アカゲラ(キツツキ科)
「ドドドドドー」とドラミングの音、「コッコッコッ・・」木をつつく音、「キヨッ、キヨッ、キヨッ」と鳴きながら谷を渡る音に毎年アカゲラの存在を確認していましたが、今冬は里地で柿の実を食べているアカゲラに初めて会いました。
頭はまげを結ったように真っ黒で、嘴も黒くアカゲラの成鳥です。
身体を平行にして、夢中で熟した柿の実をついばんでいます。
時々頭をあげて左右を見渡し、警戒しながらの食餌行動です。
顎線がはっきりと見え、下腹部から尾にかけては柿色と同じくらい赤く染まっています。
止まり木からは離れないものの、上半身を絶え間なく動かし警戒しながら、熟し柿を美味しそうについばんでいました。
キツツキ類は、野にいる昆虫や枯れ木の中の虫を好んで食べると思っていましたが、木の実を採食するとは意外でした。柿の実を食べに来たアカゲラとの初めての出会いです。