子供の目線１

「なんアラ」通巻１２号では、３Ｄ特集と言う企画を組んだ。
そして３つの特徴を表紙に記載した。
「表紙ホログラム」・「パラパラ漫画」・「本文穴あき」の３つである。
以上は「なんアラ」本の印刷・製本上における新規性を目指したものである。

それに対して、「なんアラ」の本文内容に於いても、３Ｄを意識したものが存在する。
それは世代を超えた「なんアラ」の輪である。
つまり、親子・孫・曾孫と言った２世代、３世代、場合によっては４世代に亘っての交流をこの「なんアラ」で実現出来ることが年代的３Ｄと言えるのである。

今回のエッセイ執筆者であるＮＫさんには、自分の子供である中１，小５の短いエッセイと共に、対応するイラストを小２のお子さんに描画させ、家族４名の合作として、見開き２頁を完成させて戴いた。
この中には、親子愛・兄弟愛が滲み出ていて、とても素晴らしい内容となっている。
と同時に、親からの目線とは違った子供からの目線が生き生きと表現されていたと思う。

昨日、小学３年生になった我孫を連れて、まだ１メートルの積雪がある山梨県のふじてんリゾートに行き、今シーズン最後のスノボを楽しんできた。

そして、子供からの目線ではこの様に見えるのだ、子供の興味はこの様に広がっていくのだと言う経験を嫌と言うほど味わってきた。
スノボの腕前（否足前？）は着実に上がっていることは確かであるが、それ以上に、スノーリゾートで体験するさまざまな事象が、一つ一つ人間としての成長を促していることを肌で感じざるを得なかった。

カフェテラス内での、従業員さんとのちょっとした会話の中にも、小学生の孫としては、通常の学校生活では得られない貴重な体験をした様であるし、ましてや雪の上で、見知らぬ他人から親切に声をかけられたり、助けてもらった経験は一生涯忘れられないものになったと思う。

明日は、この様な子供の目線に関する具体的事象を記載するつもりである。
そして、世代を超えた「なんアラ」活動にどの様に応用していくかを考えてみたいと思う。