寄り道旅行

　写真が下手なので、サントリーホールの噴水みたいにしか見えないかも知れませんが「華厳の滝」です。

　東京湾での法事の帰りに、せっかくなので家族で日光に一泊したのです。

　日光駅の近くの、ロッヂのような安宿は外国人ばかりでしたが、素泊まりなので気兼ねなく過ごし、翌日は東照宮と華厳の滝。ベタなコースではありますが、京都などに比べると人が少なくて、のんびりできる。

　東照宮は、関東に育った私などには「遠足」のコースですが、娘は初めて。…これも去年の京都に引き続き「日本人だったら当然行ったことがある場所」として押さえておく意味で有益かなと。

　東京に帰る息子には悪いですが、私たちにとっては「帰り道」でもありますし。

　東照宮は、遠足の他にも、ずいぶん前の山響の演奏旅行中にも立ち寄りました。その時は「拝観料」が高いので、外側だけ。しかし今考えると、その頃はまだ安かった。今は物価高の影響もあってか大人2400円。それでも券売機の前には外国人の長蛇の列。…これがインバウンド。私も、いろいろな意味でじっと耐えて並ぶ。

　とはいえ、見た甲斐はありました。徳川家康が祀ってあって「見猿聞か猿言わ猿」ぐらいしか記憶に無かったので、麒麟や龍などの霊獣の彫刻などの説明は面白かった。博物館のような価値もある。

　そして「華厳の滝」。日光から30分ぐらい。中禅寺湖から流れ落ちる滝を、エレベーターで断崖の中を下ったところにある展望台から見上げる。

　今は水量が少ないということで、迫力には欠けるらしいですが「日本三大〜」のひとつ。外国人もこんなに大勢見に来ているわけですから、日本人は一度くらいは見ておいて損はないでしょう。

　ということで、ゴールデン・ウィークは終わり。家族そろって、良い休暇でした。