犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

この時季汗ばむ散歩

2013-12-31 08:56:28 | 日記


 7時10分に犬の散歩に出掛ける。今日は火曜日である。朝食の後、犬を北から南に移動させる。北に置いておくと状況が分からず糞などをしたりするからだ。

 国道に出る。車が極端に少ない。今日は大晦日である。いつもの列をなしている車は通勤車両ということになる。今日、仕事という人はそんなに多くはないだろう。
 川沿いに東上する。この土手道も歩いている間、車が一台も通らなかった。道の両側にセイタカアワダチソウが立ち枯れていた。セイタカは意味が分かる。今は日本の気候風土に適応してセイタカではないものもあるが、目立ち始めた3,40年前は必ず人の背丈より遥かに高くなっていた。セイタカはよいにしろ、アワダチソウとは何のことか分からないでいた。今日その理由が初めて分かった。花穂の先、或は一部、或は全部、白っぽくなっていてふわっとしているものがあった。石鹸の泡のように真っ白ではなく、少し灰色がかっているが、確かに泡立っているようには見える。学名から来ているものなのか。物の名前は語源を遡ると面白いが、大半はこじつけのような気がする。
 青緑に塗られた橋、国道からの最初の橋になるが、そこで左折する。ここまで直線で来るとかなり時間を稼げているはずだ。
 丘陵の裾の道を歩く。ヒメオドリコソウがたくさん咲いていた。
 観音堂古墳に行く。それから仁馬山古墳に行く。ここは少し林になっているのでダニはいないかなと心配になった。帰って、早速、ダニ除けの薬を首の後ろに滴下する。毎月末にしている。

 犬はしゃがんで尿をする時と、後ろ右足を上げてする時がある。私と同じく左足利きなのだ。けんけんをする時、私は右足を上げて左足でジャンプする。尿をする時の姿勢の違いは斜面なら後者の姿勢のようだ。平らだと前者の姿勢。ただ、平らでも草などに引っ掛ける時は後者である。犬はやたらと水溜りの水を飲んだ。水溜りにぶつかる度に水を飲む。家でも美味しそうによく水を飲む。まだまだ、尿を出すつもりだなと思う。

 丘陵の尾根に当たる道を歩いた。春の史跡の道コースと同じである。川北神社(上の山古墳)の前を通り、横から市の施設の敷地に入る。

 市の施設の表から出て緩やかな坂道を下る。丘陵の尾根を歩いている時から熱さを感じていた。シャツの第一ボタンを外し、第二ボタンを外し、ジャンパーのジッパーを下までおろし上の方を少し脱いで風を入れた。予感ではなく、横着をしてマフラーをしていなかっただけであるが本当に良かった。額に汗が少しにじむ。背中も汗をかいているようだ。
風は冷たく乾ききっている。それでもこんなに熱いのは、かなりの距離を速足で歩いたせいだろう。

 8時半過ぎに帰着。正直なところ少し疲れた。




 昨夕の散歩について

 4時過ぎに犬の散歩に出掛ける。横浜の親戚がリードを持ってくれた。

 北の門から出たが、その時に大きな荷物を両手で前に抱えている人が我が犬を見て、まあ、可愛らしいと言ってくれた。どうも。
 犬の最初の行動、態度は私がリードを持っている時と同じだった。走る、やたらと辺りを嗅ぐ。結句、リードを引っ張りぱなし。犬の体は伸びに伸び切っている。鼻は先に伸び、姿勢は極端に低姿勢である。遊泳中のアシカとかオットセイのように見える。
 横浜の親戚は例によって、止まり体を撫でて注意する。それを何度か繰り返すと、犬は次第に我意に走った行動が少なくなっていった。勿論、リードは短くして意思を伝えている。
 犬も何事も諦めが肝心というということを体験的に学習させなければならないようだ。

 公園で柴犬を連れた人と出会う。さっき、服を着せられた犬を連れた人と話していたが、我が犬を見ると、別れてこちらに来たのである。服を着せられた犬は我が犬に向かって吠えるので飼い主はこちらに近寄ろうとしない。
 我が犬は嬉しそうにすり寄って行った。全身をさすってくれた。
 相手の柴犬も可愛いが、あまり愛想はない。咽喉を撫でてやると喜ぶようだ。

 海に行ったが海岸へは下りなかった。雲が多く冬の侘しい風景である。日の入りは少し遅くなってきたが、やがて日没だ。

 5時15分前に帰着。

丈の長いスイセン

2013-12-30 08:21:01 | 日記


 7時に犬の散歩に出掛ける。今日は月曜日。

 散歩に出掛ける時、犬は夕方の散歩に出掛ける時のような興奮状態になっていた。北の家で餌をやって、用心のため南の玄関に移していたのだ。環境が同じだからだろうか。北ではこんなことはない。

 住宅地を通って小学校へ至る。それから高架の下のトンネルを通って中学校の下を通り、また別の高架の下のトンネルを通って下って行く。流石に小中学生を見掛けない。

 歩道のツツジの植栽の間からスイセンが伸びてかろうじて先を出し、白い花を付けているものもあった。ツツジは腰ほどの高さがある。だから、スイセンはかなり長くなっているはずだ。1m近くの長さだろう。日光を求めてだろう。

 辻に出て国道沿いを北上する。この時期、流石に車が少なくなっていた。物流のトラックが目立った。歩道の溝蓋には手を入れる穴がある。時々、犬はこの穴に鼻を突っ込んで嗅ぐことがある。ここのは少し大きいようで、犬はその穴に足を落とした。ちょっとかくんとなったが、その訳が分からないようでそそくさと行ってしまう。

 玄関に正月飾りを付けている家があった。見たのは一軒だけ。あのビニール紐で結び付けていた。藁で作った輪に引っ掛けると思っていたのだが。

 8時過ぎに帰着。


 昨夕の散歩について

 4時過ぎに犬の散歩に出掛ける。

 午後になると何時でも散歩の用意は出来ていますという態勢をとる。両足を前に伸ばし、頭を下げ、お尻の方を上げて尻尾を振る。散歩の時刻が近付くと、飛びかからんばかりに寄って来て、扉の取っ手に結んだリードを引っ張る。ラブ、誤解しちょるよと言うが全然伝わっていないようだ。
 いよいよ行く段になると、犬はバウバウワンワンとこちらに向けて吠え始める。吠えるんやったら行かんと言うが更に理解しない。まあ、聞き分けのない人の子ではないので、所詮、無理な注文なのだ。

 海岸に至るまでに住宅地の間をあちこち行く。大きな川に至る。カモメが次々と河口に向かっている。大きく湾曲した余裕のある翼である。あれに空気を貯めて一気に押し出して浮力、推進力を得るのだろう。

 小さな公園のそばを通って行き過ぎた時、公園の中からやばいという声が聞こえた。果たして、小さな柴犬が我が犬に向かってきた。リードは付いていない。我が犬は相手にしないのであるが、それでも相手の勢いに押されて私の両足の間に入った。小さな柴犬は悪意に満ちた声で吠えたてた。無視して先に行こうとすると、先回りをして前に出て行く手を阻む。3人の若い男女が済みませんを連発して柴犬をとどめようとする。犬を抑えてと言う人もいたが、怖いのかしない。正月休みで親戚の家に来て、その家の犬と公園で遊んでいたのだろう。段々、何をすべきか分かって来たようで、柴犬を取り押さえた。済みませんとまた言うので、いいですよと答えた。

 海は満ちて大波が押し寄せていた。

 5時15分前に帰着。

真っ白なカモのお腹

2013-12-29 08:37:08 | 日記


 7時に犬の散歩に出掛ける。今日は日曜日である。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。犬は家で糞をしていたのだが、散歩を始めてしばらくして、また糞をした。その心配はないと思っていたのでどんどん引っ張って行ったら、糞をぽろぽろ落としていく結果となった。すぐに集めて拾う。

 信号で待つ。背中からとはいえ風が冷たい。そこを通過すると今度は踏切である。引っかかってしまった。これまた、背中からの西風が冷たい。寒くとも歩いておれば大丈夫なのだが、立ち止まっていると寒さを耐えがたく感じる。

 市の施設の表にある畑のそばの貯水槽に大きなヒブナが腹を見せて浮いていた。腹には傷があるように見えた。

 大きな川に至った。後ろからおはようございますと挨拶をされた。突然だったので、私は少し驚きながらもおはようございますと返した。黄緑色のシャツを着たサンデーランナーだった。

 犬は相変わらず引っ張るが、私は犬を私の横にいるようにリードで調節するが、1時間余りの散歩なので時には緩んだりする。それでも後半は犬は比較的頭をよく上げてすたすた歩く。
 橋を渡っていると上空をカモが2羽飛んで行った。また、数羽が。下から見るとお腹は真白である。カモが着水した辺りに行ってみた。カモがたくさん川べりの陸に上がっていた。

 8時15分に帰着。





 昨夕の散歩について

 4時に犬の散歩に出掛ける。

 住宅地の間をあちこち歩く。遠くまで行っていないがかなり歩いた。海岸にも寄った。西風がとても強い。黒のウェットスーツを着用したサーファーが数名、波間を浮遊していた。

 冬が本格的になってこちらはそれへの服装などで対応しているが、犬はそうではない。年間通じてほぼ同様な毛皮。そして、いつも裸足である。
 夏場はよくアスファルトに素手を当てたものである。犬の歩いている地面がどのくらい熱いのか知るためである。冬はしたことがなかったが、軍手を外して素手をアスファルトに当ててみた。そんなに冷たくなってはいない。但し、私の手はとても冷たくなっているので当てにはならない。

 5時15分前に帰着。

モクレンの細い花芽

2013-12-28 08:38:54 | 日記


 7時15分に犬の散歩に出掛ける。

 大きな川の上流に行く。見るものも聞くものもなし。歩くのみである。ただ、頭の中で昨夜の会のことが思い出された。ひとところに10人余りでずっと4時間以上いた。話し、聞き、飲み、食べていた。考え、感じ、自己表現をする。お互いを認め合い、心の内に人は再出発をする。そして、人はいつも人に会い、別れる。

 復路は大きな川の右岸を歩いた。西の風が強い。また、乾燥し切っている。川面を見ると西の風で漣が立っていた。そこに8羽のカモが下流に向かっていた。漣で始終、体がゆすられて軽く上下している。揺り篭状態なのか。カモは船酔いはしないのだろう。更に下って行くと、カモが大抵偶数で川岸のあちこちにいた。どこに行くという風でもない。
 川岸は風が強い。吹きさらしである。ハタと風が落ちた。ホッとした。右側のメダケの列が北風を遮っていたのだ。寒さで凍え、体のどこかに力が入っていたが、ほんわかして力が抜けるのを感じ、同時にさっきまで力が入っていたのを意識した。
 環境が変わって、体の状態が変わり、その変化を感じ取るのは面白いことだと思った。

 民家の庭のモクレンが細い花芽がたくさんつけていた。その外側の色からして、ハクモクレンだろうと思う。
 アオキの実が4つに裂けていた。赤いのでとても目立つ。トベラに比べると小さいのでかわいらしく見える。小さいとどうしてそう感じるのだろうか。助けを必要としていると思ってしまうのか。

 8時半に帰着。


 昨夕の散歩について

 4時半に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。横浜の親戚も一緒である。

 西風が強くとても寒い。長府や細江では時折、小雪が舞っていた。

 公園、グラウンドから海岸に向かう途中に犬は何かを口に入れた。3人とも油断をしていた。口からはみ出しているものをつかんで引っ張り出そうとする、口を開けさせようとする、諦めさせようとする、注意を他に引こうとするが、いずれも徒労に終わった。物が何かよく分からない。ガムであろうか。もう、おそらく歯に食い込んでいるのだろう。
 3人とも残念な気持ちになった。食べられてしまったこと、取り出せなかったことで。

 以前、カリカリと噛んでいたことがあった。それはどうやら木の実を食べたものらしかった。この拾い食いが悩みの種である。

 5時に帰着。

ボディランゲッジ

2013-12-27 08:18:22 | 日記


 7時に犬の散歩に出掛ける。

 風がビュウビュウ吹いている。これは寒いぞ。風がなければ、歩いている内に熱が発生し体全体をおおってくれる。しかし、風があると発生した熱はどんどん奪われていく。

 国道に出て北上する。川の河口に至る。突堤から波しぶきが上がっているのが遠目でも分かる。近づけないな。沖には大きな船が船体を横に向けていた。ウインドサーフィンをしている人がいた。
 トビが何かという感じでこちらを見て近付いて来た。体は大きい。しかし、頭は極端に小さい。カラスはたくさんいた。こちらは体の割に頭が大きい。カラスの黒と犬の黒は光沢があってよく似ている黒色である。川岸に止まっていたカラスに犬は吠えた。やはり、尻尾は振っている。高い空をカモメが飛んでいた。高い所から見ているということは遠くまで広い範囲が見えるということである。南の川も視野に入っているかもしれない。あれこれ判断の資料をたくさんもっているということだ。スズメが目の高さで立ち枯れた草の間を行ったり来たりしている。個体間の距離も短い。集団で1羽ととれなくもない。セキレイは水辺であれば、どこでも見かける。カルガモが2羽、川の中に浮いていた。空ではムクドリの団体が相変わらず喧しい。鳥にもそれぞれの生活、習慣、展望、戦略があるのだろう。

 川岸の道を遡って、高層アパート群の間を通り、一本松の海浜公園の横を通り、川に至る。その簡易橋を渡って帰る。

 8時過ぎに帰着。


 昨夕の散歩について

 4時20分に犬の散歩に出掛ける。横浜から来た親戚がリードを持ってくれた。

 この親戚が来ると、犬は理性を回復し落ち着いて素直になる。犬はこの親戚を尊敬しているのではないかと思う。
 言葉ではなく、しっかりと丁寧に根気よくボディランゲッジで伝えるからコミュニケーションが取れるのだろう。手で背中を軽くたたいたり、立ち止まって、リードを引いて頭を上げさせ、こうせんにゃいけんと細かく注意する。
 生き物同士、伝え、共感し合うことが出来るほど安心なことはない。心休まるのである。

 散歩の始め、こちらは近所に市報を配布したり、回覧を回したりする。その間、犬は私を待つでなく普段通りに行動したようだ。

 公園で柴犬を連れた人と出会う。犬は相手をよう知っておりますといわんばかりに、体を低めて寄って行った。

 グラウンドから海へ向かう。車のヘッドライトで小雨が降っているのが見えた。天気の悪いせいもあろうが、とても暗くなっている。

 海岸へは下りず。蓋井島はけぶって見えず。

 5時前に帰着。少し濡れていたので2枚の布で拭く。特に足回りは濡れているのだ。