿が見えますが、飛び立つ姿勢に移っています。

長旅をして渡ってきたツグミが、春に北へ帰るまでの約半年、里山を舞台に様々なしぐさを見せてくれることでしょう。


冬鳥のシロハラがやってきました

2012年12月14日 | 野鳥

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シロハラ(ツグミ科)

お腹が白く、頭が灰褐色で背中が茶褐色の冬鳥。

高木で収穫できずに残した、柿の実を食べにシロハラがやってきました。

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警戒心が強く、人の気配を感じると「キョキョキョ」とけたたましく鳴きながらすぐに常緑の杉の茂みに隠れてしまいます。飛び立つと尾の両側にある白斑が白く目立ちます。


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くちばしの付け根は黄色く、柿の実をついばんだ口元はオレンジ色に見えます。

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お腹全体が白っぽく、逆V字の模様がありますが、残念ながら私の撮影の腕ではとらえることができません。

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シロハラは、絶えず周りを警戒して首を動かしながら食餌行動をしていますが、シロハラの右下の方では、ヒヨドリ(農家にとっては害鳥)がずっと同じ姿勢でひたすら柿の実を食べています。

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シロハラが細い枝先で揺れる柿の実をついばむ、曲芸まがいの行動を見せてくれました。

昨日は、冬枯れの林でガサ、ゴソと言う音に目を移すと、アカゲラが歩きながら葉っぱの下のミミズや草の種などをついばんでいました。林の中を歩くアカゲラも始めてみました。今年は餌が少ないのでしょうか?

アカゲラやシロハラ、その他様々な鳥たちが、今里山を賑わしています。