こんな海を眺めながらのドライブもイズミルならではの楽しみ。
トルコ語で朝食のことをKAHVALTI(カフヴァルトゥ)と言いますが、この言葉はただ朝いただく食事のことをさすだけではなく一日中いつ食べてもパンとチャイ、チーズやオリーブだけでの軽い食事のことを総称するようです。だから何となくおなかがすいたけれどご飯を作るのはちょっとね、と言う時など「じゃあKAHVALTIにしようか」となることも。
青空が広がって空気がきれいで…そんな爽やかな休日にはベランダでKAHVALTIをしている家族もたくさん見られるイズミル、少し車を走らせれば海を見ながらオープンビュッフェのKAHVALTIや芝生の上でのKAHVALTIを売り物にしているレストランもたくさんあります。
オレンジ畑の中のこのゲートが目印です。
私達のお気に入りはイズミルから景色の良い海岸通を西へ30キロ弱、GUZEL BAHCE(ギュゼルバフチェ=美しい庭)と言う町にある「GIZLI BAHCE」と言うレストラン。ここは今の家に引っ越した翌日、引越しのお祝いに、そしてその疲れを癒す為にKAHVALTIを食べに来た場所です。
海岸通を一つ横道に入るともうそこは一面のオレンジ畑になります。そしてそのオレンジの木々の間に見える庭が「GIZLI BAHCE」です。樹齢100年以上の松の木やスズカケの木、テーブルの上にかけてあるクロスにはここにある何種類もの木とその名前がデザインされています。
それらの木陰に座っていただくKAHVALTIはどんなフルコースのご馳走よりも美味しくて全てが身体にも心にも栄養となって染み渡っていくようです。
この建物でアタトュルク(トルコ共和国の初代大統領)がチャイとコーヒーを飲んだと言われているそうです。
オリーブオイルのかかったトマトやキュウリ、村で作られた白チーズ色々、そして忘れてならないのはBAL KAYMAK(バルカイマク)と言って牛乳の脂肪分に蜂蜜をかけたもの、これがあるといくらでもパンが食べられてしまいます。
これがBALKAYMAK!
お庭には池があってアヒルが泳いでいたり、馬がいたり、生まれたての仔犬がじゃれあっていたりとここにいたらストレスなんてあったの?と言う気分になるのです。
いつの間にかすっかりお姉さんぽくなってしまったビルテン
☆現在のイズミル☆