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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

冒険・川遊び

2012年09月09日 | 綾里っ子

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白露(9/7)も過ぎた土曜日の昼に、リュックを背負って1年生のタクト君と3年生のユウト君、キョウセイ君がやってきました。キョウセイ君がリーダーになり、裏山の川の秘密基地で冒険遊びをしたいので、一緒に行ってほしいと、目を輝かせていました。裏山に行くときは、大人か上級生(5~6年生)が必ず付くことを約束していたので、彼らは私たちと一緒に行きたいと思ったようです。

9月とはいえ、日中は30度を越す猛暑ですが山の中は涼しいので2時間ぐらいの約束で山に入りました。目的地の水場(秘密基地)に到着すると、荷物を丸木橋の上において上半身裸になり、早速手作りの舟で遊び始めました。

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今年は雨が少なく、彼らの目的地の水辺で舟を浮かべられるかどうか心配でしたが、沢の水は枯れることなく、水量はどうにかありました。3年生の二人はひたすら手作り舟で遊んでいましたが、一年生のタクト君は生き物探しに熱中しています。

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舟遊びから、今度は川上り探険、その前に自分たちで祀った石仏に手を合わせ安全を祈っています。普段の家庭での生活習慣が遊びにも現れるのでしょうか?

3人でわいわい言いながら上流へとじゃぶじゃぶ歩いていきました。

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上流探険から戻ってくると、今度は、水辺でサワガニやヤゴなどの水生昆虫探しを始めたようです。

子どもたちの遊びは絶えることなく、次から次へと変化していきます。

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タクト君が何やら捕まえたようです。イモリのような生きものですが、私に聞きにきました。何と!トウホクサンショウウオでした。「ワーすごい!よく見つけたね。」というと「持って帰って、飼いたい!」と言いだし、「育てるの難しいから逃がしてあげようよ!」というとしぶしぶ川に放してやりました。

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子どもたちと一緒になって私も川底を覗いていると、ふっくらとしたお腹の大きなサワガニが目に入り、捕まえてひっくり返すと、子ガニがぞろぞろと這い出してきました。こんな光景を見るのは初めてです。サワガニの雌は卵から孵った子ガニをしばらく抱きかかえて子育てをしているのだそうです。

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その後、3人は「いけす」を川べりに造り、捕まえた生きもの(トウホクサンショウウオ、サワガニ、ミズカマキリ、ヤゴなど)を放して、遊んでいました。

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川遊びも終盤になったころ、子どもたちが第2の秘密基地と名づけた場所に移動、するとキョウセイ君が「ワー キラキラしてきれい!」と自ら設置した丸太椅子に座り、夕日に反射した水面の輝きに歓声を上げていました。タクト君とユウト君も時間や日差しによって変わる自然の変化に驚いた様子でした。

北国の夏休みは短く(~8/19まで)、二学期は陸上記録会、マラソン大会、学習発表会など行事が続き、放課後はそれらの練習があるため、平日はつむぎの家に遊びに来る時間がとれないようです。が昨日は土曜日、久しぶりに遊びにやって来ました。。里山の自然に抱かれ、大自然と戯れ、小石で小川をせき止め、水辺を造り、舟を浮かべ、生き物探しをし、川の上・下流を冒険したりと、次から次へと遊びを創りだしています。また、そんな中で、遊びを通して自然の美しさに感動している姿をみると、私たちの心も安らぎます。