公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ついに「初対決」か

2006-04-15 06:38:04 | 競輪

ただいま行われている世界自転車選手権。

「テオ様」ことテオ・ボスがケイリンを制し、「まずは」一冠を達成した。

http://www.cyclingnews.com/track/2006/apr06/wtc06/?id=results/men_keirin

ボスは世界選ケイリン初制覇だが、まず「負けようがない」と思われているのがスプリント。

15日、そのスプリントの予選が行われるが、そのテオ・ボス打倒を目指すべく、2003年ジュニア世界選手権「ダブル」の北津留翼が国際大会に事実上初登場する。

北津留がジュニア世界選手権で2冠を達成した年に初めて、「テオ様」は国際競輪に参加したわけだが、そのときのボスは上下半身のバランスが悪くてフォームもぎこちなく、とても今のような驚愕の強さは感じなかった。

しかしその国際競輪に参加してからボスは「テオ様」へと変貌・・・

2004年の世界選手権、ボスはスプリント初優勝。一方、北津留はアジア選手権スプリントで稲垣裕之に敗れてオリンピックへの道が絶たれた。その後競輪学校入り。

北津留の夢破れたアテネ五輪。ボスはスプリントでライアン・ベイリーに惜しくも1-2で敗れて銀メダルとなったが、ベイリーは既に世界王者にも輝いていた実績者で、むしろボスがよく頑張った、という見方もされたもの。

しかしながら、ここからさらにボスはどんどん強くなり、昨年は1Kmタイムトライアル一本に世界選は照準を合わせて、アテネ五輪金メダリストの同種目のスペシャリストであるクリス・ホイを「ねじ伏せる」驚愕のタイムで優勝。一方、北津留は競輪学校の「生徒」であった。

ところが北京五輪から1KmTTが種目から外されるというニュースが飛び込んできてボスは1kmTTを事実上「捨てる」こととなり、今回はケイリン・スプリント・チームスプリントに挑んできた。

北津留は昨年12月のアジア選手権スプリントで優勝し、ワールドカップに一度も出場することもなく世界選手権初出場を決め、ついに「テオ様」と悲願の対決となる。

とはいっても直接対決できるとは考えにくいわけだが・・・

しかし、このボルドーの世界選をきっかけとして2人の対決は今後も続いていくものと思われる。一人は「大本命」、一人はあくまでも「新人」というのが今大会の「立場」。

それに2人ともまだまだ若いしね。北京のみならずロンドンででも対決が予想されるところ。いや。

ボスと雌雄を決するところまで行ってほしいんだよな。


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