中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

法事

2024-05-04 23:59:00 | 家族の思い出
 ゴールデンウィークは東京へ。東北道で、反対側の渋滞を眺めつつ南下。常に、世間と逆方向に向かって生きております。

 今回の目的は、法事。と言っても、我が家は無宗教なので、宗派もなければ墓も無し。両親を散骨した業者がやっている「メモリアル・クルーズ」を頼んだということです。

 私の家族4人と弟の家族4人。散骨の時も船を出してくれた船長とその奥さんの案内で、当時の場所へと向かいます。

 五月の東京は穏やかに晴れて日差しは少し強いものの、カラッとした風が心地よい。…と思っていたら、このぐらいの風でも海は波が高くなるものなんですね。途中から上下にも左右にも揺れが強くて、船の外に出ると波しぶきがすごい。しかし、中にいると船酔いをしてしまう。

 ディズニーランドをはるか後方に見るあたり、散骨したポイントに着くと、鐘を10回鳴らしてくれます。そこで止まった船から、清めの水と日本酒(八海山の普通酒でした)を、8人それぞれ海に撒いてから、花びらを浮かべます。

 もっと前に来たかったのですが、コロナでずいぶんと時間が空いてしまいました。散骨してから母は11年、父ももう5年が過ぎたんですね。

 …息子たちはだいぶ歳をとりましたが、孫たちはみな健康でこんなに大きくなりましたよ。

 新木場の「夢の島公園」の船着場に戻った時、船の揺れから解放された安堵感と、かすかな寂しさを感じました。

 また、皆で海を見に来ます。

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