--いま、なぜこの悪質な組織の欺瞞性を問題にするか--
創価学会・公明党をブッた斬る 藤原弘達
…S60/10=1985年…〈日新報道〉¥1,000
------(P113)---(以下、本文)-------
7 創価学会は信徒団体に徹すべし
目に余る創価「株式会社」の肥大化
◆ 異常な創価学会の金銭感覚
創価学会の金権体質は、目的のためには手段を選ばない低劣な体質と、まさに表裏一体をなしている。金権体質と低劣なマキャベリズムは、創価学会流にいえば“一体不二”の関係だ。
創価学会系の企業、外郭団体として現在活動しているものは数十にのぼるが、その主なところを挙げると「日蓮正宗国際センター」(財団法人)、「創価大学」(学校法人)、「創価学園」(同)、「潮出版」(株式会社)、「第三文明社」(同)、「東西哲学書院」(同)、「鳳書院」(同)、「聖教新聞社」、「公明新聞」、「連合設計社」(株式会社)、「創造社」(同)、「富士白蓮社」(同)、「東洋物産」(同)、「扶桑警備保障」(同)等々がある。学校、出版、建設、葬儀社、警備会社……多岐にわたる。
ところで、これら企業の社長が池田大作を中心に集まる会に「社長会」(現在は「金剛会」?)というのがある。この「社長会」の記録をみると、至るところで池田が気炎をあげている。内部的な集まりだから、気炎はホンネだ。(『社長会全記録』「継命」編集部より)
創価学会系団体及び企業
① 「火災保険、健康保険等もやる。石油、石炭、この辺までやれば大丈夫だ。共産党は療養所を利用している。庶民と連携をもっているのが大専だ」
② 「今迄、謗法の作ったものを使っているのは、おかしい。もう十分儲けさせてやったよ。もういいよ。こちらで使う物は和合僧の集団が潤う様にしてゆこう。一連50円の儲けとしても、10年間に1,000万本としても5億だ。年間5,000万円だ、大きいよ」
③ 「熱海の土肥を大学研修所にしょう。4,000坪で四億円。全部で2万2千坪ある。山の上は買った方が良いので、六億円位かかる。私は秀吉だ、スケールが大きいんだよ。そこに金剛会で行こう。社長会のメンバーで無尽で別荘を作ろう。離ればなれに作ろう。霧島1,000千坪位は端坪だからあげるが、あれは遠いからここ(注・箱根)に別荘を作って3~4日泊りに行こう。政教分離だから構わない。見つめていればいい立場だからな」
④ 「民族が生きて行くのは大変だ。それは経済だ。いかにして勝つかだ。会の様に(注・学会のことか)綺麗事は云っていられないよ。満州の塩、撫順の炭鉱、中国の鉄、南洋の石油を絶対に押えよ、そうすれば5,000年位日本は大丈夫だ。アメリカや何かにお世話にならないで対抗出来るとおっしゃった。(注・戸田の言)まるで侵略だ。私はそれに対応して、豪州に移民せよといった。だんだんそうなった。中共貿易もどんどんやらねばならぬ」
⑤ 「今日は皆で歩こう(注・ホテル大倉での社長会のあと、階下のアーケードを歩いたとき、骨董屋の前で)。大分いい物がある。安い。水晶のかたまり500,000万、名古屋にあったあれは100万以上した。僕も気前がいいな(学会本部)」
目につくまま、ピックアップしたが、いかにも支配者然とした表情がみえる。
珠数を作ってるソロバン勘定、簡単に億単位の儲けを口にしているが、マーケットは、幸福の約束を信じる会員たちだ (②)。
戸田の言葉を引用しながら「まるで侵略だな」といいつつ、「私はそれに対応して、豪州に移民せよといった」と、自慢する (④)。
「霧島の1,000千坪くらいは端坪だからあげる」という時、御供養に励む信者、会員のことは脳裡にあるのか。倨傲とはこのこと、力ネまみれの成り上りである (③)。
----------(次回に、つづく)---------117