週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

飯野山登山

2013年10月06日 | 里山歩き

 香川県内でもだるま朝日が望める時期になった。
 朝、目覚めると星空がきれいだったので、これは期待できるかと思い、庵治町のポイントへ車を走らせる。しかし近づくにつれ、雲が多くなり、水辺線付近にも雲があってだるまは期待できないようだ。
 せめて朝焼けを期待したいのだが・・・。
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 それでも朝日が昇ってくる瞬間というのは、神聖というか、厳かな感じがして感動する。
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 今日の主目的は、飯野山に登ること。身近な山であるし、来週の体慣らしの為にも登っておきたかった。
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 飯山側の登山口入口に着いたのは7時半。すでに数台の車が停まっている。登山靴に履き替え、ザックを背負って歩きはじめる。見上げた飯野山は、山頂付近が雲に隠れている。
 低い山だが、かなり急な登りになりそうで、初めから気持がくじけかけてしまう。出発してしまえば、後は行くしかないと思いきれるので、住宅の間をぬける急な坂道を登る。

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 おじょもの伝説というのがある。地元でありながら、全く知らなかった。冬の高瀑でお会いした「おじょもさん」の車が香川ナンバーだったので驚いたら、おいわさんが何を今更といった顔をしたのを覚えている。その後、飯野山にまつわるおじょも伝説を知ることができた。

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 登山道には階段がつけられている。予想通り急な登りをゆっくり上っていると、降りてくる人とすれ違ったり、登っていく人に追い抜かれたりする。皆軽装で、気軽に上っているようだ。なかにはペットボトル1本だけ持った人もいる。私にしても、カメラ装備を除けば水筒だけなのだが、やはり三脚込のカメラ装備は重い!

 トレイルランの訓練だろうか、ウエストバック一つで走るように登っていく人がいた。途中であった人の反応からして、この人はすでにこの登山道を何往復かしているようだ。

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 雲の中に入ったのだろうか、霧の中を歩くような感じになってきた。頂上まではあと少しである。

 右側の斜面から突然女性が姿を現し、そのまま左側の斜面を登っていく。標識があったので立ち止まってみると、坂出方面からの登山道が合流しているようだ。このまま頂上までショートカットできるようだが、急な登りのようなので、緩やかに回っていく最初の道をたどることにする。
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 頂上には小さな社と、昭和天皇の歌碑。
既に数人が休んでいたが、一人を除いて皆ご年配で、地元の方なのかお互い知り合いの方が多いようだ。

 話に加わってみると、さすがに皆さん山登りの経験者で、いろいろなお話が聞けた。私が滝専門というと、皇子渓谷の話になったり、氷瀑の話もあった。気さくに話しかけてくれたご老人の友人が滝専門だったが、すでに亡くなられたと事。そういう方であれば、ぜひお会いしてみたかった。
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 ザックを背負った登山者が次々とあがってくる。先にいた人々も、撤収していくので、私も挨拶して降りることにする。最後にここで見たかった、おじょもの足跡とおじょも桜をみて、元来た道を下る。
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 西側の登山口方向へ下りれば、展望が良いということだが、霧で視界が悪いので、飯山側に降りることにする。そう思っていたら、霧が晴れて展望が開けた。遠回りになっても、道を変えるべきだったかと、少し後悔した。
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降りていく途中にも、多くの人とすれ違ったが、小学生高学年らしき集団とすれ違った際、「こんにちわ」と挨拶されたのは嬉しかった。私もすれ違う人に声をかけるようにしているが、やはり山の世界では礼儀正しくあってほしい。
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 往路では一時間近くかかった道も、復路は30分程。急な下りは膝を痛めるのでゆっくり歩いてもこの程度の時間である。
 出会った人の多くは地元の方々のようだ。軽い散歩代わりに登っているのだろう。次は西側、丸亀市野外活動センター側から登ってみよう。
 降りてきて見上げた飯野山は、青空をバックにしていた。もう少し長居すれば、いい景色が見られただろう。今回の飯野山登山では、デジイチは使わずじまい。写真はIXYでの撮影である。次回は晴天下での撮影を楽しみたい。

 今日の歩数は7,574歩。ダイヤモンド富士として遠景でしか見ることのなかった飯野山に、直接触れてみた一日であった。

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