「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ミスマッチ」

2008年12月05日 | 思い出話
この時期のシトシト雨は、その後に間違いなく手の切れるような冷たさを連れてくる。
昨夜から今朝にかけての雨も、忘年会シーズンの週末を楽しむ酔客に、急激な冷え込みをプレゼントしているようである。

この冬は、自重して忘年会を二つはキャンセルしてきた。しかし明日の夜は、どうしても避けられない会なのだ。仏壇にお線香を普段の2倍手向けて、母の許しを請い、出席を決め込んだ。
が、明日の夜はこの冬一番の冷え込み模様である。どう対策を練るか……。

この頃女性の間で、一種の暖房ファッションとして見直されているという「毛糸のハラマキ」をすることも考えた。
イヤ待てよ、それでなくても、ややメタボ気味のお腹に毛糸の腹巻では、スラックスがはけなくなりそう。
ヨーッシ、お腹を温める変わりに、アスコットタイで首を温め、コートを持参。ということで寒さ対策の結論に達した。
「毛糸の腹巻」で思い出した。そういえば若い頃、毛糸の腹巻が流行に流行った一時期があった。いっぱしげなアンちゃん気取りで、かっこつけたかったお年頃の話だ。色とりどり、4枚を交互に身に着けた。
一度つけると病みつきになる。それはそれは温かい。その上胴回りが絞られて、キリッと締まった感じになる。
体型も毛糸の腹巻に耐えてあまりあるスリムを誇っていた、まさに青春時代である。長い間続けていた。

そうなると、冬の寒さに耐えるためだけでなく、真夏の暑さの中でも外せなくなってしまっていた。
海水浴場で、毛糸の腹巻・ステテコで砂浜を闊歩した破廉恥な写真が、アルバムの1ページを飾っている。
いくら青春のど真ん中とはいえ、流行に乗っかったとはいえ、バッカなことをしたもんだ……と大いに反省!!

何年か続けた後、思い切って脱腹巻に挑戦した。三日三晩、お腹が超特急で下った。寝冷えと同じにお腹が冷えたのだろう。えらい目にあった記憶も昨日のことのように思い出される。

残念ながら今では、毛糸の腹巻を上回るほどの脂肪がしっかり巻き付いている。あの頃のスリムが懐かしい。

      ( 写真: まさに青春のミスマッチ。真夏と腹巻 )
コメント (7)
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