今日からブログを始めてみたいと思います。
内容は、週末の風景写真を中心に、気に入った風景を紹介していきます。
最初は、徳島県・半田町の命滝。2月13日の訪瀑記です。
今年は、寒波のおかげで氷瀑を見に出かける機会が増えました。先日訪れた母衣暮露の滝(ぼろぼろのたき)で地元の方に教えていただいたのがこの命滝。
徳島方面の滝訪問でいつもお世話になっている方に情報を頂いて、機会を狙っているとうまい具合に週末に寒波再来。これ幸いと早速訪問。
徳島県美馬郡つるぎ町小井野集落についたのは午前9時10分。邪魔にならないように車を停め、装備をを整えて出発。山道に入ると道は雪に覆われ、途中の簡易水道設備を過ぎると、人の足跡もなく、ただまっ白い雪を踏みしめて歩きます。
目印となる支流との合流点から、支流の沢に沿って進みます。この辺からは道らしきものもなく、障害物を乗り越えながらの前進になります。しかし、いくら進んでもそれらしい滝は見えません。ついに源流近くまで来てしまったので、来た道を戻ります。合流点まで戻って、資料のプリントアウトを見直してみると、別の沢筋であることに気付きます。
気を取り直して、正しい沢に沿って雪道を進みます。途中で沢に張り出した大岩を迂回すると、前方にそれらしい氷壁が! 滝前にたどり着いたのは11時30分。到着まで2時間以上を要したことになります。
少し融け始めて流れる水音が聞こえ、時折氷のかけらが落ちて「シャリーン」と澄んだ音を響かせます。雪の中に三脚を立て、同じようなよう写真を何枚も撮ったところで、昼食。コンビニのおむすびと持参の熱いお茶だけですが、これがいつもの私のスタイル。
しっかり堪能したところで、命滝を後にします。途中記録用にコンパクトデジカメで写真を撮りながら、車まで戻るのに要した時間は40分。たどり着くまで1時間以上を無駄にしていたわけですが、これも初めての滝を訪れる面白さです。
帰る頃には、民家の屋根に積もった雪がほとんど溶け落ちており、いいタイミングで訪れることのできた幸運に感謝しつつ、帰途についたのでした。