2022年(令和4年)2月28日(月)
犬は朝の散歩が近いことを感じると途端に騒ぎ出す。はしゃいでいる。自分の尻尾を噛もうと回転し始める。歳を取っているのでもうはしゃぐことはないのかもしれないと思っていただけに懐かしくもありラブちゃんの若き頃のお馬鹿さんが復活したことにヤレヤレと思いながらも微笑むことが出来た。
しかし、朝の散歩は楽ではない。朝から疲れてしまう。「ああ、しんど。」と口を衝いて出た。これまでは「ああ、えら。」だった。しんどとはしんどいの短縮形、英語のスペルだったら行の上に付くカンマみたいな記号で表記されるものだ。正式には何と言うんだっけ。ピリオッド、カンマ、コロン、セミコロン、・・・やっと思い出した。アポストロフィーsで思い出した。アポストロフィーである。
しかし、どうして関西弁が出たのだろうか。一つが解決すれば2番目の疑問が表に出てくる。
朝は犬にせかされるように散歩に出掛けるのだが、夕方は逆だ。犬は疲れているのか、小さな敷き布団の上で丸くなって寝ている。そばに行って頭をさすりながらラブさん、散歩に行かんかねと呼び掛ける。犬はしばらくは動かない。頭をさすってそれを背中に延長させる。背骨の凹凸が伝わってくる。犬が起きるまで丁寧にマッサージをする。ようやく起きて散歩に出掛ける。夕方の散歩も強引で自己主張のままの散歩であることには変わりはないが、朝ほどの勢いはない。ひょっとしてもう行かんでも良いのかな。それなら実は嬉しいのだが、色々用があるので行かないわけにはいかない。行かなければ夜が大変になることは目に見えているからだ。