別腹

２０２２年（令和４年）７月２４日（日）

 

　午前６時頃、犬を庭に出す。風が吹き草が揺れる。秋が来たような気がした。まだ盛夏の８月が来ていないのに。季節はどんどん早くなっているので秋が来たと言ってもおかしくないかもしれない。

　犬の尿が濃いように感じる。きちんと確かめたわけではないが、見た目である。最近、急に眼が悪くなっている。犬は何故か門の前に立ち止まった。その姿勢に昔、こういうことがあったなと思い当たった。じっと佇んでいる。用があるわけではないが、次を待っているという態度だ。これは外に出て歩きたいというサインだ。家に入ってズボンをはいて犬のところに行き外に出た。久しぶりの散歩だ。何日ぶりだろうか。何週間ぶりだろうか。

　犬は健康のため歩かされているという感じではなく自分でかなり積極的に歩いた。こちらの負担は殆どなかった。つまりあまり引っ張らなくても良かったのだ。また小用も足したし糞もした。昔の散歩のスタイルが戻ってきたのだ。犬に元気が戻ってきたようだ。何よりだ。

 

　室内に戻ってきて犬は空腹を訴える。私を見る目、態度でそれは分かる。食欲も戻ってきたのだ。犬はやってもやっても食べ終わると私を見る。それで私も腰を浮かせ餌を取りに行き犬にやる。直接犬の口に餌をやる時、犬の犬歯の奥が一部歯が欠けているような気がした。犬はもう白い棒状の歯磨きになる物を食べなくなって久しい。歯が悪くなっているのだろうか。犬が喜ぶからいくらでも餌をやれた。食べた物が犬を元気にする。と思いながらも好きなだけ食べるというのは若者の特権に過ぎないと考え少しセイブした。それでも午後になれば別腹と思い犬の喜ぶえさを与えた。お腹を壊すほど食べる馬鹿でなしと信じているからだ。

　昨夜からエアコンを切って窓を開けているが、午前８時過ぎにエアコンを入れる。室内で粗相がなくなってきたが、それは日夜を問わず頻繁に犬を庭に連れ出しているからだ。