HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

世の中に”絶対”はない

2008年10月22日 |  子ども・親バカ
小6男子まさか!給食のパンで窒息
■千葉県船橋市立峰台小学校(末永啓二校長)で、6年生の男子児童(12)が給食のパンをのどに詰まらせ、窒息死していたことが21日、分かった。男子児童は17日午後0時45分頃、直径約10センチの円盤状のパンを食べてのどに詰まらせた。担任の女性教諭らが応急処置をして119番したが、搬送先の市内の病院で死亡が確認された。絶対安全なはずの学校給食で、何が起きたのか。■

このニュースを聞いたとき、まず最初に思ったこと
「早食い競争でもしていたのかな」
もちろん、亡くなった子の親御さんの気持ちを考えると、悲しく、
どこへぶつけようもない気持ちをお持ちだと思う。

蒟蒻畑による窒息死は、判断能力がほとんどない幼児に起こったことだから
それは身近な保護者の認識不足だと、思う。
しかし、この件は、小6にもなればある程度の判断は出来たであろうし
「パンをのどに詰まらせて死ぬ」などという事は思いもよらなかったであろうとはいえ
恐らく、不幸が重なっての出来事であったのではないかと、思う。

うちの子どもから聞く給食中の話でも、
・早く食べようと競争
・牛乳を飲んでいる時に笑わせる
・早く食べないと、昼休みに遊ぶ道具がなくなる
・ゆっくり食べていると先生に注意される(協調性重視)
など、あった。

余談だが、
私が子供の頃は、今の子供のように机を移動し、グループで喋りながら食べる、
なんてことは、なかった。
勉強するときと同様、整列した机に座ったまま、教師は教卓で向かい合いながら食べるといった感じだった。
静まり返った教室の中での給食、味気なかったけど、上に書いたような「遊び食べ」はなかった。
そのせいか、「事故」もなかったように思う。

話を戻して。
食べている時に笑わせる、といったことは結構あって
口の中のものを噴いてしまい、笑わせた子を含めてとんでもないこと(掃除)になった、という話は子供の数だけ、聞いた話だ(笑)
そんな、日常にある(であろう)ことが、最悪の事態になってしまったのではないか。

ただ、インタビューを受けた亡くなられた子の両親は
「早食い競争があったのか、なかったのかを知りたいだけ」
と言っていた気持ちは、本当だと思う。
自分の子の身にその時何が起こっていたのか、ということは私も知りたいと思う。

学校側は【責任問題】を恐れ、きっちりとした返答をしないのだろう。
きっちりと返答し、それを踏まえて訴訟を起こされたら、困るからだ。
学校のそういった及び腰は、よく使われる「モンスターペアレント」が作り上げたといってもいい。
常識の変な親が、学校に植え付けてしまった「逃げの体質」のせいで
そうではない親がまともな対応をしてもらえない、といった状況になっている。

そーんな環境の中で、お互いの信頼もへったくれもない中で
絶対なんてことは、存在しない。
存在するなら、それは自己保身における「絶対」だ。

「パンをほおばった時に注意したが、遅かった。その後、適切な対処をした。(絶対に)学校の対応に問題はない」と、現に校長は言っていた。

まぁね、対応した人間でなければわからないことだし、
だとしても絶対とは言い切れないだろうけどね。

悲しい事故ではあるけど、誰も悪くないように思う。
亡くなられた子の冥福を祈ります。
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