犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

足の悪い犬と知り合いになった

2014-08-31 07:24:16 | 日記


 6時10分に犬の散歩に出掛けた。今日は日曜日。

 海岸道路を南下して礫岩広場に行くコースを歩く。薄曇りで涼しい。海岸道路の海側のコンクリートブロック塀にフナムシが上ったり下ったりしていたが、今朝は1匹も見なかった。セミも鳴き声を聞くことが稀になった。アカトンボは多い。今日は既に8月の晦日である。

 安岡の沖の海には漁船が7,8隻出て止まっていた。漁をしているのだろう。ミサゴが空を飛んでいた。羽毛がふんわりとしている。

 電柱の頂にトビが止まっていた。我々が近付くと少し先のより高い電柱の頂に上手に止まりピィーヒョロと一声鳴いた。

 礫岩広場の下の海では釣り人がいた。近くに駐車している車からすると4,5人は来ているだろう。

 用水路の近くにセキレイが5,6羽いた。そして、雌雄の関係だろうか、追われるものを追うものがいた。追われてもそんなに遠くまで逃げない。振りをしている。

 7時5分に帰着。




 昨夕の散歩について

 5時5分前に犬の散歩に出掛ける。

 午後、南庭の草引きを始めたら日が照って来たように、散歩に出掛ける時になったら、それまで曇っていたのに晴れてきた。こういう時もあるのだが、そんなことは忘れたら良い。忘れるのは得意になったから簡単なことだ。

 よく嫌なことや悪いことや苦労したことばかりを得意げに話す人々がいたが、私にはその意味がまったく理解できなかった。それがどうしたのと、自分で考えてみたが分からない。

 同情を得たいのか、それが得られたとしてそれがどうなのか、お前より苦労人だと自慢しているのだろうか、その自慢の先はどこに辿り着くのか、自分が選ばれた人物でそれを如何に解決したか、その能力を誇示したいのか、その能力がまたいつの日か開花することがあるのか、その日を期待しているのか、全然見当が付かなった。

 多分、自己中心的な呪縛を逃れられない人なのだろうと思うしかなかった。論理的な完結性があるなとは思った。

 公園に着いた時、柴犬を連れた人は後ろ脚を紐で吊った犬を連れた人と一緒にいた。テリアのようだ。トミーという名らしい。

 初対面なので尋ねられることは年齢と雌雄についてである。
 八つになりました。メスです。
 そうでしょうね、首輪にハートの飾りがあるからと言って笑った。

 我が犬はテリアに興味を見せたが、テリアは表情が硬くぎこちなかった。我が犬の大きさに圧倒されて怯えているのかもしれない。カンナとはお互いの存在を確認しただけだった。我が犬はそそくさとそこから立ち去ろうとした。私も話すことはないので離れて海岸に向かった。

 浜は太陽に照らされ避ける物もないので帰ることにした。浜ではサーフボードを抱えて波打ち際まで走ってボードを置いてその上に飛び乗り遊んでいる人がいた。この前も見掛けた。5,6mは進むようだ。それをスライドサーフィンと名付けた。
 キス釣りをしている人がいた。どうも釣れていないようだ。

 5時半に帰着。

朝日に光る露の玉

2014-08-30 07:34:43 | 日記


 6時半に犬の散歩に出掛ける。今日は土曜日。

 幼稚園、小学校を回るコースを歩く。朝から晴れているのは久し振りのことだ。東の空に白い雲がかかっていたり、建物の陰になったりで直射日光にはあまり当たらなかった。当たっても眩しくはあるが熱いという感じはしなかった。露天で駐車している車は全身汗をかいているように露で濡れていた。放射冷却で急に気温が下がったのだ。くっ付いておれず流れているのもある。草草も露の玉を光らせていた。粒が小さいと草全体が白っぽく見える。白いガードレールの下辺には今にも落下しそうな水滴が点々と付いていた。

 今朝は散歩中の犬とよく出会った。10匹は下らなかった。1匹も出会わない日もある。この時刻と曜日のせいなのだろう。朝食前の軽い運動か、私のように朝食後の腹ごなしか。

 青いミカンがたくさん生っている。葉っぱと同じ濃い緑色である。

 帰り、犬は特に強硬に主張して道を選んだ。ここで右に折れたら家に近いのに犬は真っ直ぐに行こうとする。その通りは左右に新しく装飾的な家が並んでいた。表札も横でローマ字が示されているものが多かった。アパートなどはない。十字路に来たので右に折れた。それから真っ直ぐ行けば家に近くなる。所が犬は左に向かう。とても強引だ。負けてついに公園にまで行ってしまった。

 FMのウィークエンドサンシャインが始まる時刻になる。もう、負けてはおれない。

 7時20分に帰着。




 昨夕の散歩について

 5時に犬の散歩に出掛ける。

 日の入りが段々早くなっているから薄暗いのも当然といえばそうだが、これではあまりに薄暗いだろう。今にも雨が降りそうだ。公園の照明は点灯していなかったが、グラウンドのは点いていた。

 光が満ち足りていないと物がよく見えなくなったのを自覚したのは随分昔のことであるが、今では細かく見分ける意欲さえ失っているので、あまり気にならない。車が来るのが分かれば十分である。それなら眼鏡をかける必要がないように思う。眼鏡も度が合っていないが、それもあまり気にならなくなった。視力の弱い犬並に眼鏡なしで歩くかと思った。
 犬の聴覚、嗅覚では太刀打ちできないが、視力に頼れないのなら、他の感覚器官が鋭敏になるかもしれない可能性に賭けてみるか。しかし、とっくに還暦を過ぎた我が身にそのような再生機能がいまだ保たれているとは思えない。しかし、やってみようかという稚気も残っていないわけではない。習性のようなものだ。賭けるに値しないものに賭けてみて馬鹿を見るというのが好きなのかもしれない。
 まあ、大きな視点からすると今の現状を維持するより未来の可能性に賭けているということにはなるかも知れない。自分が不幸な人間かもしれないと感じている人は皆そうだろうが。

 海岸に降りた。水平線近くだけ明るく他は十分に雲が支配していた。そのおかげでこんなに涼しいのだ。

 5時半に帰着。

何もかんも過ぎ去って行く

2014-08-29 07:20:30 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は金曜日。

 大型の商業施設群の手前まで行くコースを歩く。曇っていて風はない。涼しい。雨に備えて着帽。結果的に必要なかったが。

 犬は毛の艶がまた少し良くなってきたように感じる。そして、フケがまた出るようになった。

 大型の商業施設群の手前の右手のグラウンドで体操を集団でやっているが、見てみると大人は姿勢が良いように思える。動きも大きい。気を付けの姿勢に戻った時の姿が颯爽としている。

 散歩中、2度、別の場所で煙草のにおいがした。犬は煙草は好きではないようだ。

 7時10分に帰着。




 昨夕の散歩について

 5時10分前に犬の散歩に出掛ける。

 アカトンボの群れが海辺の空き地から公園に移っていても、カラスが集団で北から南の塒に向かっているのを見ても、翼の羽がたくさん欠けているウミネコが上空を飛んでいても、カラスアゲハが突堤沿いに沖の方に行ってその行き先を見失っても、ツクツクホウシが何度リフレインを繰り返しても、ボラが何度もジャンプして水しぶきを上げても、シギの群れが海辺をピチャクチャ喋りながら飛び回っても、スナガニがクモのように軽やかに砂浜の上を歩き回っても、巣から掘りだした砂を不思議な配置にして、ナスカの地上絵のように見えても、空き地でコオロギが鳴こうとも犬には全く関係ないようだった。それはしばらくして自分にも当てはまることに気付いた。
 みな一時的に関係があっても実は何の関係もないものだ。

 公園で柴犬を連れた人と一緒になる。しっかり撫でてもらった。

 5時半に帰着。南の駐車場から入って北庭に向かう途中で犬は駆け足になった。その先には黒猫がいた。自分の反射能力の衰えはまだまだと思わせる程の勢いであった。転ばなくて良かった。

砂浜に自分の頭がすっぽり入る穴を掘った

2014-08-28 07:13:10 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は木曜日。

 隣の駅の近くまで行くコースを歩く。曇っていて気温が下がっているので心地良い。

 国道沿いにコンビニエンスストアが2軒在る。1軒は川のそば、もう1軒は国道と鉄路が接近して平行に走っている所。どちらの駐車場も空ということがない。現在でも小売店はあるが、扱う商品量、販売額はこの新しい商品販売形態の敵ではあるまい。自分自身はもっぱらスーパーマーケットを利用しコンビニには滅多に行かない。この前行ったのは、正月の土日だったかに年賀状を買いに行った時だ。

 駅の近くでヘアピンカーブを曲がる。犬に引かれて一つ国道に近い道を歩く。いつも歩いている道と国道に挟まれた道である。犬も涼しいので快調のようだ。

 簡易橋に至る。制服を着た中学生が2人その端に座っていた。小さな声だが朝の挨拶をした。もう、新学期が始まっているのだろうか。

 7時5分に帰着。




 昨夕の散歩について

 5時10分前に犬の散歩に出掛ける。

 公園に行くと柴犬を連れた人が子供たちと犬を介して遊んでいた。そこに加わることになった。3人の女の子だった。噛まないと尋ねるので噛まないよと答える。子供たちの関心は柴犬から直ちに我が犬に移ったようだ。頭をさすったり背中をポンポンと叩いたり、顔を舐められたりしていた。黒くて大きいので存在感があるのだろう。
 我が犬は子供を過小評価する傾向がある。餌を呉れないことが分かり切っているからだ。感動したように可愛いと言ってもらっても腹がくちくなるわけではない。かと言って、大人だって餌を簡単に呉れる訳ではないが、年長者に対しての敬意はちゃんと払うのだ。
 公園を出る時にギターの音がした。そして、随分、ギターに触っていないことに気が付いた。

 海辺のカフェの駐車場から浜に下りる。
 波打ち際でキス釣りをしている若い人がいた。空にはミサゴが1羽飛んでいた。南の高い空にはトビが2羽旋回していた。ピーヒョロロと鳴きながら。
 釣り人が竿を上げた。20cm位のキスが付いていた。ほほう、釣れるのだ。若い人は嬉しそうにキスをバケツに入れた。それから、海水をバケツに入れた。

 犬に引っ張られても汗をかくという心配はなかった。気温も下がっているし、風もあるからだ。

 浜の南に行く。犬は砂浜を掘り始めた。何もないところだ。掘る、嗅ぐ。掘る、嗅ぐ。確信があるのだろう、掘るのを止めない。ついに両前足で掘りだした。確信の確証はにおいだろう。犬が何を期待しているのかさっぱり分からないが、犬は焦り始めた。掘っても掘っても自分の目指すものが現れないからだ。穴は、もう、頭がすっぽり嵌るほどになった。
 何を思ったか突然、穴を掘り始めたように、今度も突然、掘るのを止めた。

 5時20分に帰着。

動物病院に車で行った

2014-08-27 07:42:33 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。朝日が時折見えたが、間もなく全天曇って来た。頭、顔から汗がにじみ出て濡れる。

 大きな川沿いの道を歩き最初の枝道を左に折れる。少し行くと、路上のスズメたちが上の電線に飛び上り、その中のいくつかが稲穂に飛び移った。左からシラサギが飛び立った。何か変だなと思ったら、先週もこの光景を目にしたのだ。タイミングもぴったりだった。まるで映画の撮影のように感じられた。カットという声はないが。ほかの所の稲穂にもスズメが止まっていたが、反射テープを一向に気にしないではないか。やはり慣れると何でもなくなるのだ。機械仕掛けで人形で良いから人型のものが時々、ぬっと立ち上がるようにしておくと良いだろう。特にスズメが近付いてくるのをセンサーで感知できるものが良い。殆どの田で稲穂が出ていた。

 丘陵の頂の手前で市の施設の方から子供たちが数人出て来た。ラジオ体操が終わったのだろう。

 命豊かな川に至る。明治の丘から5,6人の子供が並んで駆けて来た。ラジオ体操が終わって涼しいので走ろうということになったのだろう。

 このコースではツユクサを多く見た。市の施設の敷地で白いツユクサをいく株か見た。カラスウリの白いレースのような花をたくさん見た。

 後半、犬はハアハアを言いながらもよく頑張った。一度、消防署の前で腹這いになったが自分ですぐに立ち上がった。それからは犬はかなりのスピードで歩き続けた。感心な奴だと思った。この犬に感心するのは久し振りである。

 7時半に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時5分に家を出発する。小倉の親戚がリードを持ってくれた。

 さっきまで雨が降ったり曇ったりしていたのに、お日様が顔を出して急に暑くなった。

 夕方の散歩は家を出たら西に向かい、大抵、海岸に行くのだが、今夕は東に向かった。動物病院に行ってフィラリアとダニ除けの薬を買うためだ。散歩も兼ねて歩いて行くことにしているのだ。それに体重も量ってもらわねばならない。前回、行った時は、体重計を置いてある部屋で犬のことで相談している人がいて体重計を使えなかったのだ。家で体重を量ろうとしても無理だ。体重計を非常に警戒する。私が体重計に乗って犬を呼び寄せて抱えようとしても、犬は体重計を気にして寄って来ない。何か悪だくみを考えていると見ているようだ。用心深いといえば用心深い。臆病といえば臆病。

 犬は最初は普通の散歩の様子だったし、途中、糞もした。所が国道が近付くにつれ犬の脚は極端に重くなった。リードを引っ張ると首だけが伸びた。行き先を察知して嫌がっているのだろうか。こんなことはこれまでなかったのだが。

 国道に出た時、犬は腹這いになり一歩も進もうとしなくなった。無理矢理に引っ張って行けなくもなかったろうが、双方にとって無駄な労力の行使はしたくなかった。仕方なく、私が家に戻り車を出した。

 最初から車で行けば良かったと思った。しかし、それでは新たに散歩に行かねばならない。一石二鳥を狙ったつもりが思惑が外れたということだ。よくあることだろう。

 犬は臆せず車に跳び込むように乗った。まさかこれを狙っていたわけではあるまい。犬は数ヶ月ぶりに我が車に乗ることになった。そこから国道を右折するのは時間帯からいっても難しいので大回りをして動物病院に行った。

 動物病院に着いて、降りた犬は意外にも動物病院の入り口にさっさと走って行った。あの立往生は何だったのだろう。
 が、病院内に入ると犬は緊張状態になる。落ち着かない。常に周囲を気にしている。この気配り、気遣いを我が家でも発揮してくれればと思った。この1%でも良い。家ではいつもノンシャランとして過ごしている。威張りはしないが気分的には自由人の王様である。
 子猫を連れた人が入って来た。いつもであれば、猫を一目見るや目の色を変え、吠え、追尾し一悶着あるのだが、犬はこの子猫を見ているはずなのに知らん顔をしている。人に抱かれていることもあるのだろうが、猫の存在を気にするより、犬は自分の落ちつかぬ気持ちをコントロールしようと必死になっているように見えた。

 体重計に載せると、20.06kgと表示が出た。少しだが、太ったようだ。20kgを超えたらダニ除けの薬はもう少し大きなもの(容量)にしなければならないそうだが、60g超過ということでこれまで同じものとなった。
 薬3ヶ月分を受け取って車に乗せて帰る。

 5時に帰着。アッ、しまった。写真を撮るのを忘れていた。車の中でも撮っておけば良かった。