「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「深緑にそびえるお城」

2009年06月09日 | つれづれ噺
いつもは、錦帯橋周辺や吉香公園から遙かに見上げるお城山、その頂きにそびえる岩国城。
あるいは、お城のそばから遙かに見下ろす錦帯橋や城下町。そして遠く望む瀬戸内海国立公園の島影。

今日はいつもの光景とは逆に、城山にそびえる岩国城をほんのちょっと見上げる目線で捉えてみた。
悠雅君がお宮参りした神社からの遠望。お城の東側真正面からの勇姿である。

寛永3年1626年)の創建。岩国藩二代藩主吉川広正公の時、岩国山より和木村に通ずる往時の国道椎尾の地にある古神祠に猿田彦大神を祀った。これを岩国山南麓の現社地へ奉遷、同時に吉川家累代の産土神駿河八幡宮を領内由宇村より迎えて合祀、椎尾八幡宮と称した。以来吉川家をはじめ、藩内の信仰厚く産土神として崇敬された。
錦帯橋から東に300mほどの岩国城下町を見下ろす高台、岩国山の麓に鎮座している。

由緒あるこの神社は、同級生I君の家でもあった。代々の宮司であり、学校を卒業し成人してからは、彼が長年に亘り宮司を務めた。そんなわけで半世紀前の遊び場であったり、同級生のたまり場でもあったりした。

それだけになんとも親しみや懐かしさを感じる神社ではある。 その神社から眺望する、深緑に染まるお城山の岩国城も、是非多くの人のお目にかけたい絶景のひとつである。

残念ながら、I君はもうこの世にいない。美人薄命と同様に、善人早世ということか。
いずれにしても、せまい街。人も少ない。そんな中で色んな出会いや別れ、縁・不縁を醸しながら、それぞれ生きている面白さを感じる深緑の岩国城である。

        ( 写真: 岩国城、東側正面を向ける深緑の岩国城 )
コメント (6)
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