早朝、毎日のようにやってくるニホンリスの可愛いしぐさに魅せられ、午前6時、裏庭に出てクルミの木を見上げると枝下ろしをした切り株で、食餌をしていました。前足でクルミを抱え、クルミの中心線に沿って歯で切り込んでいます。数分この状態でしたが、気配を感じたのか移動し始め、地上に降りてきました。
下りてきたリスはどういう訳か、川に渡した一本橋の上で、引き続きクルミを割る作業を続けています。橋の上にはくるみの殻を削った細かいクズが散らばっています。
削り終えたクルミが2つに割れ、中身を食べ始めました。半分に割ったクルミのもう一つも下に抱えています。食べ終わると橋の上から殻をころがし、もう半分のクルミの実を上手に食べていました。
高所の木の枝でも、別のリスが食餌をしていました。
昨日は、食餌が終わった3匹のリスが、くるみの木の幹を上り下りしたり、縦横無尽に枝に飛び移り追いかけっこをしていました。とかと思うと地上に降りて川べりや草むらを走り回ったりと、一段と活発な行動を見せてくれました。無邪気な動きは小リスなのでしょうか?
ネズミの食痕と対照的に、きれいに2つに割るリスのクルミの食べ方は、感動的です。
森の中に住み、生き物の生態系を維持するために大切な役割を果たしているニホンリスの生息環境を守っていきたいと思います。