先週は、今治方面の一本桜が見頃前だったので、再訪を決めていた。この一週間の気温変化は劇的で、2日に開花した栗林公園のソメイヨシノが7日には満開を迎えたとニュースにあった。無量寺をはじめとする今治方面の桜も5日には満開になっていたようで、今日の状況は少し不安でもある。
6時半出発、最初の目的地は掌禅寺の金龍桜。
先週もそれなりに綺麗だったが、見頃をむかえた今は、見事である。三度目の訪問だが、今まで一番いい絵が撮れた。
シジュウカラが2羽遊んでいた。今年は、梅・桜に集う野鳥をほとんど見ていないので、見つけると嬉しい。燕が舞っているのを見ると、いつもより遅いのだと実感する。
近づいてアップで見ると、盛りを過ぎた花弁の傷みが見える。だが、陽が十分に当たり、青空をバックにしたお気に入りの絵を手に入れることができた。
菊間町から山越えで、玉川湖を経由して朝倉地区へ。山間部では、まだ未開花の桜が多く、玉川湖沿いの公園でも、まだ桜は見頃を迎えていない。
無量寺に近づき、遠目に目立つ桜を見て、時機を外していないと安心した。
近づくとさすがに、散りはじめて少し勢いを無くしているのがわかるが、条件がいいので、楽しめる。
時間が早かったせいか、訪れる人はまだ少ない。今日のこの天気なら、午後にはまた駐車場にあふれるほどの人が訪れることだろう。
昨年までは特に思わなかったが、この枝垂れ桜は寺の建物の入れ方でイメージが変わる。光の具合もあるだろうが、撮り方をもっと工夫しなければと、感じさせられた。
この桜は一度ライトアップしたものを撮りたいと思う。桜のライトアップは2年前のひょうたん桜だけだが、少々の不具合は夜では隠れてしまい、まったく違う雰囲気になる。土曜日の午後に休みが取れれば、来年はやってみたい。
ここでも野鳥の声が聞こえてはいたが、姿を見ることはできなかった。
次に訪れたのは、真光寺。先日も書いたように、ここのウバヒガンが見頃な時期に訪れたことがない。手前の川沿いの桜が見頃だったので、逆にヒガンザクラは盛りを過ぎているだろうかと思った。
訪れた真光寺のウバヒガンは、散り始めており、緑の葉が目立ち始めていたが、いい雰囲気の花だった。
白い花と、薄緑の葉のおかげで、ほかの桜とは異なって感じる。訪れる人がいないせいもあって、静かなたたずまいの桜は、この晴天下でも静穏を感じさせてくれた。
真光寺を後にしたのは10時半。今日は駆け足で桜巡りである。次の目的地は満願寺・シグレザクラ。