風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

立つ鳥跡を・・

2009年04月03日 | 呟き、思い、独り言
転勤に伴い、職場のデスクから住まいから、引越しはホントに大変なことだろう。
でも、そこにその人の人間性がきっちり現れてしまうのだと思う。

3月末日の終業時間近く、寒い中、洗車し車庫の中までも丁寧に水で清めているAさんがいた。
Aさんの仕事は、車を運転する仕事でもあり、もう長年従事しそのベテランである。
そのAさんは、4月から職種が変わり、車の運転は他の人に引き継ぐ事になった。
その引継ぎに、今までの持ち場をピカピカに整えて渡そうとしていたのだろう。
まさに、「立つ鳥 跡を濁さず」の精神。


昨日は歩いて帰ったので、車では通らない場所や目線から、いろんなものが目に入った。

あるマンションのゴミ置き場には、カーペットや壊れた家具や寝具類が無造作に捨てられていた。
それらはゴミ置き場からはみ出して、昨夜からの雪にびしょ濡れになって散乱していた。
おそらく、転勤で引っ越した方が、無責任に放り出したものだろう。
もう自分達は引っ越していなくなるからと、何の責任も感じない心の人の成す仕業。

「立つ鳥 跡を濁さず」

何が出来なくても、自分の跡始末ぐらいはきっちりやらねば。
コメント
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