昨日、大相撲春場所が、コロナ禍大阪ではなく東京国技館で千秋楽を迎えた。
そこには、3つの復活劇が有った。
一つは、幕内最高優勝の照ノ富士で、ケガで大関を陥落して、序二段までランクを落としながらも、回復後両ひざにサポーターを巻きながら、一気に駆け上がってきた。
その復活劇は、目覚ましいものが有り、遂に今場所、3回目の幕内優勝を果たすとともに、来場所大関への復活をゆるぎないものとした。
そして、この進撃は、大関に留まらず、横綱を目指す勢いが有る。
特に、白鵬・鶴竜の毎場所の休場で、横綱不在が続いていただけに、この照ノ富士の横綱昇進を見てみたいものである。
二人目の復活劇は、今場所、幕下優勝を果たした、元三役の阿炎である。
昨年、コロナ禍、禁止されていた外食を破り、謹慎処分3場所を言い渡されていたが、流石実力者、幕下優勝を飾ったのである。
まあ、腐らずに精進したことが報われたのであろう!
そして、最後の3人目は十両優勝こそ逃したが、照ノ富士同様に膝のけがで、序二段まで落ちていた宇良の復活である。
こちらは、照ノ富士ほどの派手さを無いが、地道に復活を遂げながら、今場所十両で、優勝すれば一気に幕内に返り咲くはずであった。
それが、またまた、不運にも、中盤で足の筋肉を傷め、休場してしまった。
わあ、又もや幕下陥落かと思われたが、何と2日の休場(一つは不戦負け)で、優勝には1つの星の差で、10勝を挙げたのには、その心身共に再度復活させた凄さに頭が下がる思いである。
以上3名とも、それぞれ、幕内・十両・幕下とランクは異なるが、来場所以降、目が離せない活躍を期待したい。