犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

寒の揺り戻し

2015-02-28 07:38:06 | 日記


 7時5分前に犬の散歩に出掛ける。今日は土曜日。

 幼稚園、小学校の前を通るコースを歩く。空は晴れ風はない。

 幼稚園の角の所で後ろから来た中学生が朝の挨拶をしたので返す。何故か顔を見た。また、別の中学生が追い抜いて挨拶をする。それほど犬はあちこちに立ち寄り後ろから来た人に追い抜かれていくのだ。
 顔姿からすると中学3年生だろうか。土曜日のこの時刻に学校に向かっているようだ。さては受験対策の特別授業でもあるのだろうか。

 小学校を過ぎて東に向かう。向こうから中学生がやって来て挨拶をする。更に後ろから中学生が来て挨拶をした。ますます、中3だと思った。高校受験が迫っているのだ。
 ここは直線道路になっていて東に霊鷲山が見え太陽が昇りかかっていた。
 右手の公園にジョウビタキがいた。こちらを見ても逃げようとはしない。十分な距離があるからだろう。ここで何度か見たものだろうか。この後ろの竹林を住みかにしているのだろう。

 住宅地の梅の木にカワラヒワが止まっていた。

 7時半に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時15分前に犬の散歩に出掛ける。

 犬は出発の前の準備をずっと私と一緒にいて私の行動を見ている。
 私が冷凍庫から食パンを取り出し、1枚を2つに割って、その半枚をオーブンに入れるのを見る。犬はとても嬉しそうである。これは犬の大好きな物なのだ。
 それから北の玄関に行って戸の解錠をする。小さな手提げ袋を持って南の家に戻る。犬は爪音を立てながら駆けて先に行く。
 先に行った犬はストレッチをして待っている。前両足を前に伸ばし、頭を下げて後ろ足を高くして弓なりになっている。得意のポーズの一つだ。
 犬は私が帽子をかぶったり靴を履いたりするのを待つ。青のリードを首輪の輪っかにはめる。小さな手提げ袋を持って玄関を出る。
 犬は北の玄関まで走る。まるで先に猫がいて早くしないと逃げるのではないかと心配しているように。
 犬の見回りのお陰か、最近、庭に猫の声を聞いたり姿を見掛けることが少なくなった。

 浜に下りた。
 北西の風が強く白波が立っていた。冬が戻ってきたように寒い。
 午後、久し振りに庭の草引きをしたがその時も風は強く乾いており寒かった。

 4時半に帰着。

気分が殆ど変わらない

2015-02-27 07:28:51 | 日記


 6時半に犬の散歩に出掛ける。今日は金曜日。

 大型の商業施設群の手前で左折して大きな川を渡り、川沿いの道を下って帰るコースを歩く。空は晴れ西寄りの風が冷たい。

 中道から参道に出る所で若い柴犬を連れた人と出会った。お互いの犬を撫でる。

 川沿いの道を下る。後ろから日が差してきた。犬の毛が赤く照らされた。

 自分にとって不審だと思えることに敏感になっているように感じる。いつも海岸にいる猫に餌をやりに行く人、田のそばの道端にいつも車を止めて中にいる人、この時季、無闇に厚着をしている人など気になって仕方がない。昨今の事件の報道が神経をとがらせているのだろうか。

 7時20分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時15分前に犬の散歩に出掛ける。

 いつもの散歩コースを歩いていて、気分が殆ど変わらないことに気付いた。朝と違って、夕方はいつも公園、グラウンド、海岸、突堤と決まっているからだろうか。
 それも一つの理由だろう。
 それに犬の行動に新鮮さがまったく感じられなくなったことも一つだろう。これは正確に言うと、私の犬の行動についての気付きが鈍くなっているということだ。犬がそんなに特別に違う行動を取るわけはない。
 犬の行動の微細な変化に気付き、その変化を解釈して犬の今を理解する方法を見失っているのだ。
 これは昨夕に限らず、ずっと続いているような気がする。そしてこれは犬の散歩に限らないような気がする。

 犬は散歩の前の狂騒をみせなくなって久しい。が、犬が嬉しがっているのは分かる。目を見たら一番分かる。

 犬も歳をとったのだろうか。家へ来てからそろそろ3年になる。犬の3年は人にとったら20年弱だろう。
 口の下の白毛が増えていることを動物病院で指摘された。これも老化のためだそうだ。

 4時半に帰着。

ワカメ狩りの季節が近付いた

2015-02-26 07:40:33 | 日記


 7時10分前に犬の散歩に出掛ける。今日は木曜日。

 隣の駅の近くまで行きヘアピンカーブを曲がって帰るコースを歩く。空は曇り風はない。

 犬はいつになく強力にリードを引っ張った。或いはこちらの気が抜けているからだろうか、とりわけ腕を強く引っ張れ体をねじらされた。
その都度、声を上げざるを得なかった。暖かくなって気分が緩んできたのかも知れない。

 7時25分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時5分に犬の散歩に出掛ける。

 いつものように公園、グラウンドを歩いて海岸に向かう。浜に下りた。

 波がなく静かな海である。

 突堤の先端に向かって歩く。両岸に海藻がゆらゆらゆらいでいた。ワカメ刈りの季節はもうすぐだろう。

 5時10分前に帰着。

動物病院で体重を測定し微増に落胆

2015-02-25 08:07:59 | 日記


 7時15分前に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。曇っていて風はない。

 田の畦に菜の花の黄色い花が咲いていた。

 丘陵の頂の手前の竹林からウグイスの囀るのが聞こえてきた。ホーホケキョイと鳴いているように聞こえる。西の方からも聞こえた。
 いろいろな所から梅の香りがほのかにする。

 大きな川にはウとカモがいたが、命豊かな川にはカルガモが2羽いた。

 ・・・
 未明3時過ぎに犬の一声ワンに起こされた。どうやら階下からではなく奥からなので何かの物音に反応したのだろうとは思ったが、一応下りてみて犬の様子を探ったのがやぶ蛇だった。
 犬はせっかくだからとばかりに外に出たがった。リードを付けて庭に出た。犬はいいわけがましくすぐに小用を足した。それから北庭に行きいろいろな物を嗅いで南庭に戻った。地面を嗅いでいる時、何かかすかな物音がした。耳を澄ますとまた音がした。ピッというような音だ。露が流れ溜まって地面に滴った音だ。
 ・・・

 駅裏から市の施設に入る。曲がりくねった高低のある砂利道を行く。ヤブツバキが道端にたくさん落ちていた。

 昨夕の白梅には今朝はヒヨドリがいた。

 8時5分前に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時前に犬の散歩に出掛ける。小倉の親戚がリードを持ってくれた。

 門を出ると犬はいつものように西に向かおうとした。海の方向だ。
 いやいや違うよと言って口笛を吹いて方向を転換させた。この合図は犬に良く伝わる。犬にとって聞き取りやすい周波数なのかも知れない。
 住宅街を東に向かう。考えてみればこれは今朝の散歩コースとかなり重なるのだ。

 家から10分位の所にある動物病院に入る。3ヶ月ぶりの動物病院訪問である。
 前回と同じく犬は入ってから落ち着かない。出口の方に向かおうとする。座った我々の膝の下に入ろうとする。雰囲気が得体が知れず不安なのだろう。日頃の扱いが過保護のせいかなと思う。
 出て来た院長さんには媚びへつらうように鼻を付けていく。権威のある存在については本能的に察知するのだ。序列に敏感なオオカミの血統である。

 体重計の上に載せる時、私が抱え上げたが台に犬の頭をぶつけてしまった。ご免、ご免と言ったが犬は台の上で後ろ足を細かく震わせて体重計のデジタル数値が定まらない。やっと止まった数値が20.18だった。3ヶ月前より0.16kg増えている。
 私は風呂場の脱衣所で体重を毎朝量っているが、その体重計は0.2kgの単位しか量れない。20.18kgだったら20.2と表示されるのだ。
 人の体重計より正確に量れる体重計だ。私が載ってみようかと思った。医療費にしても体重計にしても私は犬以下だ。
 ダニ除けの薬は1ランク上の体重20kg~40kgの犬対象のものになった。価格も若干高い。
 院長の話からすると、運動をさせ過ぎると、犬種からいって関節炎を早くに起こさせるとのこと。ということは緩やかな食事制限しかないだろう。人と同じである。
 これは実質的な手を打たねばならない。問題は間食だろう。人の食べるお菓子は高カロリーにして味付けが濃い。これをドッグフードに変えなければならない。家族全員の協力が必要だ。早速に手を打つ。

 バス停のそばの評判の対面販売の海産物商店に入った。アジの干物などを買う。良い匂いがするのだろう、犬はそこにある木箱に鼻を付けていた。

 国道を渡って中道に入る所である家の門の前に立っている人がこちらを見ていた。
 声を掛けてきた。まあ、真っ黒い、きれい、黒い犬は大好きと言った。夕日に照らされた犬の毛は光っていた。
 とても感動している人に犬は寄って行った。
 おまえはまた人に喜びを与えたのだと思った。
 お別れをした後も、真っ黒、本当に真っ黒、きれいという声に送られて夕日の方に向かって歩いた。

 近所の家の庭にある白梅が満開になっていた。そこに何か小さなものが動く姿が目に入った。メジロである。しきりに梅の蜜を吸っていた。我々が近付いても逃げる様子はない。我々を見ているはずだ。羽の緑色が何故か春を思わせた。

 5時10分前に帰着。

犬は物と情報を求めている

2015-02-24 07:34:06 | 日記


 7時15分前に犬の散歩に出掛ける。今日は火曜日。

 山陰本線を跨ぐアーチ状の新しい道を歩く。曇っていて風はない。上着がいらないような感じである。

 散歩中の犬の行動はいつも通り嗅ぎ回ることだ。こちらにはそんなに鋭敏な鼻はないのでその行動は理解しがたい。犬としたらその行動を通して得る所、大なのだろう。
 犬程の嗅覚を持っていない私は嗅ぐということは無用のように思える。しかし、犬は他の犬の尿を嗅ぐことによってその犬の性質をかなり的確に知ることが出来るそうだ。
 私が飛行機を見上げたり川の中をのぞいたり花を見たりする行為を犬は殆ど理解できないだろう。何故そうするかというに情報を得たいからだろう。飛行機には昔だが乗ったことがあるし、川の中でフナを捕ったことがあるし、草花は子供の時から周囲にあった。そういう経験があるので追体験に近いことをしているのかも知れない。
 犬にも物も必要だが情報も必要なのだ。
 犬と人とは違う点が多々あるが、共通点もある。共通共感できることは嬉したがりたいという欲求についてである。
 犬が嬉しがっているとこちらまで嬉しくなる。そしてそれが犬に伝わる。
 こちらが最初に嬉しがっていてもそれが犬に伝わり嬉しがることはない。
 起点は犬にある。それは大人と赤ちゃんとの関係と同じである。大人は赤ちゃんになったような気分になれるが赤ちゃんは大人のような気分にはなれないからだ。

 7時半に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時前に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。

 午後から天気が回復し、風もなく歩いていて春の近付いているのを感じた。リードを持たずに付いていくだけなのでなお、気が緩んできた。
 犬は散歩の始めから終始、口を開けて赤い舌を伸ばしていた。

 突堤の先端まで行って戻った。黄砂だろうか山や島がかすんでいる。もう春一番が吹いたとのことである。

 空にはカモメ、カラス、トビ、ミサゴがいた。ミサゴは足に何か掴んでいたが、逆光なのでよく見えなかった。
 ウが海の上を飛んでいた。カラスとトビはずっとここにいるだろうが、カモメやウはやがてどこかに移動してしまうだろう。

 4時半に帰着。