犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

川沿いの道

2013-11-30 08:25:44 | 日記


 7時前に犬の散歩に出掛ける。

 犬は立ち止まりが頻繁である。特に散歩の始めは著しい。目的地まで行けるものかなと少し不安になった。あそこに行くと決めたら行きたいのだ。いや、行かねばという義務意識が生じる。今朝の目的地は丘陵の頂越えのコースで頂を越えた後に至る川の河口である。
 吐く息は少し白くなったが寒さは感じなかった。それは風がまったくないからである。

 国道に出て北上する。海岸線に近い中の道があったなと思った。しかし、そこを通るとポインターとすれ違う可能性がある。帰りは中の道を選ぼうと考えた。同方向に歩くことになるので、追い越し、追い越されがなければ接触はなくなる。ポインターが嫌いなわけでも飼い主が嫌いなわけでもないが、何となく接触したくないのである。

 改装され店名も変わったスーパーの所で左に折れ突堤に出る。28日にここに来た時は風が強く波が荒かったので突堤の先へは行けなかった。今朝は大丈夫だ。突堤から釣り人が帰って行った。突堤の先に行くにつれ。右の村崎ノ鼻から蓋井島が次第に姿を現してきた。見える部分がどんどん大きくなった。
 対岸から犬が吠えた。我が犬より一回り大きい犬だ。我が犬はクウウンと鳴く。少し上流の方で小犬を連れた散歩の人がいた。この辺りはやはり犬の散歩コースになっているのだ。それから、反対側の芝生の上を犬を歩かせている人がいた。

 川の右岸を歩く。係留されたプレジャーボートの船体と川岸の間の大きな樽のような発泡スチロールが擦られてキュウキュウと鳴っていた。この辺りのボートは発泡スチロールを緩衝材に使っているようだ。いつか、発泡スチロールはバラバラになることだろう。

 途中、橋を渡って左岸を歩く。

 大きな川に架かっている簡易橋を渡る。

 8時過ぎに帰着。


 昨夕の散歩について

 4時20分に犬の散歩に出掛ける。

 公園で柴犬を連れた人と出会い、お互いの犬を撫でる。2匹の犬は冗談なのだろうが、鼻を付けたと思ったら、急に飛び跳ねて騒ぎ出す。行儀が悪いよと注意するが、それだけのことだ。

 昼前後に霙がかなり降った。その時、夕刻の散歩は無理かなと早くも思ってしまう。しかし、霙は一時的なものだった。海岸に行って浜に降りず。通常の出入り口にゴミが山となっており物理的に降りることが出来ない。

 少し南に行き、それから左折。高架道路工事の下を通って歩く。日中でも暗いのでいつも照明が点灯している。
 手入れの行き届いた畑を右に見て左折する。犬は嫌になるほど強引にあちこちに引っ張りまわる。こっちも負けてはおれないが、真剣勝負はお互い疲れるばかりなので、一旦リードを緩めて引くようにしている。犬も一旦許されたことに対してはそんなに執着心は生じないようだ。

 5時に帰着。

1日3回の散歩

2013-11-29 08:23:17 | 日記


 7時前に犬の散歩に出掛ける。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。寒風の中を歩く。唇が乾く。そこへ小さな雨粒が2,3滴落ちた。

 道端にスギナが伸びている。カラスノエンドウもたくさん生えている。共にまだとても小さい。

 丘陵の頂を越えた所で柴犬を連れた人と出会う。挨拶をする。

 川に至る。濁った川底に緋鯉がぼんやり見える。カワセミもアオサギもいたが魚が殆ど見られなかった。しかし、いることはいるのだろう。でなければ鳥はやって来ないだろう。

 川沿いに下って駅裏に至る。ここで犬は時間をかけて丁寧にいろいろなものを嗅ぐ。枯れ草、芝、草の葉、路面、ありとあらゆる物を嗅ぐ。
 駅のホームでヂーゼルを待っている人たちがどうやらこちらを見ているようだ。天気が良ければ朝日を正面から浴びるので、後ろを向いているのだが、東の空は雲がいっぱいなので眩しくないし、手持無沙汰で犬を、犬と私の演劇的な行動を見ているのだろう。自由に行動しようとする犬となすがままになっているようだが、最後は犬に言うことを聞かせる人の単純な一幕ストーリーである。

 市の施設の敷地を通る。門扉を開けている。かなりの長さの門扉なので頭を下げて両手で一心に押している。

 8時過ぎに帰着。


 昨夕の散歩について

 4時半に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。犬は上機嫌のようだ。お付きが3人もいるからだ。犬は多分自分がリーダーと思っているだろう。散歩に関しては。
 一方、犬は行動を制約されてもすべて駄目元と捉えるようで腐ったり、へこたれたりはしない。

 この散歩が今日は3回目になる。
 10時前に車の12か月点検でディーラーに行ったのだが、1時間以上も待たねばならない。どう過ごそうかと考えた。古代史の本でも読むか。そうだ、犬の散歩に行こう。車である地点まで行ってそこを出発点として足を伸ばす方法の実践である。新しい散歩コースを開拓できるかもしれない。
 幸い犬は喜んで躊躇することなく勢いよく飛び乗り、助手席に座った。

 ディーラーで係りの人にキーを渡して散歩に出掛ける。国道を北上する。寒い。朝より寒いのではないか。ハーフコートを着用したがそれでも寒いのだ。勿論、ハンチングをかぶっている。
 丘陵の頂越えのコースで頂を越えて川に至るのであるが、その命の豊かな川の河口に行ってみた。以前、左岸を歩くと途中で行き止まりになっていたので、今回は右岸を歩く。犬は新しい所が好きである。いつもより更に勢いが良い。
 西風で川に波が立っている。逆流の波である。水はかなり濁っている。
 海岸の風景は正面に白島、藍島である。いつも見る海の景色とわずかに違うだけだが興味深く感じられる。白波が立っている。蓋井島は見えない。村崎ノ鼻が近くにある。微妙な違いが分かるのが通なら、この海岸線を私の現実とし、私の世界としたい。

 一旦、国道に戻ってから安岡海水浴場に行った。夏場ではないので人気はない。中学校の体育の授業でここで水泳をしたことがある。小学校だったのだろうか。兎に角、この風景を見たに違いないが全然思い出せない。ただ、海水パンツが緩んでいてちょっと恥ずかしかったことは覚えている。

 そろそろ引き返そう。再び国道に出る。スーパーやドラッグストアや公民館が海岸と背中合わせなのに驚いた。
 途中、小雪が舞った。やはり、朝より気温が下がっているのではないだろうか。初雪である。平年よりかなり早いようだ。
 犬は小用は足したが糞はしなかった。ビニール袋を2,3枚入れた手提げ袋を準備はしていたが。予備に左のポケットに1枚。しないのも道理、朝の散歩で2回したのだった。

 約1時間でディーラーに戻る。整備は終わったようだがクリーニングの最中ということで少し待つ。受付嬢がかわいいと頭をさすってくれた。とても気持ち良いと言う。そうなのだ。自分が良くなければ相手は好みとはならないのだ。コーヒーも御馳走になった。寒風の中の1時間の散歩の後でホッとした。特に寒さが募る時季、おもてなしは心に素直にしみこんでいく。また、帰りには来年のカレンダーを呉れた。良くしてくれた。
 しばらくしてメカニックの人が点検の明細を持って来た。円環服の作業着が気に入らないのか犬は吠えた。この犬は作業着が気に入らないようだ。何か悪い体験でもしたのか。でも、尻尾は振っていたし、すぐに仲良しになった。
 吠えたらいけんよ。みんなびっくりするからと諭すように言う。犬はお座りをして聞いていた。客も業務の人も声はかけなかったが、和んで犬を見てくれた。

 新品のようになったハリアに私は犬と一緒に乗り込んだ。

 約20分かけて約10kmのドライブ。犬は確かにこの体験を覚えていると思った。辛抱したら良いことが待っていると信じているようだ。犬は助手席に座っている。もしもの場合、フロアの方がより安全だろうに。窓を少し開ける。犬が安心するからと聞いたので。外の音、においが遮断されている空間は耳、鼻をふさがれたようなものなので、目だけで物事を確認することになり、犬としては不安になるのだろう。視力だけで長時間頑張れるのは人間位であろう。
 積りはしないだろうがかなり雪が降って来た。

 夕方の散歩に戻ると、公園で柴犬を連れた人と出会う。頭から尻尾までさすってくれた。

 リードを持ってくれた親戚は、暑くなったと言う。こちらは散歩の最後は流石に暖かくなったが、最初はずっと寒かった。
 暖かくなったのは、兎に角、普通の歩き方ではないからだ。どんな歩き方かというと、何もそんなにツンツン怒らなくてもいいのではないかと思うほどさっさと、取り付く島もなくそそくさと、聞く耳なしという感じで一方的に駆けるような歩き方なのだ。

 5時前に帰着。

ピンボケ写真のわけ

2013-11-28 08:04:18 | 日記


 7時10分前に犬の散歩に出掛ける。

 朝食中、外の雨音が聞こえた。雨だろうか。音が少し硬い。霰か霙か。散歩の出発の時刻を延ばさなければならないかもしれないと思った。出発時刻の頃には雨はあがっていた。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。

 頂を越えた頃、小雨が降り出した。急ぎ足になる。それから農道を走る。犬と私は殆ど同時に走り始めた。濡れる同士である。あちこちにある水溜りは飛び越える。川に至る。後ろを振り向くと丘陵の辺りが雲が低く垂れこめているのが見えた。あそこだけ雨が降っているようだ。他に比べて少し高いからだろうか。
 川沿いに下って駅裏に至る。市の施設の敷地に入る。最近、写真を撮っていない。犬はじっとしていないし、意図的に後姿を見せたりして、撮影に協力的でない。こちらは歩くのと制御するのとで精一杯である。しかし、今日は撮らねばならない。このブログに載せる写真がないからだ。しかし、見てみると皆ピンボケばかりである。こちらのボケた精神も伝わっているのだろう。

 犬は右に左にと興味に任せて自在に動く。そのため、私は変な姿勢でリードを持つことになる。さっきまで私の右を歩いていたので右手で持っていると、左に行く。右手を背中に回し歩く。何だか捕縛されているようだ。それで左手に持ち替える。すると、今度は右に行く。甚だ歩きづらい。片手が固く固定されるからである。これまでは、替えてもまたすぐに同じことになると面倒がってそのままの変な姿勢で歩いていたが、リードを持つ手は温かく、小さな手提げを持つ手は冷たくかじかむので、リードを持つ手を犬に合わせて替えることにした。

 踏切で警報機が鳴りだした。遮断機がゆっくり降りてくる。時計を見た。ヂーゼルが通り過ぎ、警報音がやみ、遮断機がゆっくり上がる。その間2分強であった。信号は場所によって違うかもしれないが、2分も変わらない信号機はないであろう。

 ジョウビタキが飛び出した。最初スズメかと思ったがやや小さいし、嘴がとても細い。しかし、色が地味である。メスであろう。

 8時前に帰着。


 昨夕の散歩について

 4時に散歩に出掛ける。

 雷鳴や風雨で夕方の散歩は諦めるしかないだろうと思っていた。最近に無い横暴な嵐である。北国はもっと凄いらしいが。

 犬を見ているとなんとかして散歩に行きたいという願いを叶えてやりたい気持になる。頭をさする。ビロードのようだ。背中の方は若干荒く、ごわごわしている。
 最近、犬にはできるだけ大きな声で放し掛けるようにしている。

 この2,3日、北の方のソファの座布団の上で寝ている。南の玄関よりこちらの方が今は良いようなのだ。

 雨が上がったので公園に行く。水溜りだらけだ。排水が悪いのか雨が結構降ったのか。こんな天候だからだろう散歩の犬を見掛けなかった。そもそも人っ子一人いない。いつ雨が降り始めるか分かったものではない空である。

 犬が用を足したのでこれで良しとしなければならないだろう。愚図愚図していたらじきに雨が降りびしょ濡れになるだろう。更に雷にでも当たったらことである。

 4時15分に帰着。

国道を北上

2013-11-27 08:02:36 | 日記


 6時半に犬の散歩に出掛ける。

 厚い雲におおわれていることも相俟ってこの時刻はとても暗い。街灯と街灯の間の暗い所では路面がはっきり見えない。

 国道に出て北上する。時折小糠のような雨が顔に当たる。明日行かねばならない自動車ディーラーの前を通る。
 信号待ちの間、ミニバラ園を見る。右手に駅が見える。いつも駅裏を通っている駅である。小学生が横断歩道を渡っていた。傘を差している人もあるが雨はさほど降っていない。散歩中、犬は一度全身をブルブルとふるわせただけだ。
 豊松園があった所だなと思い出していた。戸建てだったが今はアパートになっている。大洋アパートのあった所、県酪のあった所まで来た。中学生の時、新聞配達をしていたがこの辺りが配達区域だった。月に千六百円もらっていた。大昔にタイムスリップしてしまった。足下の犬は今まで嗅いだことのない犬のにおいに興味津々のようである。

 元県酪の所で中道に入る。それから梶栗浜遺跡の近くを通り駅裏、市の施設の敷地と丘陵の頂越えコースの帰路と同じになった。天気が気になっていたが降られなくて良かった。

 8時前に帰着。地形図によると道のりは約5kmというところだろう。


 昨夕の散歩について

 4時半に犬の散歩に出掛ける。

 夕方の散歩もコースを毎日変えようと思うのだが、なかなか適当なコースを見つけることが出来ない。犬を車に乗せてある地点に行き、それから散歩という手を使わない限り、行く所は限られしまう。そうしている人もいるようだが、何だか本末転倒のような感じがする。夕方もうんと足を伸ばせば行く所は広がるかもしれないがと思う。
 しかし、これは結局、人間の観点であって犬にしてみれば外に出て野性を復活させることに意義があるに過ぎないのかもしれない。

 公園で柴犬を連れた人と出会った。尻尾まで撫でてもらった。この人との出会いがあるから夕方の散歩はコースを変え難いのかもしれない。

 今夕も風が乾燥して冷たく、寒さを感じた。

 ヒイラギに白い花が咲いているのをよく見る。花はモクセイと同じく小さくて点々のように見える。強くは香らないようだ。

 5時に帰着。

山肌の峰の影

2013-11-26 07:58:18 | 日記


 6時50分に犬の散歩に出掛ける。

 昨日と違うコースを歩く。住宅地を南に向かう。小学校に行き当たる。7時を回ったばかりなのに、登校している児童がいた。駐車場には車が数台停めてあり、職員室らしき所には照明が点いていた。
 中学生も歩いていた。この先に中学校がある。

 住宅地は人が多くいて、従って飼われている犬の数も多い。それでだろう、我が犬は頻繁に立ち止まり、立ち寄りをして嗅ぐ。電柱、カーブミラーの脚、角などに。だから、かかった時間に対してそんなに歩いていないだろうと思ったが、帰ってから2万5千分の1の地形図に赤鉛筆でトレースしてみると丘陵の頂越えのコースと遜色ない道のりとなっていることに気が付いた。

 市の施設の裏側の坂道を登り切り、麺類を出すレストランの前を通る。国道は車がいっぱいであった。上り1車線下り2車線であるが、上りの方が渋滞しているように見えた。市の施設の表側を歩く。先程、裏側から見たが照明が点いていた。早くから働いているのだろう。そういえば、昨日、市の別の施設も照明が点いていた。昨日は月曜日で、そこは月曜日休館のはずだが、特別な月曜日だったのだろうか。

 正面の山々に朝日が右側から当たって峰の影が山肌に落ちていて山の様相を変化させていた。朝日が弱いのでその影も薄く墨絵の世界のような気がした。

 人家の庭に植えられたかんきつ類が実を黄色に色付かせている。キンカンが目の前にあった。我が家にもあったがいつの間にか枯れてしまった。思い返せば、枯らした木は多い。ビワもあった。モミジもそうだ。ヒマラヤスギもあった。今では忘れてしまったものもたくさんある。切り株だけはまだ残っている。

 8時前に帰着。


 昨夕の散歩について

 4時半に犬の散歩に出掛ける。
 犬は本当にもう勘弁してくれというくらいに鳴いた。用便かと何度か庭に出して歩かせたがそうではないようだ。

 公園で柴犬を連れた人と出会う。地面にあった物を食べた。ガリガリと。相手の人は叱った。何があるか分からないから食べたら駄目と背中を軽く叩いた。他所の犬を叱ってと申し訳なさそうに言う。こちらはもっとやってくださいと願いたかった。
 口に手入れても出さないですかと尋ねるので、何とも頑固なのでと答える。柴犬は口に手を入れたら吐き出すそうだ。
 我が犬に関してはそういうことが頻繁なので半ば諦め状態なのだ。やられてしまったという感じ。

 グラウンドを通る。後ろ半身を装具でつっている犬を見た。交通事故の奇禍にでも遭ったのだろうか。或は病気なのだろうか。

 海に向かう。風が甚だ強い。目を開けておれない。砂が目に入るからである。

 消波ブロックに波が当たり高く白い水泡を飛ばしていた。ああ、これは引き返すに如くはなしと思わせる激しさだった。

 犬に引かれて神社の方へ向かった。それまで糞をしていなかったので、よくこの辺りでするから、ひょっとしてとのかすかな希望をもってである。それはピッタリ当たっていた。糞をしやすい場所というのがあるのだろう。これで散歩の主目的は達せられたというものである。

 5時に帰着。