犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

高架道路の西側を南に向かって歩く

2015-05-31 07:10:40 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は日曜日。

 海岸道路を南下して礫岩広場に行く曜日だが、グラウンドで2匹の柴犬を連れた人が海岸に向かったので我々はいつもとは逆回りで海岸道路に向かいながらも犬に引かれて高架道路の歩道を上り始めた。西側である。
 北バイパスの進入、退出の道が分かりにくいので調べたくもあったし新しい道は歩いてみたいものだ。
 しかし、犬は登りがきついのか立ち止まったり後ろを振り向いたりした。前に進む決断がなかなか出来ないようなのだ。早くもハアハア言っている。確かに朝というのに少し暑い。それでも犬は戻るのを諦めたのか前に向かって歩き始めた。
 進入路について一つ分かったのは、北向きの一般道からバイパスの南行きに入る道があれだということだ。あれだというのはバイパスを南に向かっていて矢印で誘導している道の用途が不明だったものだ。

 犬は新しい舗装の上に頭をこすりつけた。逆立ちするかのように。それを2度した。そばにミミズの死骸があったのでどうぞ触れないでと思った。大丈夫だった。水がかすかに流れている壁があった。土砂か葉のクズが薄く覆っている。塀の壁ならナメクジだらけのはずだが、この壁にはナメクジは1匹も見かけなかった。ナメクジは案外、人の住む環境に馴染んでいるのかも知れない。ここに来て、急に何十年もの前の体験を思い出した。大山の麓だったと思うが、それは大きなナメクジを見たものだ。大き過ぎてとてもナメクジとは思えなかった。ステイキに出来る程のものだった。野生のナメクジだ。

 一般道に下りた。ちょっと懐かしい感じがした。昔ここを散歩の通路にしていたのだ。右に登れば中学校がある。反対に左に折れてトンネルを下る。
 この辺りはウグイスの宿があるのだろう、囀りがよく聞こえる。よく聞くと鋭い声だということに気付く。語尾変化に耳が引きつけられる。ホーホケキョイ。ホトトギスは聞こえなかったが、こちらの囀りはおっとりしている。

 道端に小さくて固そうなイヌビワの実が落ちていた。犬は一瞬に鼻を付けて通り過ぎた。

 左手に野イチゴの赤い実があった。盛り上がって上の方が少しずれて崩れているように見えた。

 ユニフォームを着た野球部員の子供が挨拶をする。中には直立不動になり最敬礼をする子もいた。出会う子は皆、挨拶をした。後で思ったが皆、1人ずつであった。2人連れや3人連れの子供はいなかった。何か訳があるのか、偶然なのか。



 7時5分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時35分に犬の散歩に出掛ける。犬はそれまで階下で吠えるなどの散歩の催促はしなかった。雨が降っているのが分かっているからだろう。北の家に行って玄関の解錠をし小さな手提げ袋を取ってくるのに、いつもは付いて来るのに全然反応が鈍い。

 雨は大したことはなかった。犬は参道の黒松並木の根元で早くも糞をした。或いはこれで帰るべきだったかも知れない。

 公園の照明は点灯していた。グラウンドに行き南西の出入り口に向かう。この頃から雨が本格的に降り始めた。見る間に全身が濡れてきた。薄い布地のズボンはピンク色になった。犬もかなり濡れた。雨に濡れたというより水中に入っていたという感じだ。
 これ以上行く必要はない。戻ろう。

 ・・・
 午後、ミュージアムセミナーの講義を聴きに行った。「古代の集落と生活」と題された講演だった。
 驚いたのが発掘された木簡によってかなり具体的な内容が分かることだ。送られてくる請求書や領収書を見た感じだ。だから全体にどう位置付けるのかなど広がりについては困難な点はあるようだ。
 古代のロマンということをよく聞くが、みんな現実的に生きていただけなのだ。当時も今も。むしろ古代の方が生活は厳しかったはずだ。そしてそれは当然、人に対してそう対処することになる。租庸調などの税、兵役、雑役などのためぎりぎりの生活だったことだろう。
 そういう観点から古代史を改めて読んでみたいと思った。
 ・・・

 犬は何度も全身をブルブルと振るわせるが、はね飛ばした分の水はすぐ降る雨によって補給された。

 4時50分に帰着。2枚の布でまず犬の全身を拭い、それからバスタオルで拭いた。犬は恰ももう大丈夫とばかりに向こうに行く。こっちへおいでと言ってもなかなかやってこない。口笛を吹いたりするとようやく戻って来た。しっかり拭いてやった。

夕方の散歩の出発時刻を少し遅くした

2015-05-30 07:05:55 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は土曜日。

 幼稚園、小学校の前を通るコースを歩く。曇っていて風はない。

 ハンミョウのような虫が体を立てて飛び、ゆるやかに寄ってくる。こっちに来ないで欲しい。触れたら水ぶくれが出来るような気がする。何せ皮膚が弱くなっている。先日、ボランティアで赤米をプランターやペットボトルに数株植えたのだが、その時の泥のせいで右手人差し指の第2関節の辺りがかぶれてしまった。跡は残ったがやっと治りかかっている。

 幼稚園の前のカボチャ畑は蔓が更に伸びていた。又、小さな丸い実も付いていた。

 小学校の前のトウモロコシ畑のトウモロコシは背が伸びていて犬の背丈を遙かに超えていた。先端には尾花を付け、その下に雌花が付いていた。

 犬はハアハア言っていた。曇っているので気温がさ程下がらない上に、体質が既に夏モードに入ったのかも知れない。

 7時5分前に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時10分に犬の散歩に出掛ける。

 行き先をどこと決めず、出来るだけ南北の道を選んで日陰になっているところを歩こうとした。
 少し散歩の出発時刻を遅くしたが、今日はとりわけ日差しが強く暑くもあった。だからこれくらい遅くしてもこれまでと大差はなかった。もっと大胆に遅くしないといけないと思った。
 犬が4時前から散歩を催促するかと心配していたがそんなことはなかった。犬も外は暑いと分かっているからかも知れない。

 出来るだけ東西の道は歩かないようにしたつもりであるが、何故か高架の下に来てしまった。海岸はもうすぐそこだ。結局、犬に引かれて来てしまったのだ。明日は夕方から天気が悪くなりそうだが、出来れば家から真っ直ぐ北に向かい川に出ようと思っている。

 高架の下を歩いていて日が更に西に傾くと高架の下から照らされるようになるなと思った。勿論、日差しは弱くはなっているだろうが。

 犬はハアハア言っているにもかかわらず日に照らされた海岸の方の道に行こうとする。それを押しとどめるのに大苦労。
 犬も暑かろうがこちらもかなり暑い。

 5時15分前に帰着。帰ったら夕食である。ドッグフードをかなり減らしている。これまでの8割から9割程度に。

水を張った田の上のツバメと水に映った影

2015-05-29 07:18:44 | 日記


 6時15分に犬の散歩に出掛ける。今日は金曜日。

 大型の商業施設群の手前で左折して大きな川を渡りその川沿いの道を下って帰るコースを歩く。よく晴れている。

 朝なのに涼しくない。暑くなりそうな予感がする。Tシャツなのに汗が出て来た。日の光だけでなく犬の引っ張りに抗して力を出さねばならないので、これも汗かきの原因になっているのだろう。
 右腕に赤い小さな切り傷がある。昨日、庭の梅の実を収穫をした時にトゲで切ったものだ。長袖だったが薄手だったので。
 2本の木から約3.4kg収穫できた。早速、梅酒造りをした。

 大きな川を渡って田園地帯に出る。5,6枚の田は既に水が張られカエルが賑やかに鳴いていた。その水面すれすれにツバメが滑空する。水に映った影と付かず離れずで、恰も2羽のツバメが遊園地で遊んでいるように思えた。4,5羽が飛んでいたがその倍はいるように見えた。

 どこからともなく、ユウマダラエダシャクがふわふわと飛んで来て犬に当たり、又どこへともなく飛んで行った。犬は何だとも思わなかったようだ。

 踏切が近付いてきた。隣の踏切の警報機から音が聞こえてきた。これは早く渡らねばと思ったが犬の引っ張りに負けて時間を費やし、ここの踏切も警報機が鳴り始めた。
 残念。周囲を見ると春先、ぐいぐい枝を伸ばし青い葉をたくさん付けたクコの葉が虫に殆ど食べられて見えるのは枝だけになっていた。自然はいつもこうである。
 ヒョウモンチョウが壁に止まって日の光を浴びていた。体を温めているのだ。

 7時5分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時5分前に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。

 公園、グラウンドを通って海岸へ。

 太陽を雲が覆っているので海辺のカフェの駐車場の横から浜に下りた。久し振りである。
 が、風はなくむっとした感じである。湿度が高いのかも知れない。

 波打ち際を北に向かう。
 突堤に近付いた。その突堤の上に例の猫が早くも4本の脚を伸ばして背中を丸めてこちらを見つめている。対象は我が犬である。我が犬とて最前からその構えに気が付いている。一触即発の事態だ。

 突堤に上がった時、ご夫婦で散歩している人と出会った。何度か出会っている。話をしたこともある。
 その夫の方が教えてくれたことなのだが、その猫は2匹の子猫を産み、それから、つい最近産んだ5匹の子猫がいるそうだ。ほんの小さな子猫だが塀の後ろにいるそうだ。それでいつも過剰防衛的な態度を取るのだと分かった。この猫に襲われた犬がいるそうだ。注意した方が良いとのことで我々が猫の前面に出て犬を後方にやる。
 いつの日か、我が犬に立ち向かったのは我が犬がアッカンベーをしたわけだからではないのだ。
 しかし、いずれのことにも事情通の人はあるものだと感心せざるを得ず。
 奥さんの方は母性愛の強さを強調する。人も動物も同じなのだと。
 そうでしょうなと思った。一事が万事なのだ。
 色々教えてもらったことにお礼を言う。

 突堤の先端から戻り突堤から下りて犬は波打ち際の濡れた砂浜の上を歩いた。そしてついに腹這いになった。さっきから犬はハアハア言い口からが赤い長い舌を伸ばしていた。暑いのだ。
 波が寄せても自分のところまで来ないとなると、そのままだが、勢いで分かるのか身に降りかかるようだとさっと敏感に立ち上がって浜の方に移動した。

 ・・・
 今日からウッドデッキの取り替え工事が始まった。
 外での工事なので室内の改修の時程ではないが、犬は頻りに吠えた。この工事は10日から2週間かかるとのことで、これからしばらく、犬はのんべんだらりとしているわけにはいかなくなる。まあ、その内、慣れはするだろうが。
 ・・・

 この時季、この時刻に犬の散歩に出る人は稀である。明日から10分ずつ散歩の出発時刻を遅くしていこう。

 4時35分に帰着。

夕方の散歩の時刻やコースを考えなければ

2015-05-28 07:06:21 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は木曜日。

 隣の駅の近くまで行きヘアピンカーブを曲がって帰るコースを歩く。曇っているので無帽で出た。参道沿いにある家の風鈴が時々思い出したように鳴った。

 犬は国道沿いで口をバリバリ言わせた。何か食べたのだ。口の中に入ってはもう手の出しようがない。それでも以前程、嫌な気持ちにはならなくなった。

 造成地に草が生え始めていた。斜面も犬が掘るのだろうかくぼみが出来ているところもあった。

 7時5分前に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時10分前に犬の散歩に出掛ける。

 一昨夕に行こうと考えていたコースを歩く。それは北バイパスを南に向かって歩くコースだ。

 陰を求めてどうにかこうにか公園、グラウンドを通って北バイパスの下に出た。
 そこに夏服の中学生が3人立って話をしていた。我が犬を見ると可愛い、全身黒って格好良くて可愛いと言う。
 何ですかと尋ねたがその意味が分からなかった。その後の2,3のやりとりで犬種を尋ねたのが分かった。
 ラブラドール。盲導犬にもなれる犬種。今ではもう駄目だろうけど。

 ここは通学路になったの?
 ええ。
 ええねえ、涼しゅうて。
 ええ。

 しかし、涼しいのはこの辺りまでだった。緩やかな坂道を登る。東側の歩道だ。陰を求めようにも陰らしいものは一切無い。登りで日に照らされる。犬でなくとも辛い。今日は室内でじっとしていても暑く扇風機が必要と感じた。選択が間違っていた。太陽が白い雲に少し遮られているのが僥倖だ。
 散歩の開始時刻を遅くするに如くはない。が、犬が承知するか。玄関のポーチに繋いでこちらは草引きをして紛らわすか。

 バイパスを下りてからは比較的日陰が多かった。つまり、東西に移動すれば日を浴びざるを得ず、南北に移動すればさほど日に照らされることはなくなる。理の当然である。
 そういうコースを探るのも一手か。どこか目的地を決めて歩く必要性はない。

 4時25分に帰着。

体重が増えた、21.92kgになった

2015-05-27 07:26:36 | 日記


 6時15分に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。晴れていて無風。

 国道に出る手前の参道で左手にびわの木があるなと思い見上げたところ、実がかたまって付いていた。既に橙色で熟している。

 国道沿いにある信号機の先端にあったカラスの巣は撤去されていた。一騒動あったことだろうが今はその影も形もない。

 大きな川沿いの道を歩き一つ目の枝道を左折する。左手の畑にジャガイモが植えてあるが一株が大きい。そして薄紫の花をたくさん付けている。花といえばアジサイが咲き始めた。また、クリの細長い花も。

 命豊かな川にはカメがゆっくり泳いでいた。淵では大きな真鯉がくねくねと泳いでいた。

 犬は元気よくリードを引っ張る。こちらが嫌になる程、引っ張る。考えてみれば家の中でこんなに生き生きしている姿は見たことがない。餌を与える時以外。これが犬の生きている姿と言えるのだろう。

 7時20分に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時10分前に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。

 公園に向かう。犬は積極的に歩く。つまり早足だ。それでも公園に到着する前にあることを思い出した。今日は動物病院に行く日だった。すぐに思い出さない所、やがて思い出す所、歳のなせる技としか思えない。

 引き返す。散歩にお金は要らないが病院はお金が要る。一旦、家に戻る。
 財布をポケットに入れて再出発。
 犬は歩く方向が反対なのを最初から訝っている様子だった。
 今朝、こちらに向かったのだが、その他の時刻でこちらに向かうのは犬の経験では狂犬病の予防注射か動物病院に行くかに限られている。早くも予感しているのかも知れない。

 何度目かの角を曲がった所で日傘を差している人が我が犬が道端に腹這いになっているのを見て、まあ、暑いんでしょうね、こちらに尻尾を振ってくれる、まあ、可愛い目をしている、この犬は盲導犬にもなる犬でしょうと頻りに声を掛けてくれる。
 相手が先に行って振り返り振り返りしているのをこちらが注意しなければならなかった程だった。電柱があります、車が来ます。余程嬉しかったのかも知れない。

 ・・・
 今日の犬の態度はいつもと違っていた。買い物などをして帰るとちゃんと玄関まで迎えに出たし、2階から降りて行くと愛想良く挨拶に出てくる。いつもは鬱症に陥っているようにぐったりとしているだけなのだ。
 ・・・

 動物病院に入る。先客があってしばらく待つ。こんなになるまでと先客の飼い主を直接に批判していた。

 院長さんにフィラリアの予防薬が連休前に投与する必要があること、こんな時刻ではなく午前に連れてくることなど感想を述べた。尤もだと思った。尤もは尤もだがフィラリアの予防薬は先月末にやっているのだ。但しこの時刻の散歩は問題だろう。

 体重を量ると3ヶ月前より約1キロ増えて21.92kgであった。心を鬼にして餌を減らさねばならないだろう。あの日傘を差した人も我が犬に好感を持ったものも太っていますねと一言、久し振りに我が家を訪れた人にもそう言われた。

 定期検診を進められる。血液検査や、エコー検査などで2万円かかるそうだ。

 帰りは予想通りいつも通り余裕綽々というか意気揚々というか、兎に角、前に前に進んだ。途中、においのする所に立ち寄りはしたが。

 5時に帰着。