2022年(令和4年)9月30日(金)
朝6時頃、犬は横寝をしていた。それで起き上がられず無駄なあがきをしているように感じられた。すぐに起こすよと近付くと犬は尚、自分で起き上がろうとしてコツコツという音を立てた。足の骨がフローリングに当たる音のようだ。すぐにタオルを腰に巻いて起き上がらせる。
犬が午後長く寝ている。用足しに庭に出したいのだが、今、起こしてしばらくは準備運動をさせなければならないだろう。しかし、待っていると部屋で足すかもしれない。急いで外に出さねば。いつもこうやって気分が落ち着かなくなる。
犬はすぐに用を足すだろうと予測していたが、何しろもう数時間、動いていないからだが、犬は容易に私の予測を実現してくれなかった。太陽は西に少し傾いているとはいえ直射日光はまだまだ強烈で日陰を探す羽目になった。
庭をグズグズ歩く。犬は度々、しゃがみ込む。それを起こしてやる。これも運動になると昨日、獣医さんが言っていた。何回も起こす。
犬が小用を足す気配が見えないので前の道に出ることにする。門の脇に植えているベニカナメにスズメバチが来る。最初はコスズメバチだけだったが最近はオオスズメバチもやってくるようになった。怖し怖しである。一時は殺すことも考えたが、蛾などの幼虫をハントしに来ているのかもしれないと放置していたが、見ている範囲では狩った獲物を咥えているのを見たことが無い。幼虫はいないのだろう。大体、ベニカナメの木の下に幼虫の糞が一つも無い。いないのにどうしてスズメバチはやってくるのだろう。迷惑なことだ。まさか予防で来ているわけではあるまい。それほど暇では無かろう。
スズメバチが飛び去ったと見た後に門から表の通りに出た。近くにある電柱の所まで行く。大抵、この辺りで足すのだが、しないので駐車場から敷地に入る。が、あれだけしないで溜まっていないわけは無い。辛抱だ。結果を見るまでは。もう一度、外に出す。しばらく歩いていると犬は腰をかがめた。やった、やった。でかした、でかした、流石はラブちゃん。
家に入って犬は水、甘酒を飲み、とろみのチキンを食べた。元気になった。夜中に活動しないことを願う。