6時半に犬の散歩に出掛ける。今日は日曜日。
海岸道路を南下して礫岩広場に至るコースを歩く。空は曇っているようだ。間もなく周囲が明るくなり空も明るくなり羊のような雲で殆ど全天が覆われているのが分かった。感心する位、ほぼ均一に展開している。西の低い空はその雲がなかった。北の山の山頂付近は真っ白な雲が長く覆い被さっていた。
石垣の下にサザンカの花弁が落ちていた。見上げたら確かにサザンカの濃い緑色の葉が見えた。そこは公園だ。固定遊具もあるようだが、いかにも子供が寄り付かないような寒々とした雰囲気がある。規則に従って造成された公園かもしれない。
その近くの小川を覗いてみた。大量の葉が層を成しゆっくり上流へ押し上げられていた。クズやアオギリの葉だろうか大きな葉ばかり見える。これがやがて分解され、養分となってプランクトンを育てるのだろう。陸地の植物が海を豊かにする。山の中を歩いていて漁業保全林という表示を見たことがある。最初にそれを見た時は、若い頃だったのでまったく意味が理解できなかった。
細長い薄い赤紫色の花弁が落ちていた。これは皇帝ダリアの花弁である。最近、散歩のコースのあちこちで見掛けるようになった。去年はそんなに無かったような気がする。高さが2,3mはある。もっと高いのもあるようだ。
落葉樹は殆ど葉を落としている。枝に付いている葉も風で震えている。幹と枝だけの木は寒々しいが花芽も見える。
これからの冬の寒さに耐えるためだ。
犬は何度の何度も行っては引き返しを繰り返した。その都度、私は振り回される。それで時間を要したようだ。
7時20分に帰着。
昨夕の散歩について
4時に犬の散歩に出掛ける。
いつもの夕方の散歩コースを歩く。犬の引きが強く、負けないように頑張ると気温も上がっているようで暑くなった。
散歩中、犬は糞をしなかった。それも当然だろう。朝の散歩後、午前に1回、午後に1回、犬は下から2階の私に向かってクウウンと鳴いて私を呼び出し、庭に出てそれぞれ糞をしたのだから。規則的な排便が出来ていないということは健康状態が良くないということなのだろうか。或いは一時的にそういうこともあり得るのだろうか。
規則的ということはそれを乱すものが時々現れることによって初めて規則的といえるのだから。相互補完的な言葉なのだ、規則的と不規則的とは。
北の端まで来て振り返ってみると浜辺が飛沫で煙って見えた。防波堤ブロックに波が砕け散っている。そこにいる時は気が付かなかったが、遠くから積層的に見ると分かるのだ。雲もそうだろう。中にいれば分からないが地面から見ると雲に見えるのだ。
海上でウを見た。浜の陸地側の方にセキレイが鳴きながら飛んで行った。
小鳥には陽鳥と陰鳥がいて、大形の鳥は隠しようがないので、その選択肢はないが、自分の姿を盛んに他に晒すものと決して姿を見せないものがある。前者の例としてはジョウビタキ、セキレイがあり、後者ではウグイスが挙げられる。ウグイスについては囀りも地鳴きも良く聞いているが姿は一度も見たことがない。
5時15分前に帰着。