イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

2008年クムル便り

2008-04-13 22:03:43 | クムル

3月31日、雛が孵った後の満足そうなクムルカップル。お気に入りの1枚です。

我が家へやってくるクムルカップル、去年はベランダに巣作りをし2回も卵を産みました。卵を温め雛が孵り巣立つ日まで楽しませてもらい幸せをわけてもらったと同時にはらはらどきどきもさせられました。最初に巣から飛び立ったクムルの最期にはずいぶんと悲しい思いもしました。今年は2月頃から巣作りの気配を見せ始めたクムルたち。また悲しい思いはしたくないと網を張ったり棒を置いたり何回も拒否の姿勢を示しましたがそれでも諦めず何回でも巣にする為の枝葉を拾ってきてどんな狭いところでも入ろうとがんばっていました。最後には夫が根負けして去年と同じ場所に木箱を置いてやりました。最初はそこが気に入らない様子で最初に自分達が選んだ場所にあくまでも巣を作りたがっていましたがそこへ作られると洗濯物を干したりするのに支障をきたす為に断固許可をしませんでした。



そんなことを2ヶ月ほど繰り返した末に3月18日ついに卵が生まれました。24時間夫婦で協力しながら卵を温める姿には本当に胸打たれます。昼間は父クムルが夕方から朝まで母はクムルが温め続けていました。


見えますか?卵の右側にもしゃもしゃで黄色いクムルの雛。

私の計算では4月2日に孵化すると思っていたのですが、3月31日には1羽目が誕生しました。黄色くて小さくてひよこみたいです。去年はほぼ同時に2羽とも生まれていましたが、今年は2番目がいっこうに生まれません。親鳥も去年は生まれた後は巣を離れミルクをやる時のみ巣に帰ってきていましたが今年はそれ以降も24時間体制でずっと残りの卵を温め続けていました。


4月3日。赤ちゃんクムルと一緒に卵を抱いています。


4月5日。まだ諦めません。

でも結局残念ながら生まれることはありませんでした。親鳥も1週間過ぎた時点で諦めた様です。言葉のないクムルがどうやって夫婦で諦めたことを了解しあっているのか、交代の時間をどうやって決め合っているのか不思議でなりません。でも神様が作り出したものの素晴らしさを改めて実感させてもらっています。




4月6日。この日に親鳥は巣を離れました。でも雛君は兄弟を待っているかのよう。








4月8日。ミルクをやっている様子。

最近では、親クムルはミルクをやるふりをして雛を立ち上がらせたり翼をパタパタさせる練習をさせているように見えます。雛鳥も一人で(?)いる時には一丁前に翼を広げたり身繕いをするようなしぐさを見せて笑ってしまいます。上のミルクをやっている写真や下のビデオは父クムルだと思われます。母クムルは臆病で餌をねだりに来ますが、決して私を近づけないし私が見ているとミルクをやるのもやめてしまいます。父クムルはそばにいても平気、卵を温めていた時期も私が写真を写していると卵の上に座らずに待っていてくれました(気のせい?)。



上の写真は今日写しました。ずいぶん大きくなりました。顔もしっかりしてきました(すっかり親ばか状態です)。この写真で見る限り卵が見えません。生れなかった卵はどうするのだろうと思っているのですが…。そろそろ巣立ちの時期が近づいています。無事に巣立ってくれることを神様仏様、八百万全ての神様にお祈りします。



クムルがミルクをやっている様子です。これも父クムルだから撮らせてくれました。








こちら人間のエリフも大きくなりました。
               






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