7時に犬の散歩に出掛ける。今日は金曜日。
仁馬山古墳コースを歩く。雲一つなく晴れ上がって東の空は赤らんでいた。東南東の比較的低い空に星が一つ残っていた。金星、明けの明星である。
全然寒くない。風もないが気温も下がっていないようだ。とすると、明け方に急に晴れたのだろうか。
国道を渡り川沿いの踏切を横切り、しばらく川沿いに東に向かって左折する。
丘陵の裾道を歩く。犬は強引に引っ張る。こちらも犬並に本気で力を入れる。暑い。上は3枚だったが、すぐにジャンパーのジッパーを下して前を開く。また、シャツの第1,2ボタンを外す。
観音堂古墳に行く。そこから急な坂道を登り仁馬山古墳に行ってみた。ここまで約40分で、前回の三角形の2辺の道を通った時の45分より短縮できている。
仁馬山古墳に登ってみた。後円に登った。歩きながら犬が後ろ足を上げた。後円全体に笹が短く生えていてそれが足に突き刺さるようだ。これはいけんことをした。出来るだけ地面が露出した所を選んで歩く。前方の方は切り株と茅の株が点在している。前回登ったのは前方であった。その時、犬は何を思ったか急に走って下り、その勢いに驚かされた。
丘陵の頂の道を歩く。椿の花が道にたくさん落ちていて、犬はそれに鼻を一瞬付けては通り過ぎる。
通信施設を過ぎ、右手に梅園が見えて来た。白梅が少し開花していた。紅梅はまだ蕾のままである。我が家の紅梅も蕾である。近所の白梅は満開状態である。日当たりの関係であろうか。それとも白梅が早いのか。
川北神社の前を通る。花崗岩の柱に明治三十三年と彫ってある。
市の施設の敷地に横から入って駐車場を通り表から出る。
8時20分に帰着。
昨夕の散歩について
4時10分に犬の散歩に出掛ける。
天気は回復したようで、時折、夕日が差した。すぐに全天、曇天となったが。
公園、グラウンドを通って海岸に行く。波がかなりある。遠くの島は見えない。
海岸沿いを少し南に行き、左折して高架道路の工事下を通る。道路の底面は地上から10mはありそうだ。近くの2階屋よりうんと高い。
手入れの行き届いた畑を右に見て左折する。
昨年、障子枠を何枚も立て掛けていたブロック塀に少し前に襖が立て掛けてあったが、今日はまた障子である。10枚近くある。ここは表具店なのだろう。
再びグラウンド、公園を通って神社の前に出る。
・・・
昼前に片道約20分の所に犬を乗せて行く。犬を車に乗せたごく最初の頃は、犬はフロアにお座りをしていたのだが、ある時からずっと助手席に座を占めるようになった。
自分は日頃から安全運転で、安全の極地、車をあまり運転しなくなったのだが、カーブ、減速、加速で生じる力に犬は過剰に反応して自分の姿勢を保とうとする。首輪をつかんで助力しようとするが、犬は自身の力でしっかり耐えている。こんなに一心に何かを念じ、神妙にじっとしているのはこの時だけである。
車の中で不安が少しでも軽減できるように出来る限り、頭や咽喉を撫でて触れていた。
これまで、シートベルトをしていないので警報音が鳴っていたが、今回はしなかった。鳴っていた時は、シートベルトを犬の後ろに形式上して、うるさい音がしないようにしていた。確かシートに20kg以上の負荷がかかり、シートベルトをしていないと警報音が鳴るようになっているはずだ。買い物をしてたっぷりの食料品などを置くと鳴ったものである。
とすると、犬は体重が20kgを切ったということか。これまで体重は20kg前後だったのだ。
目的地で犬は歓待された。
・・・
神社の前を北に向かう。すると向こうから柴犬を連れた人がやって来た。
どうも、久し振りでと挨拶をする。お互いの犬を撫でる。我が犬は全身を撫でてもらった。頭から尻尾まで。
私は柴犬をしばらく見なかったけど、元気やったかねと言いながら頭や咽喉を撫でる。この犬も久し振りなので嬉しそうであった。良かったなである。良かった、良かった。
我が犬は尻尾をつままれるとウウと唸った。何で、機嫌が悪いの、いつも触らせてもらっているじゃないと相手の人が言う。どうしたんかね、と言う。犬はすぐに機嫌を直したようだ。
お互いありがとうございますと言って別れた。それからしばらく更に北の方を歩いた。時間がそんなに経過していなかったので。
5時10分前に帰着。