昨年12月8日は見事なだるま朝日をゲットでき、今年の年賀状にはその時の絵を使った。狙い通りの位置で、明瞭な絵が撮れて満足していたが、落ち着いてから見直すと、あまりに天候が良すぎて、構図に物足りなさを感じていた。年賀状を送ったtomi3さんからも、同様のご指摘をいただいたこともあり、撮りなおしてみたい思いがあり、再び大砂海水浴場を訪れることにした。冬至を挟んでちょうど前回とほぼ同じ位置に登ると予想されるため、日程的もいい。
いつもより少し遅め、3時半に出発。いつもは最初に朝食を調達するのだが、今日は缶コーヒーを買っただけで出発。阿南・橘のコンビニで朝食と昼食を調達したのは5時過ぎ。阿南CCの地下を通過するバイパスや、日和佐道路を経由したためか、大砂海水浴場に着いたのは6時前。まだ暗い空には星が瞬いていたが、撮影しようと準備しているうちに、薄い雲によって隠れてしまった。
20秒の露光で撮った夜明け前の風景。
水辺線付近には薄く雲がかかっており、朝日を拝めるかは微妙なところ。
30分程仮眠してから、砂浜に降りる。場所は前回とほぼ同じだが、三脚の足を延ばさず、低い視点から狙ってみる。今日は三脚を一基しか持ってきていないので、D5300を岩場に直接おいてみるが、うまく水平にならないので、断念。7時のチャイムが鳴り、もうすぐ太陽が顔を出すかと待ち構える。
位置はほぼ狙い通りだが、やはり太陽は薄い雲に隠れてぼんやりしか見えない。周囲の焼け具合も今一つ。
潮が満ちてきており、降りた来た時には前景にするつもりの岩礁がはっきり見えていたのに、かなり隠れてしまった。
太陽が昇りきった後、岩礁に留まった鳥が波を浴びて慌てていた。
300mmの最大望遠で、岩場の釣り人を取り込んでみる。いつもここで朝日の後で狙うシーンだが、少しづつイメージに近づいてきた。
この位置に登る太陽が撮れるのは一年後。今回の状況をしっかり記録して来年に活かしたいものだ。
7時半撤収。風が強ければ南下して淀ヶ磯付近で荒波をと思ったが、波が穏やかなので、まだ訪れていない別のポイントを訪れてみることにする。
つづきます。