犬の散歩

見たこと、聞いたこと、感じたこと、思ったこと

道に落ちた桜の小枝から桜餅のにおいがした

2016-08-31 07:53:53 | 日記


 6時40分に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。

 丘陵の頂越えのコースを歩く。晴れ。

 8月と言うにもう9月、10月の風が吹いていた。

 疲れが取れず月曜のコースに変えようかと思ったが、兎に角、水曜日のコースを歩いた。

 道に小枝が散乱していた。その中の桜の小枝からは桜餅のにおいがしていた。命豊かな川は水量が増していたがそこにも木の葉草の葉がたくさん浮いていた。
 昨日の5時頃、市内の総合病院にいたが一瞬の驟雨に遭遇した。凄まじい降り方だった。一昨日の昼頃もそうだった。風が何時も強いのは大気が安定していないからだろう。

 道端にハトが死んでいた。羽は灰色で2本の黒い筋がある。子供の頃、ハトを飼うのが流行り、私も飼っていたが、これはニビキと呼ばれていた。二本、線が引かれているからだろう。その他、ハエゴマ、クロゴマ、チャニビキ、チャゴマというのもいた。純白もいた。昔のことだ。兎に角、生き物が好きだった。

 高校生や中学生が制服で歩いていたがもう2学期なのだろうか。

 8時15分前に帰着。




 昨夕の散歩について

 6時5分に犬の散歩に出掛ける。

 今日は矢鱈と忙しくずっと外に出ていた。従って犬にかまけている時間はなかった。外に出ていなくても犬とは淡々とした関係である。
 が、犬は私がいないと寂しいのか、私が帰ると妙に親しげな態度を取りそういう表情をする。私が出来るのはそういう犬の態度や表情に素直に応えるだけである。

 私は疲れていて犬の散歩は義務的なものだった。急に歳を取ったような気がする。もう既に十分取っているのであるが、加速度的に取ったような気分だし、事実そうなのだろう。何もかんも嫌になる。年寄りの気持ちは本人がそうならないと分からないだろう。余りに若くして死んだ人は別にして、若くして死んだ人はある意味、幸せである。それは悲劇ではあるかも知れないが年寄りの悲哀を味あわずに済むのだ。
 フランス革命の時にギロチンで処刑された自然科学者にして収税官吏がそういうことを言っていたそうだ。ラボラジェだったか。
 このことは私にあることを伝える。生はいかほどのことか、死はいかほどのことかと。生あるものは必ず死す。究極の真理である。それより当たり前の常識である。事実に支えられている。

 6時半に帰着。

突堤の途中で引き返した犬

2016-08-30 07:04:07 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は火曜日。

 山陰本線を跨ぐアーチ状の橋を渡るコースを歩く。晴れ。但し、東の空には雲があって日光を遮っていた。

 空気が爽やかで秋の気配を感じた。それでも顔を汗が流れる。多量ではないが。

 駐車してある車はボディやウィンドシールドが露で濡れていた。

 この涼しさによるのだろう犬は最後まで元気にリードを引っ張り続けた。

 7時5分前に帰着。




 昨夕の散歩について

 4時35分に犬の散歩に出掛ける。横浜の親戚がリードを持ってくれた。
 この時刻に出発したのは気温も下がっているし曇ってもいるし風もあって涼しいので、もう大丈夫だと判断したからだ。
 庭の南天の木にちゃんと青い実が房のようになって付いていた。

 公園で紅葉の種が地面に落ちているのを見た。左右対称の形をしている。私が初めてこの種子を見たのは京都の嵐山だったような気がする。もう30年以上前のことだ。その落ちていた種子を持って帰った記憶があるが、その後のことは記憶が定かでない。

 午後1時半過ぎに犬は階下で吠えた。急を要することらしい。犬にリードを付け、ポケットにビニール袋を入れ一緒に庭に出る。犬は北庭に行き南庭に戻り糞をした。かなりの量で柔らかい。また、胃腸が調子悪いのだろうかと思う。が、それだけだ。
 その為だろう、散歩中、犬は糞をしなかった。

 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。
 西寄りの強い風で海は大荒れで海水は海底の砂を巻き上げてひどく濁っていた。ある人はその海底からの土砂のにおいが汚泥のようで気になると言っていたが、私は臭覚が鈍いのか磯の香りしか覚えなかった。

 階段から浜に下りて北に向かう。突堤の根元に至る。
 突堤の先端に向かう。犬は頻りに突堤の根元の方を振り返る。川は茶色の逆流が次々と上流に向かう。海の方も激しい波を打ち寄せる。
 私は携帯をポケットから取りだしたくなくなった。それ程の飛沫が浜を覆っていた。私の眼鏡はその為に、はっきりと対象を見ることが出来なくなった。こんな所に長居は無用だと思った。

 突堤の半ばまで来た時、私は犬を見て恐れを感じていると言った。犬はそれを聞くとさっと向きを変え突堤の根元に向かって歩み出した。私の言を帰ろうと呼び掛けたととったのか。そして砂浜に下りた。明らかに、犬は人工物の突堤より自然の砂浜の方が安心できると感じているようだった。

 5時10分に帰着。





一気に秋めいてきた

2016-08-29 07:11:15 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は月曜日。

 国道を渡り大きな川沿いの道を東上し2つ目の枝道を北上し市の施設の敷地を通るコースを歩く。曇り。

 庭に出ると風の涼しさに驚いた。洗顔の時、水道水を冷たく心地良く感じた。
 風で笹竹が揺れて音を立てる。秋の風のような気がした。

 家から中道を歩いているとずっと先方に若い柴犬を連れた人が歩いているが見えた。ちょっと遠く過ぎるなと思ったが、若い柴犬が我々に気付いたのだろう飼い主も後ろを振り返り引き返してくれた。
 実に久しぶりの対面である。
 昨日の夕方、家の前を通っていたら家の中から犬の吠える声がしたとのこと。初めて犬の声を聞いたとびっくりしていた。
 (この人が犬の散歩で私の家の前を通っていたら中から我が犬が吠えた声を聞いた。大人しい犬なので驚いたということ。)

 枝道に軽トラが来て止まり、中から人が降りてきた。稲の様子を見ていた。水抜きをする時期を見計らっているのだろう。

 道路にカエルが車にあちこちで轢かれていたのを見た。雨が降って濡れた道路が気持ち良かったのだろう。

 西の空に薄い虹が出た。

 稲田の中のスズメ威しがスッポーンと音を立てる。あの音を聞いて小学校時代の運動会を思い出した。あの頃は、小学校の運動会は10月の初め頃だったはずだ。その記憶と結びつくスズメ威しの音が、8月下旬に聞こえる。ということは稲の生育が早くなったのだろうか。それとも田植えが早くなったのだろうか。どうも前者のような気がする。

 市の敷地にケヤキの木が生えているがその目の高さから小さな蝉がジッと鳴いて飛び去った。

 7時に帰着。




 昨夕の犬の散歩について

 4時10分前に犬の散歩に出掛ける。

 昼前から雨が降り出したが、その時は大した雨ではなかった。が、午後になると本格的に降り始めた。
 散歩に行けないなあ、困ったなあと犬に向かって言うような、独り言のようなことを言っていた。

 4時前に空が明るくなり雨音もあまりしなくなった。良し、チャンスだと思い出掛けることにした。雨が上がったのではなく小雨が降っていた。

 北庭に行くとヒイラギが小さな青い葉を音もなく地面に落としていた。地面にはヒイラギの青い葉が散乱している。

 雨が降っていてもウスバキトンボは空を飛んでいる。雨粒が羽などに当たらないのだろうか。いや、当たるはずだ。当たったら矢張り下に押された感覚が生じるだろう。

 公園のクスノキに青い丸い実がたくさん付いていた。公園もグラウンドも水浸しで長靴で来るんだと思った。

 犬は公園で糞をしたので帰ろうと思った。この時、帰っていればずぶ濡れにはならなかったはずだ。犬の責任にする訳ではないが、犬は帰ろうとせず、海岸の方に向かった。何とも強引な引っ張りだった。犬に従った振りをした。私は海岸まで行くつもりはなかった。
 適当な所で右折して神社と公園の間の道を戻ってきた。右折する前頃から雨がじゃんじゃん降り始めた。しかし、もうどうすることも出来ない。出来るだけ寄り道をしないだけだ。犬は雨が降っていても気になる所にはお立ち寄りしたがる。そこははっきりと拒絶した。
 犬も全身を震わせて水を振り払った。

 4時5分に帰着。犬も私も全身ずぶ濡れ。犬の全身を2枚のバスタオルで拭う。私はすべて着替えた。

電動アシストを置いていた所に腹這いになる犬

2016-08-28 07:12:46 | 日記


 6時20分に犬の散歩に出掛ける。今日は日曜日。

 海岸道路を南下して礫岩広場に至るコースを歩く。曇り。

 舗装の継ぎ目には必ずと言って良い程、コニシキソウが生えている。大きい物は直径、2,30cm位ある。小さな葉の一枚一枚に小さな花を付けている。このコースには特に多い。

 7時に帰着。




 昨夕の散歩について

 6時15分前に犬の散歩に出掛ける。

 公園、グラウンドを通って海岸に向かう。
 午後から晴れたが夕方、雲が空を覆うようになった。

 ・・・
 市の考古博物館で1時半から1時間半の予定で講演会があったので参加する。
 電動アシストで行く。どこもかしこもウスバキトンボがこれを我が世の最後の祭りとばかりに密集して飛んでいた。
 午前は曇っていたのに天気がどんどん良くなってきた。有り難迷惑というよりはっきり迷惑である。しかし、この好天続きの雨なしで雑草はかなりの試練を受けているようだ。私は果敢に庭の草に挑戦していくつもりだ。が、明日は雨とのことだ。枯れたように見える草も根が生きていれば一雨で茶色が緑色一色になる。今日が勝負所だが、が、今の所、こんなにかんかん照りであれば室内で過ごすしかない。願わくば、天気予報が外れて明日、雨が降らないように。弱っている庭木には灌水できる。

 考古よもやま話(第3回)「古墳の被葬者は分かるか」を聞く。
 かなり面白そうなトピックでどういう話の展開になるのか興味津々であった。聴衆も多く、私は旧知の隣の席に座った。
 講演者は話の前に空調の完全でないことを施設の古さで説明した。聴衆の中には扇子や資料などで扇いでいる人たちがいた。

 古墳の被葬者が分かるためには個人を特定する必要があろう。戸籍でもなければ分かりようもなかろう。が、天皇陵はそうでもないらしい。
 が、それにしても古墳の編年には感心した。それで、例えば、継体天皇陵が太田茶臼山古墳ではなく今城塚古墳であることが墳丘形態、円筒埴輪、須恵器、主体部などから推定されている。継体天皇の没年からすると太田茶臼山古墳では古過ぎるのだ。まあ、この考証はかなり以前から指摘されていることだが。

 講演者の話の中で古代天皇の非実在説を直木孝次郎氏が唱えていることを紹介したついでに、もうお亡くなりになりましたがと解説したのでそれ以後の講演会中、それがずっと気になってしまった。それと抑もその説を提唱したのは津田左右吉博士や井上光貞氏らそうそうたる重鎮ではなかったかと思った。
 直木孝次郎氏は、古い本だが日本の歴史2「古代国家の成立」で私には親しく感じられる人だが、何ヶ月か前、朝日新聞の読書欄、「声」に投稿していた。その名前を見てあの直木孝次郎氏かと驚いた記憶がある。
 原稿の内容は戦争中に体験した話でその時代の不合理さを抑えた筆致で淡々と綴っていて感銘を受けた。年齢が併記されているのだが、確か90台になっていたのにも感動した。その直木孝次郎氏が亡くなったとの訃報は私の耳に達していない。新聞にもまだ出ていない情報なのだろうか。講演者はTVやラジオで情報を得たのだろうか。
 家に帰って早速にインターネットのニュースで調べてみた。今の所、確認できていない。おそらく講演者の勘違いだろう。

 発掘物と歴史文献の接し始めた時代の話をもっと聞きたかったが時間がもうなかった。

 10分延びたがほぼ定刻に終わった。電動アシストで帰る。
 施設からゆっくりの坂を下っている時、丁度、踏切の遮断機が下りて警報音が鳴り始めた。あっという間に踏切から車がずらりと並び考古博物館から下りてきた車はその列のため右折できなくなっていた。これからどんどん車が考古博物館からの坂道を下って列を成すことになるのだろう。
 これが嫌だから私は車で来ないのだ。何か人に比して儲けた、人より賢いという気持ちを自身の中に維持しておきたいのだ。これが私が生きる目的も知れないと思える程だ。

 玄関に入ると犬は電動アシストを置いていた所に腹這いになっていた。ここが本当に好きな場所なのだよと主張しているようだった。電動アシストが外に出ている時、戻ると何時もそこにいるからだ。犬としては、偉っそうな物が鎮座している所へ自分がそこにましませば、自分も値打ちものになるのではと思ってそこに腹這いになるのかも知れない。或いは単に何時も居れない所に居たいということかも知れない。兎に角、犬はずっと独りぼっちだったせいか、私に優しい視線を送った。私は奥の部屋にエアコンを入れ、犬を招じ入れた。余り気温は上がっていなかったが。
 ・・・

 階段から浜に下りて海辺のカフェの駐車場の横から上がる。その時、そこから浜に下りようとしていた3人の若い女性がいた。先頭の人はミニチャアダックスフンドを連れていたが我が犬を見るとその小犬を抱きかかえた。我が犬を見て緊張したのだろう。表情も硬くなった。
 皆、背の高い人たちだった。先頭の人が浜に下りた時、残った2人に今日はと言うと、こんにちはと明るい返事が返ってきた。その内の一人は近くの中学校の体操服を着用していた。

 6時15分に帰着。

散歩中、それ程、汗をかかなかった

2016-08-27 07:17:18 | 日記


 6時半に犬の散歩に出掛ける。今日は土曜日。

 幼稚園、小学校の前を通るコースを歩く。曇り。

 微かな北風が心地良い。昔から日本にあるススキの穂が出ていた。柿の実が大きくなっていた。まだ青いが。蝉の鳴き声は聞かず色々な虫の音が聞こえてきた。確実に季節の歯車がカチリと音を立てた。

 幼稚園の横の畑の端に用水路があるがそこを眺めて流れを見ている人がいた。この畑の持ち主かも知れない。畑は綺麗に畝が作られていた。

 小学校の前の畑はイヌビユの畑に変わっていた。ここにはイヌビユの種子がたくさん散らばっているようだ。

 まったくかかなかった訳ではないが汗はそれ程、出なかった。犬がリードを引っ張るのを止めた訳ではない。気温が下がったのだろう。帰ってからTシャツを替えなくて良かった。

 7時5分に帰着。




 昨夕の散歩について

 5時15分前に犬の散歩に出掛ける。曇りなので早めに出掛けた。

 ・・・
 トイレの床の上張りや便器の交換やエアコンの室外機のドレーンのホース設置で業者が家の中に入ってきた。犬は例によって吠えまくった。犬が嫌だと言う人もあって犬を和室に閉じ込めた。少し可哀想なのでエアコンを入れた。何時も通り28度に設定した。
 犬はその内、落ち着いて横になったので体を撫でてやると毛がいくらでも抜ける。
 エアコンからの微風でその毛が飛び畳の上に広がる。それを手で集めてゴミ箱に入れる。幾ら取ってやってもなくなることはない。犬は時折、気にしてか、首を曲げて私の手を見る。一体、何をしているのと問うように。
 ・・・

 5時20分に帰着。