先日の「母の日」、またまたいつもの通りアンネ(義母)を連れてチェシュメアルトゥに住むテイゼ(夫の叔母)夫婦の家でKAHVALTIでした。行く前にアナアンネ(夫の祖母)のお墓参りも忘れずに。
姪っ子ビルテンが先日近くのマーケットで行われた「子供の日絵画コンテスト」に応募して見事2位に入賞。その絵が掲載されたカタログを持っての記念撮影。
エリフの方とは言えば、私がいつもカメラを持ってパチパチしているのを見ていたのかカメラマン気取り、ポーズも決まっています。このカチューシャ(って言いますか?)のつけ方も笑っちゃうけどエリフなりのこだわりです。
帰り道に寄った墓地の入り口で毎日たっているパザル(市)、カーネーションがやっぱり一番人気、大きな束が3TL(約180円)とお買い得で珍しく夫もアンネとテイゼにプレゼントをしていました。
今はエンギナル(アーティチョーク)が旬も旬!このパザルの周りはエンギナル畑がいっぱいなので、畑の入り口に販売台を置いてまさに産地直結で売っている人たちもいました。ここはいつも行くパザルとは一味違って葉っぱ類や花、地元でとれる珍しい野菜をたくさん売っています。楽しくてついつい写真をたくさん写したくなるのです。
ついたままの花もまだ新鮮なズッキーニ。
エンギナルをむいてきれいにしたものも少し割高な値段で売っています。
エンギナルを買うつもりで訪れたのですが、そこで見かけたのがこの不思議な物体、何でしょう。
葉の部分も白い部分も食べられます。白い部分はスカスカのするめのような食感、なんじゃそれ?
トルコ語でSEVKETIBOSTAN(シェヴケティボスタン)と言います。地元のパザルでもたまに見かけますが、せいぜい1つの洗面器で売っているくらい。大量にとれるものでもないのでしょうか。名前は知っていたけれど、どうやって料理すればいいのかわからないし、いったいどのくらい買えばいいのかもわかりません。そして値段も牛肉並みに高いのです。この日はこんなに大量に売っていたのでエンギナル屋のおじさんにどうやって調理するのか聞いてみました。茹でてオリーブオイルとレモンでさっぱりサラダ、もしくは羊肉と一緒に煮込むそうです。茹で汁は捨てずに飲むといいとも教えてくれました。肝臓がきれいになるし、腸の働きもよくなるのだそうです。そして肝心のお値段もここでは鶏肉並だったのでプチ「キヨブタ(ご存知ですか?“清水の舞台から飛び降りる”の短縮形だそうです、今朝日本の父から教えてもらいました)」で少しだけ買ってみました。
羊肉を買ってきて翌日の夕飯は早速エンギナルとSEVKETIBOSTANの饗宴でした。
エンギナルは、ドルマ(ピラフ詰め)用と言ったらおじさんがトラックから新しいのを出してきてくれたのですが、これがもう絶品。葉の部分は歯でしごきながら食べるのですが、食べちゃうのが惜しいと思うほど…無言で食べつくしました。
SEVKETIBOSTANのお味の方は…なんだかよくわかりませんでした。食べたことがないので私が作ったものが果たして正しい味なのかどうか?つまり特に絶賛するような味ではなかったと言うことでしょうか。もう1回レモン風味のサラダにしてみたいとは思っているけれど、私にとってのエンギナルのようにこれを食べるために春を待ち焦がれるほどのものではないかな?と言う感想です。美味しい食べ方をご存知の方ぜひ教えて下さい~!
《追記》
SEVKETIBOSTANのラテン名「Cnicus benedictus」で検索してみたら
日本名は「サントリソウ」とありました。
写真等の説明が都立薬用植物園のHPにあります。
→ http://www5f.biglobe.ne.jp/~homepagehide3/torituyakuyou/sagyou/thm_yakuyou_sa.html
アナアンネのお墓にもお花を供えて・・・。
☆現在のイズミル☆