風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

荒川選手の金メダルから

2006年02月25日 | フィギュア

ここ数日、早朝からテレビに釘付けになった人は多かったのではないだろうか。
ある都市では、7時頃の一番水道使用量が右肩上がりで伸びる時間帯に、ここ数日は使用量がガタッと落ちたとか。それだけ、朝の時間にもかかわらず台所の手を休めてテレビに見入っていたのではないかというデーターが発表された。
勿論、我が家もテレビを見ながらお弁当を作っていた。

女子フィギュア、荒川選手の金メダルは、予想以上の結果に今や日本中が喜びで大フィーバー中。これから、益々ヒートアップしそうな勢い、、。3月のアイスショーのチケットがネットで5倍の高値になって完売したとか。す、すごい!


私はSPを観てても、荒川選手の美しさには何かをやり遂げそうな予感を感じていた。
今までは、何処か暗い陰のあるイメージが強かったけれど、今回のオリンピックでの彼女は、メダルを取る前から、美しいだけではなく表情が明るかった。笑顔が輝いていて本当に美しいと思った。きっとそれは、内面から来る心の安定、意志の強さ、自分の滑りに対する信念のようなものに裏打ちされて出てくる表情だったんだろうな。

この金メダルから、いろんな人がいろんなことを感じたのではないだろうか。
私もまた、幾つか、教わった気がする。
他人を気にするより、まずは自分だということ。
そして、基本を大事に。一つ一つの部品が集まって全体となることを考えるとき、部品がいい加減なら決して全体は美しくはならない。大きなことをしようとしたって、結局は基本が駄目なら失敗に終わるだけだ。
それから、自分の信念は大事に。自分の目指すもの、これだけは譲れないと言うものを持って、簡単に流される事なくその姿勢を保って行けたら、、とか。
自分の事に勝手に置き換えながら、衝撃的にいろいろな事を感じ、感動させてもらった。
ああ、有り難いことだわ。。。。

やはり金メダルは、いろんな苦労をした人がやっと手にしてこそ、感動も共感も湧くのだと思う。若くて未熟なまま簡単に取れてしまうと、そのあとのプレッシャーに押しつぶされて折角の芽ももぎ取られてしまうことになるに違いない。
荒川選手には、大フィーバーの日本に帰ってきても、どうかその激流に流されないようにと祈りたい。
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