犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

2013-08-31 07:51:51 | 日記


 雷雨で目覚めた。2時頃だった。それからうとうとして目が覚めたら5時半だった。一応散歩の準備をしたが、外は雨が降っていた。
 これはちょっと無理だと判断して、先に食事をとらせることにした。
 食事はドッグフードを紙コップ8分目(これは3回に分けてやる。でないと一瞬で食べてしまうので。)、スライスチーズを載せた食パン半切れ(これは手で千切って4回に分けて手ずから与える。)、プロポリスが入っているという白い骨のように形成された物1本(これは手でもったものを端からかじらせる。)である。夕食も大体同じ。昼頃、サラミのようなものを3本与える。煎餅などを与える場合もある。犬は腹時計でそろそろ食事の時間と分かるらしい。水を入れた皿を洗って、新しい水に取り換える。

 7時半頃、雨が一時的に上がったので散歩に出掛ける。庭で小用を足したが、その時、蚊がすぐにやって来た。耳などの柔らかい所にやって来たので追い払う。庭の真砂土が表に流れ出している。
 外に出る。外でも小用を足す。また、早い内に糞をしたので安心した。これで良いだろうと思っていたら、雨が降り始めた。遠くまで足を伸ばしていないので良かった。15分足らずの散歩であった。  

 昨夕は、公園で柴犬を連れた人と出会った。本当にかわいがってくれる。頭から尻尾までさすってくれる。犬はそれが当たり前のような態度である。
 お前は本当に幸せ者ということが分かっていないのだからと言う。

 最近というより、今日から犬は完全に部屋の中を歩き回るようになった。玄関にいたのであるが。リードはとっくに外していたが、そこにいたのだ。それが今や、完全自由空間になってしまった。だから、その夜から、また、リードをドアの取っ手に結ぶようにした。

 公園にはアカトンボが地上4,50cmの所を行き交っていた。ツバメが低く飛ぶと雨が降ると言われている。その理由は、湿気で羽虫が重くなり低く飛ぶので、それを求めるツバメも低空を飛ぶというのである。アカトンボもそうなのだろうか。

 普通に雨に降られて、普通に全身濡れてしまった。状況判断もあったものではない。行かなければならないので、また、行きたいので散歩に出たのである。出発の時に雨が降っていなかったということだけで判断したのだ。こんなに雨が続くと困る。

忙しくなりそう

2013-08-30 07:35:25 | 日記


 5時過ぎに散歩に出かける。風がなく蒸す。台風15号がこちらに向かっているが、直接の影響はまだないようだ。額にうっすらと汗がにじみ掌で拭う。さっき出掛けに飲んだトマトジュースだろう。

 雲間に月が天頂近くに、東の空に木星が、その南に恒星が2つ見えた。
 北の方から光がやって来る。最初は、センサーライトの光かと思った。しかし、それにしては高い所からだし、光がやや弱い。やがて分かったことだが、それは雷であった。北の空に薄い灰色の雲が模様を作り、時々、そこが雷で照らされた。

 昨夕の海岸への散歩の帰りにかなり降られたので、流石に、たためる帽子を白と黄色の小さな手提げに入れて出掛けた。が、雨に降られず、かぶらなかった。用意をすれば降らず、用意をしなければ降る。

 犬にかまけて人間世界のことを忘れていたが、突然、元の現場に復帰することになり頭の中で犬の占める割合が細ってきた。同時に2つも3つも頭の中に抱えておく能力がなくなっているので仕方がない。この散歩も単に軽い運動という感じになってきた。辺りは暗いし、聞こえるのも虫の音だけである。周囲に変化がないのか、変化を感じる心がないのか。

 散歩のコースはいつもの道。さっさと歩いて1時間余り。

シミュレーション

2013-08-29 07:38:02 | 日記


 2時頃から下で犬がクウウンと言い出した。何だどうしたのかと思いつつ寝ていた。それから3時頃にもクウウンで目を覚まされた。今度はヴァウヴァウヴァウと激しく吠える。きっと新聞配達員が来たのだろう。それからまたクウウンが始まった。ついに下に下りた。犬は玄関からではなく、階段の下まで来ていて上に向かってクウウンを言っているのだった。こんなことはこれまでなかった。どうしたんか。うんこか。顔を細くして尻尾を振り回す。相変わらず胴体は太いが、とにかくてかてかに光っている。例えは悪いがゴキブリのような全身的な光沢がある。嬉しがっていることは分かるが、用件が分からない。

 昨夕の海岸への散歩で一昨夕とまったく同じ海岸近くの場所でラブラドールと出会った。同じ時刻に出発し、同じコースをとっても、昨日と同じ犬、同じ人と出会うことはあまりない。この黒いラブは我が犬の2倍はありそうだ。以前にも散歩中の姿を見ていた。ひょんひょこと飄々として歩いていた。急がず慌てず何も求めず。私にとって理想の犬に近い。我が犬は血統からだろうか、ラブラドールと柴犬が好きなようだ。この犬はそのハイブリッドだ。特にラブラドールは出会うことが少ないので、特に惹かれるようだ。我が犬はぐっと近寄って行って鼻が接触した。それをきっかけに、つまり喧嘩などの騒動が起こらないと分かったので、クンクン嗅ぎ合ってすっかり仲良しになれたようだ。しかし、それは最初だけで相手の犬はもう、長老のように飄然として相手にしなくなった。我が犬も相手が興味を持っていないことが分かったようで冷静になった。相手の人と話す。毛の艶が気になっているようだ。我が犬の艶の良さに感心していた。餌やシャンプーについて尋ねられた。生まれ持ったものが大きいようだ。特別なことというと、トーストにスライスチーズを置いたものをやっているくらいである。シャンプーは殆どしない。

 庭に出してみる。外の様子を窺うだけである。曇っているが向かいのアパートの照明が辺りを照らしている。緊急の用足しではないようだ。玄関のドアを再び開けるとすぐに中に入って来た。そして、両足を前に伸ばして伏せ、後ろ足はそのままで高くアーチのようにして、散歩の準備は出来ているぞとの表示が始まった。散歩はまだ早いだろう。

 5時前に目覚めた。途中何度も眠りを中断されているので、すっきりさっぱりというわけにはいかないが、それでも気持ちは軽く感じられた。よし、これから行ってみようかという気になった。9月から仕事が始まるので、朝ゆっくりは出来なくなるのだ。一つの解決方法は朝をもっと早くするである。シミュレーションである。
 散歩のコースはいつも通りである。全天、曇っており星や月などは見えない。暗いのでリードを短く持って道の中央を歩く。

 散歩が終わりに近付いた頃、小雨が降り始めた。アスファルト舗装が黒くなった。明るくなってきたのに。照明のある所では、光って見える。犬が一度、胴をブルブルとさせて雨を振りはらった。乾いた溝の底を水が流れ始めた。少し濡れてしまった。ティシャツが水気を含んだ。帽子をかぶって来るか持ってくるべきであった。しばらくすると雨はあがった。

 6時過ぎに帰着。それから朝食と新聞読み。金魚の餌やり、犬の餌やり、花壇の水やり、玄関などの掃除。それから、このブログを打つ頃はもう7時半である。シミュレーションの結果は芳しくない。動作の一つ一つがとてもゆっくりになっているようだ。

朝焼け

2013-08-28 07:58:15 | 日記


 昨朝と同じだなと思う。天頂近くに半月、東の空高く木星。お互いかなり近付いて来た。昨日も朝焼けだったのだが、昨日は記すのを忘れていた。晴れているが、ガードレールや草の葉に露は見当たらない。
 夕焼けも朝焼けも見ることが出来るシーズンである。朝焼けを見ていて、ううん、美しいな、不思議だなと思えばそうだし、特別変わった風景ではないと見ればそうだ。どうやら色の分からない犬は全然何も感じないようだ。じっと見さえしない。ないも同然だ。犬は近くの立体に興味がある。食べられるかもしれないからだ。
 世の中のものは、すべて朝焼けのようなものかもしれない。感動できる人もいるし、見ても何も感じない人もいるし、見ない人もいる。同じ人でも感動できる時もある。何も感じない時もある。見ない時もある。その時々で人は違う人になるのだろうか。一時的に。大いにあり得る。

 いつものコースを歩く。

 丘陵の頂を過ぎ、右手の土手にナツズイセンが咲いているのを見た。以前もそこで見た。夏の盛りの前と後とで咲くのか。スズメが集まり鳴いているのに気付いた。これまでセミの声で隠されていたのだ。

 明治十二年の丘を越えて駅裏に出る。そこの駐車場のそばに5,6cmの赤っぽいムカデが死んでいた。ひかれてはいない。頭がこんなに丸かったけ、と思った。川にカモがいたので、少し遡ってみる。すると、水中からカワセミが飛び出した。川岸に止まった。川岸といってもコンクリート造りである。その横顔を見た。大きい。特に頭が大きい。くちばしも大きくて長い。これは厳しい環境でも生き延びていけるような面構えである。
 川面ではつながったアカトンボが尻尾を水面にちょんちょんと何度もつけている。産卵だろうが、藻のようなものは見えない。流されていくだけだろう。途中、何かに引っかかるのだろうか。海まで流されるのか。水中をカメがゆっくり泳いでいる。

 5時半頃に出発して、1時間余り散歩して、朝刊を読みながら食事をして1時間、庭の草花の水やりなどをしてこのブログを打つ。それ以降は自分の時間を過ごす。と言いながら、雑用は限りないけれども。
 この生活パターンが9月から変わる。1か月余りだが、ブログを打ち始める時刻に勤めに出なければならなくなる。ブログを何時打つか。散歩の時間を早めることが考えらるが、真っ暗の中を歩くのは好きではない。仕事を終えて夜、打つのはその間の色々なことが邪魔をして散歩中のいちいちを忘れているか、思い出すのにひどく時間を要すことだろう。

 結論が出ない。決定に時間がかかるだけでなく、決定自体が困難になりつつある。

朝露

2013-08-27 07:50:31 | 日記


 5時半頃、散歩に出発。外は意外に明るい。晴れ渡っており、下弦の月は殆ど天頂にあって輝いている。木星がかすかに東の空高くに見える。すぐに見えなくなった。涼しい。放射冷却で気温が下がっている。犬も快調そうである。

 この前見た栗の実が大きくなっているように見える。野球のボール大にはなっている。何だか嬉しい。自分の口に入るわけではないが。成長していくのを見守る幸せというものだろうか。秋の味覚の季節が近いと感じさせるからか。

 国道を渡り、踏切を渡り川沿いに東に向かう。川側のガードレールの下辺に朝露の粒がびっしりと並んでいる。犬のマズルも濡れている。草むらに鼻を突っ込んだ証拠だ。気が付かない内に。

 遠くでスズメ嚇しの音がした。ンッドーンというような音。始まりがはっきりしない音である。呑気なようで大丈夫だろうか、スズメは逃げるのだろうか。また、遠くでンッドーン。しかし、更に行って、今度は近くで鳴った。それはドーンという破裂音だった。これならスズメは逃げだすし、近付かないだろう。

 黒い7,8cmのムカデが死んでいた。道を横断していて車にひかれたのだろう。

 丘陵の頂の近くで、柴犬が現れた。お互いに興味を持っているようだが、その柴犬は賢く、訓練されているのだろう、追っては来なかった。ただ、尿を嗅いでいた。

 明治十二年の丘を越えて公会堂に至る。それから、駅裏に出て市の施設の敷地に入る。青山の山頂近くの左側から太陽が昇って来た。随分、南側に寄って来たものだ。

 夕方6時半頃の散歩は皆さん夕餉の支度などがあってだろう、大体同じ時間に散歩ということになるようで犬を連れた人に出会うのは10人を下らない。散歩の範囲が狭いということもあろう。住宅地の中の公園やグラウンド、また、海岸と開けた所に集ってしまうのだ。昨夕はいつもの柴犬を連れた人に15歳という老犬、全然老犬に見えない、そもそも犬の外見を見て年齢が分かる人がいるのだろうか、を連れた人がいた。今夏の猛暑も加わって食欲がおち、衰弱していたが、手厚い手当でようやく回復の兆しが見えるようになったそうだ。
 朝の散歩は田園地帯にまで及ぶのあっちにも犬、こっちにも犬ということにはならない。

 市の施設の裏で歩行機能回復訓練をしている人に久し振りに出会った。朝の挨拶をする。