犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

ハマウドは横野の海を思い出させる

2014-05-11 07:34:12 | 日記


 6時15分に犬の散歩に出掛ける。今日は日曜日。

 海岸道路を通って礫岩広場に行く。晴れて心地良い。東風がある。

 公園を通って海岸に向かう。浜へは降りず階段道路を南下する。

 礫岩広場に入る。東の崖からウグイスの囀りが聞こえる。一体、何時まで聞けるのだろう。夏山に登っていて、ウグイスの囀りを聞いた時、驚いたが納得もした。驚いたのは囀るのは春だけと思っていたからだ。納得したのはウグイスは春だけ生きているのではなく、四季を通じて生きているからだと思い至ったからだ。
 先まで行って戻って来たところで犬が急に坂を下り始めて海に出た。隣りでは釣りをしている人がいた。釣り具を持っていなければここには用はないが犬は辺りを嗅いでなかなか上がろうとしない。磯の香が高い。釣りの餌のにおいもするのかもしれない。

 崖の下を通って帰る。川にアメンボウがいた。これは空を飛んで来るからいて不思議はない。魚などはいないようだ。

 ハマウド、ダンチクが生えている所がある。サクラの葉のにおいがした。ハマウドは横野の海で見たのが初めてだった。その林の間の道を行って海に出た。海には泳ぎに行ったのだ。
 ジャガイモを植えている小さな畑がある。先端に花を付けていた。イギリスでジャガイモの栽培が盛んになったのはこの花の鑑賞の為だったというのは信じがたい程、地味で細やかな花である。

 公園に戻る。2匹のポメラニアンを連れた人と出会った。金網越しだったが、双方の犬とも鼻を寄せ合って嬉しそうだった。白い方も元気になったようで、寧ろ白の方が積極的にアプローチしてきた。

 7時5分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時10分に犬の散歩に出掛ける。

 甘夏の皮を用意していた。犬は庭のあちこちを歩き回った後、大体、外に出るような雰囲気になった時、甘夏の皮を落として犬に気付かせた。すぐに咥えるだろうと思ったが、犬は鼻を1度当てたきり通り過ぎた。
 この前、庭に捨ててあった甘夏と同じはずなのに。その時は散歩中、ずっとその甘夏の皮を咥えていて道端の物を食べる気配さえなかったのに。
 柳の下の泥鰌を狙って企んだのだが失敗だった。これから引き出せることは、犬は私をからかっているということだ。あの甘夏の皮も意味はなかったのだ。が、自分が植栽の中から探し出した以上、簡単に諦めるわけにはいかなかったのだ。
 人に心配をさせる、自分の意思を通すことを示す、素直より意地、負け惜しみを優先するのだ。この犬らしいと思った。演技をする犬である。嫌いではない。寧ろ個性があってこたえられない。こういう所に好悪が生じ感情が揺り動かされる。私の場合、だから、より好きになる。

 「国府調査の現状」という講演を聞きに行って家をしばらく空けていたが、帰ったら犬が大歓迎をしてくれた。散歩に出る前もいつものような狂騒状態にはならなかった。
 それで思い出したが、以前の飼い主が訪問に来てくれた後、しばらくは犬はとても行儀が良くなったような気がした。そうしているとまた良いことが起こると信じているようだった。

 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。浜辺のカフェの駐車場の横から浜へ下りる。中学生だろう、2人が寄って来て、可愛いと言ってくれた。噛みませんかとか触っていいですかと尋ねるので、絶対に噛みません、どうぞと言う。名前は。ラブです。おばあちゃんの家の犬もラブと言います。そう。2人は犬にもっと優しくしたそうに見えたが、犬は1人の顔を舐めたりしたがすぐに飽きたようで他所を向いている。

 浜を北に向かい川に至る。突堤に上がるが先へは行かなかった。先には釣り人がいた。海岸にも人がたくさん出ていた。神社の近くも人が集まっていた。そんなに多くはないが。

 5時5分前に帰着。