イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

SUSHI MUTFAK CALISMASI(寿司講習会)

2011-05-24 09:52:26 | JIKAD・トルコにおける日本年

今年はずいぶんゆっくりと春を楽しむことができましたが、ついにイズミルにも本格的な夏が到来したようです。窓から見える真っ青な空と海は爽やかですが、ひとたび外へ出ると強烈な日差しがジリジリと痛いほどです。

 KIKKOMANのお醤油と料理本。

先日JIKAD(日本イズミル文化交流協会)主催で「主婦から教わる寿司」と言うテーマで寿司講習会が行われました。トルコでも簡単に手に入る材料を使って海苔巻きと手巻き寿司を作りましょうというもの。私、ジャポンゲリン(日本人嫁)友達のYさんと二人で日本人主婦代表?を務めてまいりました。

 前日の地元紙でも紹介されました。

参加者は総勢22名。20名の参加者を見込んで準備していたのでまあぴったりと言ったところ。会場は私もお気に入りで時々出かける「KIRCICEGI」と言うレストランが土曜日の午後、自由に使ってくださいと快く会場を提供して下さいました。もちろん営業中ですが、お客さんはこの季節は外のテーブルを好まれると言うこともあり、私達は広々とした室内の客席を自由に使わせてもらいました。

テーブルセッティングや、あれを貸して、これを貸して、と言う注文にも働く方たちが快く助けてくれました。またJIKADの活動をチェックしていると言うトルコのKIKKOMANからは「私達も協力したいので」と醤油と醤油を使ったお料理本を送っていただきました。

寿司飯の分量や具は何にするかを決める為、あらかじめYさんと予行演習もしました。米酢は、トルコでも業務用のスーパーなどで中国製のものが手に入りますが、評判はあまり・・・。私達はトルコで使われている葡萄酢とりんご酢を両方試してみました。りんご酢の方が爽やかで見た目も色が薄いので適しているように思われましたが、実際に寿司飯にしてみると葡萄酢の方が日本の合わせ酢を使ったものに近いように感じました。

 

当日は、卵焼き卵20個分と寿司飯24合を準備しました。具はきゅうり、カニカマ、卵、ツナ、サーモン。寿司飯は一人分ずつ、具はそのまま置いて参加者にそれぞれ好きなように切って使ってもらいました。当日幕があけるまで、憂鬱で憂鬱で早く終わってしまえとばかり考えていましたが、いざ始まってみると楽しく和気藹々の雰囲気の中であっという間の2時間でした。

 おでこのきゅうりは何のため?

 誰にもって帰るの?と聞いたら「アンネ(お母さん)!」と即答。

食には保守的なトルコ人ですが、やっぱり何かしら日本に興味を持っている人たちばかりだし、自分で作ったものが美味しくないわけがありません。たどたどしいけれども箸を使って食べていました。だいたい手先が器用なトルコ人、ほとんどの人は初めての「まきす」体験とは思えない出来栄えです。

 

几帳面にすしを並べてその上には生姜をセット。

KIRCICEGIの店長も興味津々で私たちの周りをちょろちょろしているのですが、ついに「ノリは絶対に食べられないけれども作らせて欲しい」とレストランで使っている「ラバシュ」と言う小麦粉で作ったトルティーヤの様なものを持ってきてさっさと作ってしまいました。

これを食べてみると意外にも?寿司飯や具にも合ってなかなか美味しいのです。海苔に拒否反応があるトルコ人にはこんなお寿司もいいかもしれませんね。

最後にJIKAD会長のARZUさんからプレゼントを頂いたのですが、家に帰ってから添えられていたメッセージを見てホロリ・・・。

 

 

寿司講習会のポスター。

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