大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

こんどは、お弁当持参で2年生がやって来た

2012年09月10日 | 綾里っ子

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昨日の日曜は、2年生の3人組が、お弁当や水筒そして飼育ケースを持ってつむぎの家にやって来ました。

残暑は厳しく、日差しの強い日中は、子どもたちにとって長い時間、外で遊ぶには大変な気候ですが、昨日は幸いにも曇り空が続いており、綾里っ子たちは、クルミの木の下にゴザを広げ、その上に荷物を置くと、早速、飼育ケースを片手にため池に走っていきました。

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ため池を囲む草むらでは、バッタやコオロギ、イナゴなどがビョンピョン飛び跳ねており、ため池には、ミズカマキリやイモリ、マツモムシや水の上を歩くハシリグモなどがいて、子どもたちは秋の生き物たちの賑わいを感じようです。

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すぐに池に入り、素手でイモリやミズカマキリを捕まえ始めました。そのうち、水が濁ってしまい、今度はたもですくい上げて、生きもの探しに切り替えたようです。

子どもたちに、数日前に池にドジョウを放した話をすると、目の色を変えて、泥ごとすくい上げ必死でドジョウ探しを始めましたが、すばしっこいドジョウは、子どもたちにはなかなか捕まえられません。

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ケイスケ君がお腹が緑色のヤゴを捕まえました。成熟前のヤゴは、緑色をしているものなのか、それともアオミドロやアオモの中にいたので緑色なのか分かりませんが、私も初めてです。この後に捕まえたオニヤンマのヤゴもやはり緑色でした。

子どもたちが池で遊んでいる間、私は草ぼうぼうの池の周りを手刈りしながら子どもたちの様子を見ていました。そこに交尾したイトトンボが産卵にやってきて、それを見たレイ君は「痩せてていいなあ!、僕も痩せたいなあ!」とか卵を産む昆虫を人に重ね「人も卵からぽかーって生まれると思った」等と楽しい会話をしていました。

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12時のチャイムを待たず、3人はお弁当をひろげ食べ始めました。曇天とはいえ、30度近い蒸し暑さの中、のどが渇いていたようで、持参の水筒はたちまち空っぽになり、つむぎの家から水分の補給を受けて、お母さんが作ってくれたお弁当をひろげてご満悦の様子。

レイ君の水筒の飲み物をこっそり飲んでいたヨウ君は、悪いと思ったのか、食べきれないおかずを、レイ君やケイスケ君にあげたり、ケイスケ君は食後のお菓子を二人にあげたりと、仲良し三人組の昼食は楽しそうでした。

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午後は、大きい方のため池で 遊び始めました。私は子どもたちの声を聴きながら畑で作業をしていました。すると「千田さ~ん、この虫なあに?足が6本あるんだけど・・・」とケイスケ君の声。

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ケイスケ君の手のひらを覗いてみると、カワトンボのヤゴでした。

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一方、ヨウ君は卵から孵ったばかりイモリの赤ちゃんを捕まえ、手のひらでうごめく姿に、「かわいい!!」と皆で顔を合わせて見入っています。

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いつの間にか池で遊んでいた子どもたちの姿が見えなくなり、どこに行ったんだろうと探してみると、つむぎの家の前の庭で遊んでいました。池で捕まえた大きなアカガエルを庭に放し、蛙飛びのまねをしたり、飛び跳ねるアカガエルを追いかけ網で捕まえたりとカエルには少し酷な遊びでしたが、これも生き物に親しむ一つと目をつむりました。

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その後は、花に集まるキアゲハやクロアゲハ、トンボなどを追いかけて庭園を駆け巡っていました。レイ君とヨウ君は、午後はそろばん塾があるので1時半までには帰らなければ、と言いながら、遊びに夢中になって時間を忘れていたようです。

午後の1時半になって、レイ君のお母さんが車で迎えにやって来るまで、目いっぱい自然の中で遊びを満喫していたようです。すぐさま三人で、ゴザをたたんだり、リュックに荷物を入れたりと、皆で片付けをして帰っていきました。