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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

ブログ立ち上げ、3周年目を迎えました

2012年09月17日 | 里山風景

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つむぎの家から眺めた今の風景。中央にそびえる山は、綾里富士。

農作業の手を休め、腰を伸ばしてふと顔を上げると、綾里富士が里地・里山を見下ろしています。

四季折々に表情を変えながら、里山の再生を応援しているようです。

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つむぎの家の田んぼ。

稲穂が黄金色に実り、稲の収穫期を迎えていす。

厳しい暑さと干ばつ、スズメやカワラヒワなどの集団食害に悩まされながらも、無農薬栽培で順調に育ちました。

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氏神様下のソバ畑。

ソバには5色の色があると言われています。花は白、茎は赤、葉は緑、根は黄色、実は黒と、今、ソバ畑では白い花が黒い実をつけ始めました。

稲刈りが終わるころには、ソバの実が熟し、ソバの収穫が終わるころには、柿の実が色づき、収穫の秋から冬支度へと、季節は、巡りめぐってきます。

~ブログ立ち上げ、3周年目を迎えました~ 皆々様に感謝申し上げます。

定年と共に実家で田舎暮らしを始めて3か月目に、「大小迫 つむぎの家」を立ち上げました。つむぎの家立ち上げの目的は、ライフワークとして、「里山の自然環境を活かし、人と人、人と自然をつなぎ、つないだものをつむいでいく」活動をしていきたいという思いからです。

当時は、長年放置された実家の里地・里山は荒れ放題で、何を、どこからどのように手を付けたらよいのか分からない状態でした。そんな時に、林野庁の「森林づくり国民運動」の助成制度を知り、里山再生に向けての取り組みについて申請をし、幸運にも採択されました。Uターンして4か月目の8月から翌年1月までの半年間の活動です。そこで、9月半ばにはブログを立ち上げ、里山暮らしの情報発信のスタートを切りました。そして、助成金を元手に、母屋を中心とした3haほどの里山の整備事業を行い、里山の資源を生かした活動の基礎づくりをいたしました。

里山の整備事業を終えた40日後に、東日本大震災に遭遇しました。すべてのライフラインが遮断し、陸の孤島となりましたが、母屋を中心とした里地・里山が、被災者の水の供給や避難場所として大いに役立ちました。震災時は、通信手段が断たれ、ブログを書くことはできませんでしたが、東京に住む娘が代わって、情報を発信してくれ、たくさんの方々から励ましのメッセージやご支援を頂きました。そして震災から約2か月後に電源が回復し、ブログを再開することができました。

震災を機に、被災した近くの綾里小学校の学校菜園や学校田としてつむぎの家の圃場を開放し、地域の子どもたちとのふれあいの場が広がりました。そこで自然情報に加えて震災情報や復興に向けての情報も発信してまいりました。

今後も里山の自然と共にある暮らしを通して、自然の移り変わりや動植物との出会い、つむぎの家での体験学習や里山で遊ぶ子供たちの様子、震災復興の様子などを綴ってまいります。

つむぎの家のブログ誕生から丸2年が経ち、3年目に入りました。これまでつむぎの家のブログに立ち寄ってくださった方々に心より感謝申し上げます。動植物の間違った同定についてもご指摘いただき、嬉しく思います。

これからも有機農業に取り組みながら、さまざまな生き物で賑わう里地・里山の再生をめざし、自然に寄り添った里山暮らしについて発信してまいります。

引き続き、ご意見、ご感想、つぶやき等をお寄せいただきたいと思います。