HITOMIのおくに(ちょこっと日記)

瞳にうつる たくさんのもの・・・日々を(出来れば面白く)書きたい、ちょこっと日記です。

環境と勉強と将来と

2006年06月28日 |  思いのまま
たまたま、奈良の事件の直前に似た感じの話を聞いた

もう5~6年前の話だったそうだが、たまたまその人の子が近所の小学校に通っている時、同じクラスにとてつもなく頭のいい子がいたそうだ。
特別、親が凄いわけでもなく(失礼!そう伺った)
特別な塾に入れているわけでもなく
何もしなくても成績がよく、たまたま友達が通っていた学●に行きたいと言い出し通わせたところ、そこの先生から「この子はすごいです!是非しかるべきところに行かせて、伸ばしてあげてください」と言われたという。

その後、全国から目指してくる某進学校(奈良の進学校を含む3強)に合格したそうだ。
彼は、本当に天才肌だったらしく そこいらの子と変わらないくらい普通の子供。
しかし、某進学校に入学後は彼も同じクラスにいる子の違いを見つけたらしい。
子供心に「変なヤツがいる」程度だったらしいが(苦笑)

その某進学校も親達に対して
「我が校は勉強だけをしてきた子供ばかりです。常識や心の面についてはご家庭でしっかりとお願いします」と 言ったそうだ。
天才肌の彼の夢は「東大に行って医者になる」ことだったそうだ。
実現していれば、今は目指す大学に入っている頃か。


小学生の子供が、自分で行きたい道を見つけ実現するためにまい進する、なんてことは ほぼ有り得ない。
子供の適正を見つけ、判断し、行くべき道を見つけるのは親だ。
しかし、親と言えども人間。
間違った判断をする事もあるだろう。
子育てって、本当に正しいものってないのだ。

うちの次女は、我が家において珍しく努力家で、我が子にしては今のところそこそこ勉強も出来ている。(ワタシ、底辺族なので・苦笑)
本人も”そこそこの学校に行きたい”と言ったこともあり、今は休む暇もなく塾通いだ。私たちも無理強いはしていないが、やはり期待をかけてしまっているところはあるのだろう。
次女は、正直キレかけている。
昨日の記事の話もあってのことだが、「しょうもないことを質問して、授業を潰すヤツがいる。そんな場所で勉強なんて出来ない!」と言い始め、母娘でじっくりと1時間ほどかけて話をした。

次女の本心はなんなのか。
私自身さぐるように。

そして、絡まった娘の心の糸を解くように
「キミが今 何のために頑張っているのか」を娘自身が導き出せるように。
あと半年もない期間を過ぎたとき、後悔をしないように。

これもまた、娘の負担になってしまうのかな。
娘を取り巻く環境も影響しているのかもしれない。
中学受験は皆無に近い環境だから(笑)


話は変わるが、夫の取引先に割りと親しくしている人がいる
その人は、某進学校出身だ。
一部上場の企業に勤め、学歴を見ても 素晴らしい!
しかし、クセのある変なヤツなんだそうだ(爆)←夫談
やっぱり人とはちょっと違うとか(^^;

その人の話を聞いても同じだ。
ただ、勉強だけをしていた。勉強だけをしていればよかった。
しかし、その人は挫折も経験したようだ。
某進学校に入れば、上には上がいた。
大学も東大以外は 落ちこぼれに等しい のだそうだ。
その人は一般的にはすごい大学の法科を出ている。それでもだ。


実は、勉強の出来ないワタシも親から「勉強だけしていればいい」といわれ続けていた(テニスに打ち込んでしまったが・笑)
そのため、女性らしい事は編み物縫い物以外、出来なかった。
結婚してから、何もできない事に落ち込んだ。
夫に責められたときは、自分だけではなく親をも責められた気がして 辛かった。

そんな経験を持つワタシがこれから娘たちに何を教えていけばよいのか、と今 自問自答を繰り返している。


コメント
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