こんにちは。
今週末に、最後の新型コロナワクチン無料接種に行くYouです。
9月に罹患したので、まだ抗体はあるだろうけど、
重症化や後遺症は避けたいので。
ずっとモデルナでしたが、ここらでいっちょファイザー行っときます!(なんでや)
さて、ふと思い立って【さまよう刃】寺尾聰版を観てみた。
先にwowowの方を見ていたけど、改めて15年前の作品を見て思った。
監督や演出のせいかもしれないけど、最近のものは情報量が半端なく多い!
そして、1から10まで画とセリフで説明している!
あれはあれで良かったのだけど、15年前のそれは、静かで考える時間があった。
俳優の顔アップの時間が、かなり取られている。
その表情から、見ている側は様々な思いを感じ、紡いでゆくのだ。
もちろん、俳優の演技もそれなりを求められる。
静かな時間の中に、並々ならぬ思いが、溢れている。
行間を読む。
うまく言ったものだ。
見る側に解釈の余地を与えている、と思った。
“押し付けではない、芯は通っているけど、あなたの思うように解釈してみて。”
そう言っているようだった。
時代の流れか…wowow版の少年たちは、人間性など持ち合わせていない、
獣のように振る舞う人の形をした何かだった。
15年前の少年たちは、同じことをしていたけど、
死ぬ覚悟で銃を突きつける父親に、恐れ慄いていた。
この恐怖ひとつ取ってみても、全然違う。
ワタシは古い人間なのかもしれない。
でも、好きなのは15年前の作品の方だ。
静かで力強く、押し付けではない訴え。
慮る…そんな言葉が当てはまるような作品だった。
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