青川の里 ~付知川 鮎釣り日誌~
青川(付知川つけちかわ)の里、岐阜県中津川市田瀬地区から鮎釣りや川のこと、地元情報などを。オフにはワカサギ、アマゴ情報も
 



大型連休も終わり久しぶりに仕事をするかと思った矢先、出鼻をくじかれるような雨でした。
午前中は雨間もあったのですが、午後からは段々ひどくなってきて川も少し濁りが出て来たようです。
来週からはまた稚鮎の放流が始まります。
今度は湖産系だそうです。
追いの良さはやはり湖産系が一番と言われておりますが、それをデータで示した研究を今年2月に行われた岐阜県河川環境研究所の研究成果発表会で見せていただきました。
それは資源増殖部の桑田知宣専門研究員が発表された「新規アユ系統の耐病性と釣獲特性について」の中で示された放流割合と採補割合の円グラフです(下の写真)。
この研究は海産系の冷水病に強いという特性と、湖産系の追いが良いという特性を持った新しいアユを作ることを目的としたものでした。
当初海産系50%、湖産系25%、新規系25%の割合で恵那漁協管内のある小河川にマーキングをして放流(左の円グラフ)。
解禁前に電気ショッカーで採補して生存割合を計測(真ん中の円グラフ)。
解禁日に実釣にて採補して計測(右の円グラフ)。
解禁前には全体の10%程にまで減ってしまった湖産系が、解禁日に掛かった鮎の5割以上を占めています。
いかに湖産系が掛かりが良いかということですね。
このグラフには自分もちょっとビックリでした。




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