犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

甘夏の皮

2014-05-09 07:08:03 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は金曜日。

 山陰本線を跨ぐ新しい道のコースを歩く。曇っていて風はない。犬は庭に捨ててあった甘夏の皮を咥えた。そんなものは食べられりゃせんと口から出ている部分をつかんで引っ張り出そうとしたが、犬はウウウと唸って全身を固くした。背中の毛も立っている。私を噛みはしないとは思っているが、トーストを千切って手ずから与える時、勢いよく取ろうとして私の手を一緒に噛むことがある。痛いわあねと言うと、分かったのか、最近は、上品に軽く器用に取るようになった。甘夏の皮は大部分口中にあることを言い訳にそのままにしておいた。
 口から白い内皮が見えている。少し変だし格好が悪い。が、段々、口中に隠れて行った。
 食べれはしまいよと思った。でも、砂糖漬けにすればマーマレードなのだから食品にならないことはない。
 口の中に入れておけば唾液で一部消化が進み柔らかくなって嚥下できるようになるのだろうか。犬は経験でそのことを知っているに違いない。しかし、それは動物質の物だろう。
 意外にも甘夏の皮は丁度、マウスピースの働きをしてくれた。
 第1に口に既に物が入っているので新しく物を口に出来ない。これは良い。いつも犬の行き先に目を配っていなければならなかったのに、これなら散歩の楽しみが味わえる。それにどういうわけか、電柱などの根元に駆け寄り嗅ぐことが少なくなった。従って引っ張られることも甚だ少なくなった。
 散歩の距離に比して散歩時間が冗長になっていたが、その短縮にも大いに寄与した。まさに怪我の功名である。
 柑橘類は朝、必ず食べるようにしているので明朝は意図的にやってみよう。これが習慣化すれば甘夏の皮はなくとも拾い食いを止めるかもしれないと目論んでいる。

 7時5分前に帰着。ただ、甘夏の皮は歯形を残しながらも廊下に捨てられてあった。




 昨夕の散歩について

 4時15分に犬の散歩に出掛ける。

 柴犬を連れた人とグラウンドで出会った。頭に草の種を付けているので草むらに入ったことは明らかであった。そのことを言われる。一応の挨拶が終わったら犬は早くも次に行きたがった。行く所は逃げやせんと言うが、犬にとっては早く行きたいという気持ちが最優先なのだ。

 浜に下りて北に向かうが、風が強いので川まで行かずに引き返す。サーファーが2人、海にいた。

 5時に帰着。