
おばあちゃんちの干し柿。
粉をふいてるのが、いいやつね。
今年の冬の熊本はここまで。
これからもうひと移動です。ふう。
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移動時間というのは、
何もできなくて勿体無いようで
実はだいじな時間なのですね。
忙しく体が動いている間は表面しか働いていなかった頭や心の、もっと深い部分が働き出す時間であります。
そこで今日は、この冬の朗読について振り返り、書き出してみようと思います。
感じることはいっぱいあっても言葉に表すとなるとちょっとしたエネルギーが溜まってくるまで待たねばなりません。
今がその時。
この冬休み中に、朗読漬けの2日間がありました。
ある異色の場で自分の先生により朗読が披露され、
その現場に立ち会いいろんな意味で身震いした翌日に、自分の出演する所内発表会。
その先生が出演されたイベントのテーマが“Share your world”でした。
解釈はいろいろあるだろうけれど、自分にはとてもしっくりくるものがありました。
そしてこの考え方をイベントを通して身につけられたおかげで、次の日に控えていた自分の本番も(民話という、また初めて挑戦するジャンルだったにもかかわらず)とても集中して迎えることができました。
「私がこの作品から感じた世界を、お客さんにも観てもらおう。」
こうシンプルに思える時の自分からは、より押し付けがましさのない、自然な言葉や音が、舞台と客席の間に横たわる空間に放たれる気がしたんです。
まあ、今まで苦手にしてきた意地悪な長者様みたいな役は、外科の○○先生を思い浮かべながらやったからとても上手くいったのですが!笑
朗読は
お人柄で、読む。
先生が前によく仰っていたことです。
読み手の意思と経験が、表現力を強めてくれるのかもしれません。