HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

参観 その後

2008年02月19日 |  思いのまま

参観は、先生の考えで全員が当てられる、というものだった。
子供たちは【手を上げる】という行為自体が苦手らしく
耳の横にピン!と腕を立てる子供って、見た事がないくらい(^^;
発表した子に対して「わかりました」と、手を上げるということをしていた。
なるほど。
それにしても、みんな大きくなった・・・。

参観の後、懇談があった。
その中で、先生からここしばらくのクラスの様子を聞いた。
思春期の手前、少々友人関係でもめるお年頃。
特に、女の子は(苦笑)
へりくつ三女も、渦中にいたのだった。

帰宅して、とうとうと語り始める三女。
ワタシも経験してきていることとはいえ、
聞いていて、さぞかし辛かろうな・・と思った。
でも、こういったことは自分自身でなんとかしていくもの。
下手に口を出すことは、いけない。
そんな時期も、長引かずに収まった。

しかし、やっと落ち着いてきたワタシの古い感情を
呼び起こしてしまう出来事があった。

長女を、首謀者と一緒になっていじめていた子の弟妹が
三女と同級生なのだ。
もちろん、その下の子はうちにも遊びに来たことがあるし
友人関係としては、感情的には全く切り離している。
しかし、だ。

先生からのクラス報告を受けて、その母親はこうコメントした。

「うちは、子供に【モノは言いよう。その一言が相手を傷つけるときもあるし
 そうでないときもあるから気をつけな】って言ってます。
 上の子で経験しましたから、そう教えてます」

一瞬、耳を疑った。
取りようによっては、まったく言葉通り、正論だ。
しかし、よりによって自分の子がいじめていた子供の親の前で
よく そんな発言が出来たものだよ。
ワタシには、言葉通りには受け取れなかった。

「アンタの子が、そんな風に受け取って、勝手にいじめられたと思っていたのでしょう?」
と、受け取った。

そうよね。
ワタシがイジメ現場を注意したと伝えたとき、あなたは言ったわね。
【言っても聞かないの。思春期だから、しょうがないわ】って。
これが、有資格者の言葉だった。

この人もまた、首謀者の親と同様、知らないことがある。
「あれはイジメでした」と親子して謝りに来た人たちがいたことを。
それを言わなかったのは、その時点でその子達が同じ中学に上がっていたので
謝りに来た子が、いじめの対象になってしまうという懸念があったからだ。
何らかの形で聞いていたなら、余計、前述の発言は出来まい。

何度も言うようだけど
「いじめられる側にも、原因がある」なんて考えがなくならない限り
いじめは無くならない。
いじめと放火、無差別殺人は、人間における最も愚かで恥ずべき行為だからだ。
もっと自覚しよう、更に。
自戒の意味も込めて。
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