秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

京都の商店街

2006年05月06日 07時53分44秒 | Weblog
仕事柄全国を旅していますが、時間的にも観光する程の余裕
は余りございません。

夜の巷を徘徊する事も最近では少なくなっております。

ささやかな楽しみはホテル近辺の散策と、銭湯巡り。

ホテルの場所柄、駅近辺が多いのですが、近年商店街の寂れ方は
著しいものがありますな。

ほとんどのシャッターは閉じられたまま・・・。

ポツリとお店の明かりが見えると、「こんな所で商売なりたつんかいな」
と、親戚でも無いのに心配してしまいます。

特に、造船や鉄鋼で栄えた街ほどその傾向は顕著に思えますな。

もともと人の少ない街なれば、さほど寂しく思えないのですが・・・。
昼間は子供たちで賑やかな学校も、夜になると余計に寂寥感を感じるみたいな。

車社会になって、お買い物は駐車スペースのある郊外へ、という事で
しょうな。

NHKなど見ていると、商店街の復興に賭ける店主たち、なんて番組やって
います。

では、京都の商店街はどうでしょう。

もともと土地が狭いところだから、ゆったりした駐車スペースを
取れるほどの大型店舗は市内では、ほとんど不可能です。
少し北や南にいくとあることはありますが。

京都の商店街の有名所といえば、一番に上げられるのが錦市場。
ここは年末には必ずテレビに登場している横綱ですが、市民は本当に
ここに正月食材を買い求めに行くと思います?

錦の近所や、お金と暇のある人達は別として、ちゃんと近くの商店街で
皆さんお買い物してはります。

千本や西陣、他にも商店街はいあろいいろありますが、街ぐるみで
がんばってはるのが出町柳。

年末を除いて、もりあがりを見せるのが七夕の頃。
なんとなく学園祭を思い出させる雰囲気ですな。

この商店街の入り口付近の「ふたば」の豆大福は有名で、私も前を
通りかかって行列の無いときであれば、幾つか買い求めることがある(左党の
ワタクシが!)くらい、嫌味のない甘さです。

もうひとつ、紹介したいのが七条商店街。

ここは中央市場に近いこともあり、プロの料理人も食材を求めてやってきます。

かくゆう私は、この商店街を通って毎日幼稚園に通っておりました。

40年以上経た今でも、当時と変わらない店が営業を続けておられ(代は変わって
いると思うけど)嬉しいもんです。

力持ち食堂、朱常、魚定、皆幼稚園の同級生の家ですが、多分出会っても
お互い、わからんでしょうな。

このすぐ近くが、島原太夫で有名な廓街です。

ここは祖母とも深い関わりのある所ですが、この話はまた後日。

スーパーの買い物も便利ですが、たまには近くの商店街で買い物も
良いもんですョ。

そういえば、京都では鶏肉と牛豚肉の店は別ですが、皆さんの
街ではどうですか?(京都では鶏肉専門店を、かしわや、といっております。)

話変わりますが、焼き肉屋なんかで、亀田一家が飯食ってたら怖くて逃げ出すゾ。