なんでもアラカルト

エッセイ・イラストを対等に扱ったまったく新規な本の出版に関連する記事(Daily)

スパイクタイヤの威力とその限界、そしてトラブル回避

2012-01-25 07:50:07 | Weblog
昨日の今シーズン4回目となったフジテン行きは、スパイクタイヤの威力とその限界、そしてトラブル回避を知った一日となった。

周り一面銀色の景色を尻目に、富士山は素晴らしい姿を見せていた。
R246を順調に走り、冨士霊園の横を走る道路に入った途端、圧雪が続き、冬用タイヤを履いていない車は超スローで走っていた。
そんな中、我が愛車のマークⅡはスタッドレスタイヤの威力を如何なく発揮していた。

そして、いつもの難関である登り坂&ヘアピンカーブに差し掛かった。
前の車は、スタッドレスタイヤは履いていると思われたが、カーブを曲がりきったところで、スリップして立ち往生しているのを発見し、慌てて10m位手前で停止した。
その車は、二人乗車で、外に出て、タイヤチェーンを付ける準備を始めていた。

しかし、その場所はヘアピンカーブの丁度中間地点で、登りの角度も結構ついている状態なのだ。
ちょっとヤバイと思った通り、前の車をやり過ごし右車線に出ようとしても、微妙に車はスリップしてにっちもさっちも動きがとれなくなってしまった。

後ろを見ると後続の軽トラックがやはり5m位後方に止まっていた。

2台の車は、前のスリップしている車を眺めているしかなかった。
業を煮やした軽トラックは、そろそろと右車線に出て、上り坂を何とか通過して視界から消えた。

さて、ここは冷静になるしかない。
まずは、ヘアピンカーブの中央で、少しバックしながら車がスリップしない様に、左車線一杯に横向きに体制を整えた。
これは、スキーやスノボの静止状態と同じである。

そして、前方から車が来ないことを確認した後、右車線にそろそろと出て、その勢いで、止まらず一気に坂を上った。
先ほどの軽トラックの走行姿勢が脳裏に浮かんでいて、とても参考になった。
この状態で、ハンドルを切ったり、急アクセルは厳禁である。

とにかく、雪道では、上記二つの原則と共に、少しのスリップで焦ってブレーキを踏んで止まろうとしないで、走り続けることが大切なのである。
特に、上り坂で止まってしまうことは避けなければならない。

これだけ分かっていても、実際に前で停止している車を発見するとパニクってしまう。

フジテンでのスノボは、積雪は充分だったが、昨夜の20センチの重い降雪で、ゲレンデはちょっと膝には負担が大きすぎるコンディションであった。

数回のリフト乗車で、早々と、帰宅することにした。
上記ヘアピンカーブの、今度は下り坂が気になっていたが、雪はすっかり溶けて、何の問題も無くなっていた。

雪道走行の良い経験をした半日となった。
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