「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「今年も豊作」

2009年06月19日 | 晴耕雨読
大きなテーマを抱えたまま、一汗かこうと、例年の作業である梅もぎに精を出した。
我が家から35㎞近く走るクルマの中、頭の中を駆けめぐるのは明日のエッセイ教室進行表のことばかり。

しかし、梅林に着いて、水量は少ないが清く流れる川のせせらぎ・カジカの声を聞くと、世の中の雑事を忘れるほど穏やかな清々しい気持ちに戻る。渦巻いていた明日のことが少し薄れる。

梅の実りは…と見れば、やはり手をかけ汗をかいた努力が報われるほど、それはそれは見事な生り具合。文字通り「たわわ」に実っている。
したたる汗をも顧みず、ひざまずいたり背伸びしたりの1時間45分。3人で100㎏近くをもいだ。

そっくりそのまま持って帰った。さてどうするか…後処理が大変。今年は、ゆっくり梅の加工品製造に充てる時間がない。出来れば青梅のままの養子口を探す。出来れば保存食品として有効活用して欲しいと、生産者は願う。なかなか見つからない。

何故そこまでして、この忙しい時に梅もぎなの??
梅には梅の命がある。7月3日までこのまま放置したら大半の実は落ちてしまう。来年の実生りに影響する。
ましてや、せっかく大きくたわわに実ったものを、そのままにしては生産者のメンツが廃る。やはり何があろうと、実らせたからには最後まで責任を取らねば……。

とは言え、明日を含めた4日間、旅立ちの準備の方が遙かに大切な今、さーどうするんだろう。
3年連続の豊作。今年の豊作ほど悩ましい豊作も珍しい。さーどうしよう……。

          ( 写真: こぼれんばかりに実った、たわわな梅の実 )
コメント (13)
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