週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

石鎚頂上からの日の出

2013年10月15日 | 風景写真

 10月12日 瓶ヶ森からの続きです。

 13日午前1時30分、スマホのアラームで目を覚ますと、すぐシュラフから這い出て防寒具を身に着ける。携帯食をかじりながら外に出て、登山靴を履こうとしていると、KENさんの車の中でランタンの光が揺れている。しかし、右隣に止めていたはずのまっすーさんの車がない。ほどなく戻ってきたので尋ねると、寝汗を書いたので土小屋のトイレで体をふいていたとのこと。
 KENさんが朝食の為、お湯を沸かしている間、あまりに星がきれいなので、三脚を持ち出して星空撮影をやってみた。カメラのプレビューでは割といい感じだったのだが、パソコンに取り込んでみると、露光時間が長すぎたようだ。
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 2時15分出発。国民宿舎の脇から石鎚への登山道にすすむ。登山道は綺麗に整備されていて、夜道でも歩きやすい。とはいえ油断してバランスを崩すと大怪我で済まない個所もある。

 満点の星空も素晴らしいが、夜間だと街がとても近くに見える。ここから見えるのは西条市だと思うが、街の向こうの海までも間近に感じられる。

 途中2度ほど小休止を入れ、ロープウエーからの登山道との合流点で撮影タイム。目的の弥山頂上まであと600mほどの距離である。時間は3時57分。
 町の灯が北斗七星が浮かび上がるような風景。結構お気に入りの出来である。

 ここで20分程過ごした後、上を目指す。少し行くと、重機が2台置かれている。新しい小屋を作るらしいが、ここまでヘリで運び上げたのだろうか。
 ここでKENさんが先に行ってくれというので私が先頭を行く。少し登っただけで息が上がり、足が進まなくなってしまった。ついていくときは、何とかなるのに、自分でペースを作れないというのは、経験と体力不足である。

 少し行くと、星空に石鎚の稜線がくっきり見えるポイントがあったので、ここでも撮影タイム。
プレビューでかなりいいなと思ったのだが、やはりパソコンで見ると今一つ。その中で出来のいいものを一枚。はっきりした稜線にオリオンがかかって見える。後で気づくとかすかに流れ星が写っているようだ。
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 神社のある弥山に着いたのは5時ごろ。東を臨むポイントにはあまり人がいない。少し拍子抜けした感じで、三脚の場所を確保する。後で気づくのだが、ベストな撮影場所は、社の脇から延びる階段の上で、こちらはすでにいっぱいだったようだ。
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 夜明け前の天狗岳。このとき、もっと星空を撮っておけばよかったと後悔。

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  遠くの山並みに雲海が見える。

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 6時から社で神事が始まる。それに続くように朝日が顔を出す。

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 周辺が明るくなった頃、夫婦連れらしき二人が、いきなりこちらのフレームに入り込む。朝日をバックにお互いを撮り合っているので、少しなら黙っていようかと思っていたが、全く動こうとしない。文句を言ってやろうと思っていたら、社の方らしい袴姿の方が「非常識でしょう」と二人を注意してくれた。おかげで何とか撮影を続行できる。
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 日の出の時間帯というのは、光の具合が刻一刻と変わり、同じ景色でもどんどん変わっていく。雲海・山脈・山の陰と、それぞれポイントを絞っていくと、いつまでも飽きない。
 天狗岳の崖が朝日を浴びて少し赤く染まって見える。
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 日が登りきるのを待って、山頂小屋で温かいあめ湯を注文する。思ったよりは寒くなかったが、やはり温かいものを口にするとほっとする。
 このとき、弥山頂上には数十人がいたが、朝日の瞬間を狙っていたのはその半分くらいだろうか。あとは社の神事が主目的だったようで、神事の後、携帯やコンデジで天狗岳と朝日を撮っていた。
 朝日を堪能した後は紅葉の撮影。目の前にある四国最高峰、石鎚・天狗岳に向かう。

つづきます。

コメント
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